ピーリングの種類には、どのようなモノがあるのか?について紹介します。ピーリングは、種類によって色々な特徴があるので、「比較的に安心して使えるモノ」、「使用はオススメできないモノ」なども紹介します。
 
ピーリングという言葉は目にする機会が、たびたびあるのですが、私の場合は、最初に手にした商品がピーリングジェルでした。

ジェルを塗るって、クルクルするとお肌の角質が消しゴムのカスのように取れるのがピーリングだと思っていました。
目次を紹介する女性と↓のイラスト

スポンサーリンク

ピーリングの種類

しかし、ピーリングについて調べてみると、

  • 固形石鹸のピーリング石鹸
  • スクラブ洗顔で粒々が入っているモノ
  • 塗った後は放置してから洗い流すモノ
  • 化粧水でふき取るモノ
  • 塗るだけの美容液になっているモノ
  • 擦って、角質を剥がすモノ
  • 酸で溶かすモノ
  • レーザーを使うモノ
  • ダイヤモンドを使うモノ

 
と言ったように色々なモノがあることが分かりました。

基本的には、全て、肌の表面の古い角質を取り除く為という意味では、同じピーリングですが、調べると、「方法」、「成分」などで、色々な種類に分類できますね。

効果が強力なピーリング

レーザーやダイヤモンドを使うモノというのは、皮膚科やクリニックなどの専門的なところで行っている方法です。

どうしても消せないニキビ跡など、市販のピーリングではどうにもならない場合に利用することになります。
 
ケミカルピーリングの施術中の絵

自宅用と皮膚科用のピーリングは使い分ける

毛穴の黒ずみやお肌のくすみなどが気になる場合には、まずは、自宅で出来るピーリングから試すと良いと思います。

皮膚科やクリニックで行う場合は、それなりに強力な治療になるので、痛い思いもしますし、お値段も高くなるので、最終手段と言った感じですね。
 
自宅で自分で行うセルフピーリングの場合は、最近、主流となっているのは、比較的お肌に優しいとされているフルーツ酸(AHA)が主流になっています。

薬剤を使うピーリングと物理的なピーリングの種類

ピーリングは、薬剤を使うモノ、物理的に行うモノといった視点でも種類を分類することができます。

薬剤を使うピーリング

薬剤を使うピーリングをケミカルピーリングと言います。美容皮膚科やクリニックなどでは、薬剤の濃さや種類を調整することで、取り除く古い角質の調整が行われます。

ケミカルピーリングの中でも特に、安全性が高いものは、「ピーリング石鹸」、「ピーリングジェル」という形式で、市販品として、ドラッグストアや通販サイトで購入が可能です。

物理的なピーリング

物理的なピーリングは、ダイヤモンドやクリスタル、水酸化アルミニウムと言ったような硬い粒状のものを使う場合です。

なお、レーザーを使うピーリングについても物理的なピーリングに分類されるみたいですね。物理的ピーリングは、基本的に、皮膚科やクリニックで行う方法です。

成分によるケミカルピーリングの種類

ケミカルピーリングの場合には、成分によって種類種類を分けることが出来ます。大きく分類すると「AHA」と「BHA」の2つに分けることが出来ます。

AHAの成分のピーリング

AHAは、アルファヒドロキシ酸の略で、グリコール酸、リンゴ酸、乳酸、クエン酸などが成分です。果物やサトウキビ、発酵乳、ワインなどに含まれる天然成分で作られている酸なので、フルーツ酸とも呼ばれています。

天然成分で出来た酸なので、安全性が高いので、自宅で出来るピーリングの場合には、AHA配合のものが多いです。

AHAのピーリングの原材料は?

具体的には、グリコール酸は、ピーリングで最も多く使われている成分です。原料としては、サトウキビ、パイナップル、テンサイなどから作られます。グリコール酸の特徴は皮脂分泌の抑制効果がある点です。

リンゴ酸は、リンゴから見つかった酸でマイルドなのが特徴です。その為、化粧品などにも利用される事があります。

乳酸は、ミルクなどから抽出されるさんで、剥離効果が穏やかなのが特徴です。クエン酸は、レモンなどの柑橘系に含まれている酸で、肌に優しい穏やかな作用があります。

BHAの成分のピーリング

BHAとは、ベータヒドロキシ酸の略で、サリチル酸マグロゴールやサリチル酸エタノールがあります。

サリチル酸マグロゴールは、角質に対して作用する為に皮膚科や美容皮膚科で使われることが多いピーリング剤です。

これに対して、サリチル酸エタノールは、皮膚の奥の真皮まで作用することから、非常に強い浸透性があります。この為、日本人の肌には向いていないとされています。

美容皮膚科やクリニックで行うピーリングの種類は?

皮膚科やクリニックなどでピーリングを行う場合には、ここで紹介した以上に、さらに色々なピーリングが開発されています。

実際に、美容皮膚科などでピーリングを行う場合は、「ダイヤモンドやクリスタルの粉で削る」、「強力な薬剤で溶かすケミカルピーリング」のような方法が多いように感じます。

家庭用のピーリングとは、効果がはるかに高いのですが、施術後は、一定期間、皮膚が赤く腫れあがる事も多いので、皮膚科やクリニックでピーリングを行う場合には、信頼できる腕のいい医者を探すのが大切です。

自宅で行う場合のピーリングの種類

自宅でピーリングを行う場合は、

  • ジェルタイプ
  • 石鹸タイプ
  • スクラブタイプ
  • 拭き取るタイプ

 
の4種類があります。

ジェルタイプのピーリング

ジェルタイプのピーリングは、酸の薬剤が入っているジェルのピーリングです。顔にのせているだけ、または、マッサージしてから洗い流します。

主な成分は、AHAとBHAに分かれます。AHAは、天然成分のリンゴやレモン、ミルクなどを原料に作成した酸でピーリングするので、比較的にお肌に優しいので自宅で行うセルフピーリングは、AHAを使っているモノがよく目につきます。

BHAは、強力な成分なおで美容外科などで使われます。

石鹸タイプのピーリング

石鹸タイプのピーリングは、ピーリング成分が石鹸の中に入っているモノです。石鹸を泡立てて、洗顔をすることで、ピーリング効果が得られます。

スクラブタイプのピーリング

スクラブタイプは、微細な粒々が入っているピーリングで、この粒によってお肌を削るようにして古い角質を取り除きます。

お肌への刺激が強いので、色素沈着などの原因になる事もあるので注意が必要です。

拭き取るタイプのピーリング

拭き取るタイプは、拭き取る時の刺激が肌に良くないです。拭き取る刺激を継続して行っていると、色素沈着により、肌にシミやくすみができる可能性があるので注意が必要です。

まとめ

ピーリングにも色々な種類がありますが、自宅で使う場合は、安心して使うことが出来るAHAの「ジェルタイプ」や「石鹸タイプ」の市販のピーリング剤がオススメです。

ただし、比較的に安心、安全な市販されているピーリングと言っても、使い方を間違えると、お肌の状態がひどくなるので、注意点や副作用などは理解して使いましょう。
 
※ピーリングの副作用について参考になるページです
ピーリングで起きる副作用とは?原因と対処方法

 

ピーリングの種類にも色々とあるので、安心して使えるピーリング剤を選ぶのがお勧めです。