L-テアニンを摂取すると、脳内にα波がでてリラックス効果があることが、実験で脳波を計測して証明されています。


このリラックス効果以外にも

  • ドーパミンの分泌を促進
  • 緊張を和らげる
  • 不安感を和らげる
  • 緊張感を和らげる
  • うつ病の予防・対策
  • 自律神経を整える
  • 認知症の予防・対策
などの効果が期待できると言われています。

 
今回は、これらのL-テアニンの効果が、本当に期待できるのか?論文の内容を調べてみました。

 

 
L-テアニンは、科学的な検証をした論文が多数、発表されています!

論文発表されているL-テアニンの精神的な効果を紹介します。

「目次を参考に好きなところから読んでね!」

目次を紹介する女性と↓のイラスト

L-テアニンの精神的な効果とは?

L-テアニンは、精神面での効果が期待できる栄養成分ですが、特に、ドーパミンドーパミンといった神経伝達物質を分泌を促すのが注目のポイントです。

ドーパミンとは?

ドーパミンは、三大神経伝達物質の1つで、基本的に「ヤル気、集中力を上げる、ワクワクする」といったような感情に作用することが分かっています。

神経伝達物質の種類

神経伝達物質は、ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンといった3種類があります。この3種類を「三大神経伝達物質」といって、脳内の情報の行き来をするために必要な物質です。

 
具体的な神経伝達物質の感情に関する効果としては、

  • ドーパミン:快感や喜びを感じ、攻撃的になる
  • セロトニン:精神を安定させる、意欲をだす
  • ノルアドレナリン:不安や恐怖、怒りと関係する
といった様な効果があります。

 
もしも、ドーパミンの分泌量が不足すると、ヤル気がなくなる疲労する絶望感気分のむら集中力の欠如倦怠感喜びを感じにくくなるといった感情的に悪影響を起こす可能性があります。

L-テアニンの摂取でドーパミンが増える!?

L-テアニンを摂取すると、脳内のドーパミンが増えることが分かっています。

下記の論文において、L-テアニンの摂取で、脳内のドーパミンが増えると言うことも述べられています。

3 .緑茶成分テアニンによる脳神経作用
 さらにテアニンが血液脳関門を介して脳にも取り込まれ、その含量はテアニンの投与量に比例して増加することがわかった。そこで、脳内へ移行することが明らかとなったテアニンをラットに摂取させたところ、脳内のセロトニンおよびその代謝産物( 5 -ヒドロキシインドール酢酸)は顕著に低下した。
さらにカテコールアミン量が変化することや、脳の各部位で神経伝達物質量が変動することもわかった。例えば、テアニンの脳線条体への投与によりドーパミン放出量は顕著に増加し(図1 )、テアニンがドーパミン作動性ニューロンに対し何らかの作用を及ぼしている可能性が示唆された4 )。これまで、テアニンによるドーパミン放出促進作用に対して、実験動物そのものを用いる(invivo)、脳に直接テアニンを注入する脳微小透析法(ブレインマイクロダイアリシス)、脳切片を灌流する脳切片灌流法(スーパーフュージョン)などを駆使して解析し、また、高血圧低下作用や各種記憶学習試験による改善効果を明確にしたが詳細は省き、次に、ヒトへの影響を述べる。

セロトニンの摂取によるドーパミンの分泌の増加量を表すグラフ参考文献:味と脳の感覚:五感から見た栄養神経科学 食品成分の研究と商品としての機能評価

 
具体的には、上記の論文において、L-テアニンの摂取において、ドーパミン量が増えていることが分かっています。

このように、L-テアニンを摂取する事で、前向きな気持ちになれる可能性が期待できます。

L-テアニンの自律神経や感情への影響とは?

