お肌にシミやくすみ、小じわなどの肌の悩みがでてきた原因が、年齢の経過による新陳代謝の低下であれば、お肌のターンオーバーを化粧品の美容液や化粧水で促進して肌細胞の再生を促すことで、お肌の悩みの解消が目指せます。

特に、加齢や肌トラブルが原因で、肌の表面に古い角質が溜まり、皮膚が分厚くなっている場合には、お肌のターンオーバーを促進させる化粧水、美容液、乳液、クリームなどの化粧品を使うのが1つの解決策だと思います。ここでは、お肌のターンオーバーを促進する効果がある美容液や化粧水などの化粧品を選択する時に参考になる成分について紹介します。

美容液や化粧水などの化粧品を購入する時に、お肌のターンオーバーを促進する効果が期待できる成分を選ぶことで、お肌の若返り、アンチエイジング、美肌、肌トラブルの解消を目指すことが出来ます。
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お肌のターンオーバーを促進・促す化粧品の成分とは?

お肌のターンオーバーを促進して、肌細胞の生まれ変わりを促す効果が期待できる美容液や化粧水、乳液、クリームなどの化粧品に使われている成分を紹介します。

それぞれの成分が、実際に、どのように効果が期待できるのかについても紹介しているので、あなたに必要だと思う成分が配合されている化粧品を選ぶときの参考になると思います。

肌の細胞を活性化してお肌のターンオーバーを促す効果が期待できる成分

お肌のターンオーバーを促進する効果が期待できる成分とは

  • ビタミンA(レチノール)
  • ビタミンC誘導体
  • ビタミンE
  • プラセンタ
  • 酵母エキス
  • 酵素
  • アミノ酪酸(ガンマーアミノ酪酸・GABA)
  • リボフラビン(ビタミンB2)
  • パンテノール

 
といったような成分が配合されている化粧水や美容液、乳液、クリームなどの化粧品です。

ビタミンA(レチノール)

ビタミンA(レチノール)の効果は、皮膚や粘膜(鼻や喉など)などの皮膚細胞の代謝を促進する効果や肌の修復作用があるため、お肌のターンオーバーを促進する効果が期待できます。また、お肌のハリや肌荒れ、乾燥などの肌トラブルへの効果も期待できます。

ビタミンA(レチノール)は、肌に付けることで、一部がレチノイン酸に変わります。レチノイン酸の効果は、お肌のターンオーバーを促進して、コラーゲンの生成を促す効果です。レチノイン酸は、医師しか処方できないので効果は高いですが副作用も注意が必要です。

ビタミンA(レチノール)は、肌につけることで、その一部がレチノイン酸に変わることで、お肌のターンオーバーを促す効果やコラーゲンの生成を促進する効果が期待できます。レチノイン酸と比べるとビタミンA(レチノール)の効果は劣りますが、その分、副作用も出にくいので医師以外でも取扱いが可能になっています。

レチノイン酸

レチノイン酸は、医師の処方が必要な成分なので化粧品には入っていません。「ビタミンA(レチノール)」のところで、「レチノイン酸」が出てきたので、追加で説明する為に紹介しておきます。

レチノイン酸は、肌内部のコラーゲンやヒアルロン酸の生成を活性化する作用があり、お肌のターンオーバーを促進する効果があります。その効果が高いことから、医師が処方する必要があります。

この為、ニキビ跡などの肌トラブルが深刻で、お肌のターンオーバーを促進せて治したい場合には、美容皮膚科など専門医に相談してレチノイン酸を処方してもらう必要があります。注意点としては、効果が高い分、使い方を間違えると副作用も大きいです。医師と相談して正しく使う必要があります。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCを肌の奥まで浸透しやすくした成分です。ビタミンC誘導体の効果は、お肌のターンオーバーの促進と、お肌のハリや潤いと関係があるコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの生成を促す効果が期待できる点です。

その他にも抗酸化作用による老化防止や美白効果などもあると言われており、アンチエイジングなどの人気化粧品などにも使われている成分です。

人間の皮膚には、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンを生成する役割の線維芽細胞という細胞があります。この線維芽細胞は、加齢とともに新陳代謝が落ちることで、作り出すコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の量が減ってしまいます。肌内部のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の量が減ると、深いしわやたるみの原因になります。

そこで、ビタミンC誘導体を美容液や化粧水などの化粧品で、肌に直接補うことで、線維芽細胞を活性化させます。すると、線維芽細胞から作られるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の量が増えるで、お肌にハリと潤いが戻るという仕組みです。このように肌に必要な成分を効率的に作ることからお肌のターンオーバーの促進にも効果が期待できるのがビタミンC誘導体という成分です。

ビタミンE

ビタミンEに期待できる効果は、新陳代謝を高めたり、血液循環の促進です。血液循環と新陳代謝を促すことから、お肌のターンオーバーを促進する効果も期待できます。

ビタミンEは、抗酸化作用もある事から、活性酸素などの肌の酸化を防ぐ効果があると言われています。この為、肌の老化の防止、アンチエイジングにも効果が期待できます。

プラセンタ

プラセンタとは、豚や羊、馬などの胎盤から抽出される成分で、アンチエイジング化粧品などに含まれています。プラセンタの効果としては、細胞分裂を活性化させて、新陳代謝を促進することで、お肌のターンオーバーを促す効果が期待できます。

