アスタキサンチンの一番の特徴、期待できる効果効能としては、強い抗酸化作用です。

その抗酸化力は、ビタミンC約6,000倍ビタミンE約500倍もあるといわれています。

 

 
「美容・健康にとりたい栄養成分!?」

アスタキサンチンの抗酸化力で、身体を酸化させる活性酸素を抑制することで、健康面、美容面の効果が期待できると人気の栄養成分です。

目次を紹介する女性と↓のイラスト

抗酸化力とは?

抗酸化力とは、何でしょうか?

「抗酸化力」を理解するためには、「活性酸素」について理解する必要があります。

活性酸素とは?

人間は、「呼吸で酸素を吸う」「激しい運動をする」「ストレスを感じる」などで、体内に活性酸素が発生します。

活性酸素が発生すると、体内の細胞が錆(さ)びて、老化の原因になります。

 

「活性酸素」と「抗酸化力」の関係

体内で活性酸素が発生し、細胞が老化する(錆びる)のを抑制するのが抗酸化力です。

アスタキサンチンの抗酸化力で、活性酸素の働きを抑制することで、細胞の酸化、老化を予防する効果が期待できます。

期待できる効果・効能

アスタキサンチンの期待できる効果効能としては、「抗酸化作用」「抗炎症作用」があるといわれています。

さらに、これまでの研究によっては、抗酸化作用抗炎症作用免疫を活発にする抗がん作用などが示唆されています。

アスタキサンチンとは?

アスタキサンチンとは、微細藻類とも呼ばれます。

その特徴は、鮭やエビに含まれる赤色の色素で、トマトに含まれるリコピン、人参などの緑黄色野菜に含まれるβ-カロテンなどと同じ、カロテノイドの一種です。

カロテノイドとは?
赤色、橙、黄などを示す天然の色素の一群こと

含まれる食品・食べ物とは?

アスタキサンチンは、天然の食材から摂取することができます。

加熱すると赤くなるのが特徴

アスタキサンチンは、70度以上で加熱すると赤くなる性質があります。

 
実際に、アスタキサンチンが含まれている食べ物としては、

  • 桜エビ:7.0mg
  • オキアミ:3.0~4.0mg
  • 紅鮭:2.5~3.7mg
  • イクラ:2.5~3.0mg
  • 金目鯛:2.0~3.0mg
  • ギン鮭:2.3mg
  • 毛カニ:1.1mg
  • 甘海老:0.8~1.0mg
  • キングサーモン:0.9mg
  • すじこ:0.8mg
  • 車海老:0.6~0.7mg
などの食品に多く含まれています。

上記は、100g当たりに含まれる量です。

 
ただし、アスタキサンチンは、赤色の部分にのみ存在します。

この為、カニやエビは、殻が赤く、身の部分は白いので、アスタキサンチンが含まれている量は少ないです。

鮭やオキアミ、イクラなど、加熱して身が赤い部分に多く含まれています。

アスタキサンチンが含まれていない食べ物

アスタキサンチンは、赤い部分に含まれています。この為、赤みの魚であるマグロやカツオにも含まれていると思う人もいると思います。

しかし、マグロやカツオといった赤身の魚には、アスタキサンチンは含まれていません。

アスタキサンチンは、70度以上で加熱して、赤くなるモノに含まれています。

海のモノしかアスタキサンチンは入っていない!?