■テアニンの気分状態への影響
テアニン溶液摂取40分後の気分状態の変容をPOMSテストにより調べた(図7)。図7-Aは 、全被験者における蒸留水またはテアニン溶液の摂取前後の気分状態尺度得点の平均値を項目別に表したものである。テアニン溶液摂取により 、[緊張一不安]「抑うつ一落ち込み」「怒り一敵意」項目で有意に得点が低下することが明らかになった。「疲労」「混乱」項目でも得点の低下が見られた。
この傾向をさらに「緊張一不安」項目の高得点者群(図7-B)と低得点者群(図7一C)に着目して気分状態の変容を調べたところ 、高得点者群でテアニン溶液摂取による得点の低下が顕著であることが分かった。
 これらの結果から 、テアニンは気分の変容に影響を及ぼし 、緊張や不安を和らげ 、抑うつ感や落ち込み感を抑制させ 、怒りや敵意を鎮めることに寄与することが示唆された。

テアニン摂取による感情変化のグラフ図緑茶成分テアニンの自律神経活動に及ぼす影響

 
上記の通り、L-テアニンを摂取する事で、感情的に変化が起こることが分かりました。

 

今回の論文によると、L-テアニンを摂取することで感情への影響は、

  • 緊張
  • 不安
  • 抗うつ
  • 落ち込み
  • 怒り
  • 敵意
  • 活気
  • 疲労
  • 混乱
といった感情に変化があることが分かっています。

 
以上のとおり、不安や緊張など、精神的なストレスによる、心が不安になる場合や落ち込みなど、精神的に弱っている人は、L-テアニンの摂取が効果的です。

L-テアニンで認知症の予防・記憶障害の改善効果がある!

また、L-テアニンの効果が期待できる内容としては、「高齢者の認知症の予防」や「記憶障害の改善」といった効果が期待できるようです。

緑茶中のカテキンは強い抗酸化能を有し、カテキン投与によりラットの海馬での活性酸素量を減少させ、空間認知機能を改善したという報告10)や、マウスのコリン作動性神経に関与して記憶を改善したという報告11,12)、マウスの脳委縮が軽減されたという報告13)など、多くの学習記憶や認知機能に関するカテキンの効果報告がある。テアニン投与もラットの脳虚血による記憶障害を改善するという報告14)や、高齢者の認知症予防効果があるという報告15)等がある。緑茶、またはその抽出物のテアニンあるいはカテキンの投与実験は多いが、今回の実験では茶葉全体を摂取できる抹茶を使用し、若い動物を使用した。抹茶の通常の摂取量の約10倍程度と見積もり、0.001%重量比を4~5週間投与したが、学習記憶に効果が見られなかったのは投与期間が短かったか、動物が若齢であったためである可能性が考えられる。
今回の実験の抹茶0.001%重量比投与は、若齢マウスにおいて抗不安作用を示唆したが、学習記憶には影響を及ばさなかった。抹茶にはテアニンやカテキン、ビタミンCなどの他に脂溶性のビタミンEやβ-カロテンなども多く含まれ,これらの効能も含めて今後更なる検討を要すると考える。

参考文献:抹茶投与がマウスの行動に及ぼす影響

上記の通り、論文を書く、専門家のレベルでは、認知症や記憶障害に対してのL-テアニンの効果は十分に期待できることが分かります。

まとめ

L-テアニンを摂取すると、小腸で吸収され脳に到達するのに約30分かかると言われています。実際に、L-テアニンの効果を感じ始めるのでは、約40分以降からですが、その効果は、2時間たっても効果が期待できます。

このように、長時間、効果が期待できるL-テアニンは、脳内でα波を出すことで、リラックスさせることで、心身の状態を良くするのでストレス対策にも効果が期待できます。

そのうえで、ドーパミンの分泌量が増えるので、より前向きに生活が出来るようになるので、うつ病などで落ち込みがちな人も、一度、試してみる価値はある栄養成分ではないかと思いました。
 

食事での摂取を考えているならコチラ
>> 食品で効果的にテアニンを摂取する方法

 

サプリメントで摂取するならコチラ
>> L-テアニンのサプリメントの一覧紹介