細胞分裂の活性化や新陳代謝の促進を行うことから、シミやニキビ跡、皮膚の傷などの治りも早くなるとも言われています。また、ダイエットや美容効果などのサプリメントでも注目を集めている成分です。

酵母エキス

酵母エキスとは、アミノ酸やビタミン類が豊富に含まれている成分です。酵母エキスは、パン酵母から抽出できます。酵母エキスの効果は、肌細胞を活性化させて新陳代謝を促進するので、お肌のターンオーバーを促す効果が期待できます。

また、肌のバリア機能を整えることで、肌からの水分の蒸発を防ぐ保湿効果も期待できます。この為、ニキビやシミ、シワなどに有効に働きかけると言われています。

酵素

酵素は、肌細胞の活性化、循環を良くする事で、新陳代謝を促進する効果があると言われています。その為、お肌のターンオーバーを促す効果が期待できるので、アンチエイジング化粧品に使われたりします。その他の酵素の期待できる効果としては、皮膚の傷、皮膚炎、やけど、水虫などがあります。

酵素の一番の特徴は、他の化粧品に使われる成分との作られ方の違いです。他の化粧品の成分は化合物として作られます。しかし、酵素は、果実酒を作る時と似た方法で、発酵させて自然の製法で作ります。

自然な製法で発酵させて作ることから、刺激が少ないので、肌が弱い人でも使いやすいです。また、発酵の過程で低分子化されているので肌への浸透に優れています。

アミノ酪酸(ガンマーアミノ酪酸・GABA)

ガンマーアミノ酪酸(アミノ酪酸)とは、食品に含まれているGABA(ギャバ)です。このアミノ酪酸(ガンマーアミノ酪酸・GABA)は、化粧品にも使われています。その期待できる効果は、皮膚細胞の活性化や血行促進で、細胞の数を増やすことです。その為、お肌のターンオーバーを促す時にも効果が期待できます。

その他にもアミノ酪酸(ガンマーアミノ酪酸・GABA)の配合されている化粧品を使うことで、肌の水分量が増えたとも言われており、肌荒れ、乾燥対策にも効果が期待できます。

リボフラビン(ビタミンB2)

リボフラビンとは、ビタミンB2の事で、牛乳などから抽出して化学合成で作られる成分です。ビタミンB2は、美肌と関係があることから、美肌ビタミンとも言われています。化粧品に配合される時には、ビタミンB2ではなく「リボフラビン」と呼ばれます。

リボフラビン(ビタミンB2)は、たんぱく質の合成に関係しており、皮膚が本来持っている機能を取り戻し正常に保つ効果があると言われています。この為、お肌のターンオーバーを促進する為に、お肌の健康状態を維持するのに効果が期待できます。

特に効果が期待できる身体の部位としては、皮膚や爪、髪の毛です。その為、皮膚や爪、髪の毛を健康に保ちたい場合には、リボフラビン(ビタミンB2)配合の化粧品がお勧めです。もしも、リボフラビン(ビタミンB2)が不足すると口唇炎や口角炎が起こりやすくなります。

パンテノール

パンテノールは、皮膚の細胞を活性化させて、新陳代謝を促すことから、お肌のターンオーバーの促進効果が期待できます。特に、パンテノールの美容に関連する効果としては、肌や頭皮に受けた傷などのダメージの修復を早める点です。

また、細胞を活性化させる効果により、かゆみの防止、肌荒れ防止、日焼け防止、育毛などの効果も期待できます。さらに、パンテノールには、高い保湿作用もあるので、肌の乾燥やかぶれ、あかぎれなどにも有効だと言われています。

お肌のターンオーバーを促進は化粧品以外も重要

お肌のターンオーバーを促す化粧品として、美容液、乳液、化粧水、クリームなどを使う事も大切です。特に、化粧品の場合には、肌に直接与えることで、その効果がダイレクトに肌に浸透できるのが特徴です。

今回、お肌のターンオーバーを促進する効果がある化粧品の成分を紹介しました。この成分の中には、お肌のターンオーバーを促す為に、食事や食品、サプリメントなどで、摂取する場合でも効果が期待できる成分も含まれています。

食事やサプリメントとして摂取する場合は、カラダの中から作用させる為に大切ですが、目的のお肌の為にだけ使われるわけではありません。この為、食事やサプリメントで栄養補給をするのは大切ですが、より綺麗な美肌を目指したい場合は、化粧品として必要な成分をお肌に直接与える事も大切だと思います。

そのうえで、化粧品と食事以外にも、日々の睡眠や運動、ストレスなどの生活習慣を整えることで、はじめてお肌が健康的に綺麗になります。化粧品や食事以外にもバランスのとれた生活を心がけるのが重要です。

まとめ

綺麗なお肌を作り、肌トラブルを防ぐためには、化粧品選びも大切ですが、それ以外にも栄養バランスが取れた食事や十分な睡眠、適度な運動、ストレスの解消など、総合的にバランスがとれた生活ができてこそ、お肌のターンオーバーが整い、美肌を手に入れることが出来ると思います。

睡眠不足、栄養不足、ストレスが多いような状態で、良い化粧品を使っても、たいして効果は期待できません。まずは、生活習慣を整えたうえで、化粧品選びをこだわりましょう。

そのうえで、お肌のターンオーバーを促進したい場合には、美容液、化粧水、クリーム、乳液などの化粧品を選ぶときに、どのような成分が配合されているのか?どう肌細胞の生まれ変わりを促すことが出来るのか?を知ったうえで、必要な成分が入っている化粧品を選ぶのが大切だと思います。