赤い食べ物と言えば、リンゴやトマトなど色々とありますが、残念ながら、野菜など陸上でとれる食べ物にはアスタキサンチンは含まれていません。

アスタキサンチンは、「ヘマトコッカス藻」という藻に含まれています。このため、海のモノしか含まれていません。

本来、鮭は、マスと同じ白身の魚です。しかし、ヘマトコッカス藻を餌にするオキアミやエビ食べることで、筋肉にアスタキサンチンを溜めこむことで身が赤くなります。

アスタキサンチンが含まれる食品は少ない

上記でも紹介しましたが、アスタキサンチンが含まれる食材は、あまり多くありません。

具体的には、桜エビオキアミイクラ金目鯛などで、毎日、継続してアスタキサンチンを摂取しようと思ったら、紅鮭など同じような食材を継続して食べつづける必要があります。

食事で摂取する時のオススメな方法

アスタキサンチンは、体内で抗酸化作用を発揮するときに、自らが酸化してしまいます。

しかし、ビタミンCと一緒に摂取することで、酸化したアスタキサンチンを元に戻すことができます。

この為、ビタミンCを含んでいる

  • レモンの果汁
  • ピーマン
  • アセロラジュース
  • 大根おろし
  • モロヘイヤ
  • ブロッコリー
などと一緒に食べると効果的です。

アスタキサンチンの大量製造が可能になった

以前は、アスタキサンチンは、食事で摂取するしかありませんでした。

しかし、ヘマトコッカス藻と言われるアスタキサンチンを含む藻類を大量に培養することができるようになり、アスタキサンチンの生産が大量にできるようになりました。

大量のアスタキサンチンの生産が可能になったことで、サプリメントや化粧品の生産が可能になりました。

毎日、とりたいならサプリメントが便利

アスタキサンチンが含まれている食べ物は、あまり種類はありません。

経済的に、毎日食べ続けやすいのは紅鮭ですが、毎日、紅鮭を食べるのは難しいと思います。

この為、毎日、継続してアスタキサンチンを摂取したい場合には、サプリメントが便利です。

化粧品でアスタキサンチンを使うメリット

化粧品で、アスタキサンチンを肌に塗ることで紫外線によるコラーゲン線維の破壊を防ぐことで、シワ、たるみを予防する効果が期待できます。

また、メラニンの生成を抑制することで、シミ予防、美白なども期待できます。

さらに、活性酸素を抑えることで、過度な肌の老化を予防し、肌のエイジングケアも期待できます。

他の抗酸化成分より効果が期待できる理由

アスタキサンチンは、ビタミンC、ビタミンE、βカロテン、リコピン、ルテインなど他の抗酸化物質と比べても抗酸化力が強い成分だといわれています。

例えば、水溶性のビタミンCは、細胞膜の外しか存在できません。脂溶性のビタミンE、βカロテンは、細胞膜の内側にしか存在できません。

しかし、アスタキサンチンは、細胞膜全体に位置することができるので、ビタミンCやビタミンEなどがカバーできない部分の活性酸素を捕まえることができます。

アスタキサンチンの作用、効果とは?

ここでは、どのようにして、アスタキサンチンが抗酸化作用を発揮するのか?その作用について、効果効能の説明部分よりも詳しく紹介します。

アスタキサンチンは、特に抗酸化力が高いといった特徴があります。

そのため、紫外線や活性酸素、ストレスなどによる酸化から細胞を守ると考えられています。

 
具体的にアスタキサンチンの作用としては、

  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用
  • 脳機能改善作用
  • 血管壁を守る
  • 運動後の筋肉疲労の軽減
  • 眼精疲労の改善・予防
  • 美容効果
といったような効果、効能が期待できます。

 
上記のとおり、アスタキサンチンの作用としては、色々な効果、効能が期待できます。

抗酸化作用

アスタキサンチンは、細胞膜内部と表面で抗酸化力を発揮し、細胞膜全体を活性酸素から守り、細胞膜の破壊を防ぐ、抗酸化作用があります。

抗炎症作用

細菌やウイルスなどに感染したり、アレルギー反応、紫外線などにより、体内で活性酸素が発生すると、炎症が活性化することが分かっています。

この為、アスタキサンチンを摂取して、活性酸素の働きを抑制することで、抗炎症作用も期待できます。

脳機能改善作用

ラットを使った試験で、脳の血流を止めたのち、血流を再開させ酸素の供給が行われると大量の活性酸素が発生したことで、脳の細胞死が起こります。

このラットに対して、アスタキサンチンを摂取させたところ脳内の活性酸素の発生を抑制し、脳細胞の死滅部分が見た目に減少していることが確認されています。

血管壁を守る

アスタキサンチンは、脂肪に溶ける性質があります。この為、血液中のLDL悪玉コレステロールの酸化を抑えることで、血管壁を守る効果が期待できます。

また、中性脂肪や血糖値の低下なども期待できます。

運動後の筋肉疲労の軽減

ランニングのように、長時間、激しい動きをすると活性酸素が発生します。

活性酸素が発生すると、筋肉細胞の損傷が大きくなり、筋肉疲労や筋肉痛を起こす原因になります。

このため、アスタキサンチンで活性酸素を抑制することで、筋肉痛や筋肉疲労を軽減します。

美容効果

アスタキサンチンを経口摂取した試験によると、皮膚の水分量、弾力性、シワが改善したという結果がでています。

紫外線を浴びると、皮膚のコラーゲン線維が遮断され、肌の弾力が失わたり、色素沈着を引き起こします。

これらの紫外線の刺激から、アスタキサンチンは、肌を守ることで、シワ、ハリ、シミ、たるみ、などの対策する効果が期待できます。

眼精疲労の改善・予防

眼球の網膜、黄班部は、目から光りが集まる部分で、視力にとって重要ですが、その分、活性酸素も発生しやすい部分です。

アスタキサンチンは、網膜や黄班部などの目の中にある活性酸素を除去する作用が期待できます。

動物実験の成果

アスタキサンチンの効果について、動物実験を行ったところ

  • 脂肪蓄積抑制
  • インスリン抵抗性改善
  • 脂質異常症の改善
  • 高血圧の改善
については、作用が認められたと言われています。

摂取量

アスタキサンチンは、1日に6mgを目安に摂取するといいようです。

鮭の切り身の場合は、およそ2切れに含まれる量です。

ただし、臨床試験では、6mg、12mg、18mgの投与した例があります。

摂取方法

アスタキサンチンは、短期間での摂取では効果は期待できないので、継続的に摂取するのが大切です。

また、体内で利用される割合は、食事をする前よりも食事をした後に摂取した方が高くなるようです。

できるだけ色々な食品から摂取するのが効果的

カロテノイドは類は、体内での吸収時に、相互に影響するので、特定のカロテノイドのみを大量に摂取するよりは、色々な食品、食べ物を組み合わせてアスタキサンチンを摂取する方がいいです。

注意点・副作用

トマトや人参などのカロテノイドを含む食品とアスタキサンチンを同時にとると、アスタキサンチンの吸収が低下する可能性がります。

また、アスタキサンチンは、喫煙によって、体内で使用される割合が低下するので、禁煙をオススメします。

安全性

鮭などの天然の食材で、アスタキサンチンを摂る場合は、摂取量内であれば安全に摂ることができます。

サプリメントで飲んだり、化粧品で塗布する場合の安全性は不明ですが、特に、適切な品質の製品であれば、用法、用量を守れば、2010年時点では、特に問題は報告されていません。

妊娠中、授乳中の人は、使用は避けた方がいいと言う人もいるので、摂取前は医師に確認しましょう。

語源・発見

リヒャルト・クーン(Richard Kuhn)というノーベル化学賞を受賞した生化学者が、1938年に、ロブスターの甲羅と卵から赤い色素を発見し、初めてアスタキサンチンを見つけかりました。

アスタキサンチンは、カロテノイドの一種です。このカロテノイドは、「カロテン」と「キサントフィル」に分けることができますが、アスタキサンチンは、「キサントフィル」に属します。

そして、アスタキサンチンを発見したロブスターの属名の「アスタクス(Astacus)」と「キサントフィル(xanthophyll)」を組み合わせて「アスタキサンチン(Astaxanthin)」といった名前になりました。

まとめ

アスタキサンチンの効果効能、作用としては、「強い抗酸化作用」が特徴です。

抗酸化作用によって、体内の酸化を防ぐことで、様々な効果、効能が期待できます。

特に他の抗酸化物質と比較すると、アスタキサンチンは、細胞の表面と内側の両方から作用できる分、抗酸化作用が強いといった特徴があります。

もしも、美容、健康を維持したい場合には、アスタキサンチンを上手く活用するといいです。