目の疲れに効く、疲れ目、解消のツボを紹介!
パソコンやスマートフォン、読書など、細かい文字を長い時間、見ていると、目が使い過ぎて辛いですよね。でも、仕事や勉強、趣味で、仕方なく目を酷使している人も多いと思います。
実際に、目を使い過ぎると
- 目が疲れて辛くなる
- 目の奥が痛くなる
- 頭痛がする
- 首や肩がこる
- 気分が悪くなる
といった様な、辛い思いをしている人が多いと思います。
そんな目の疲れに悩んでいる人に、効果が期待できるツボを紹介します。
私も、仕事でパソコンを1日中、使っていると、目が辛くなり、その後、「肩や首がこり」「頭痛になり」「気分が悪くなる」といった症状に悩まされました。
そんな時に、即効で、スッっとすることができたのが、目に効くツボの指圧です。
ツボの指圧は、仕事中や入浴中など、どこでもできるので便利です。
今回は、私が目が疲れた時に、実際に、押しているツボを中心に、オススメなツボをまとめて紹介します。
「好きなところから読んでね!」
自分で指圧しやすい順番の「顔のツボ」「首のツボ」「手のツボ」「腕のツボ」「足のツボ」で、疲れ目に効くツボを順番に紹介します。
ツボを押すときの基本
目の疲れに効く正しく押す為に、ここでは、ツボ押しの基本を紹介します。
もしも、ツボ押しをする場合には、ツボを押す時の基本、注意点、「ツボを押しNGのタイミング」を学んでから実践してください。
ツボ押しの基本
ツボを押すときは、基本的に優しく、ゆっくり押すのが基本です。
基本的なツボの押し方は、
- 指のはらで押す
- 押す強さは、ほどよい刺激、やや強め
- 押す時間は、ひと押し3秒~5秒
- 押すときは、ゆっくり押して、ゆっくり離す
- ツボを押す時間は、数十秒から数分
といった方法が基本になります。
また、左右対称にあるツボは、左右セットで、均等に、同じように押します。
ツボの指圧方法
ツボを押すの押し方は、指のはらが基本です。ここでは、指のはら、それ以外の指圧方法を紹介します。
具体的なツボの指圧方法としては、
- 押す:指のはらで押す
- もむ:指全体、手の平でもむ
- たたく:手の平、こぶしで軽くたたく
といった押し方が基本になります。
もしも、ツボのある位置が痛い場合には、押さずに、軽くさするだけでも効果が期待できます。
ツボ押し時の注意点
ツボ押しをする時の注意点を紹介します。
ツボを押すときの注意点としては、
- チカラまかせに押さない
- 長時間、同じツボを押さない
- 同じツボを押しすぎない
といった注意点があります。
ツボを押すのがNGのタイミング
体調や状態によっては、ツボ押しがNGのタイミングがあります。
具体的に、ツボ押しがNGのタイミングとしては、
- 妊娠中
- 飲食後30分以内
- 飲酒後
- サウナから出て30分以内
- ツボ周辺がケガをしている時
- ツボ周辺が火傷している時
- 発熱がある時
- 手術をした後
といった時は、ツボ押しNGです。
ツボ押しをする時は、「正しい押し方」「注意点」「NGなタイミング」を守って、安全なツボ押しをしましょう。
顔にある目の疲れに効くツボ
まずは、目の近くにある顔のツボを紹介します。特に、目の疲れには、目の周辺のツボの指圧は、比較的にすぐにスッとした感覚を得やすいと思います。
①清明(せいめい)
清明(せいめい)は、目の疲れを解消するツボとして有名です。目が疲れた時に、なんとなく押してしまうツボです。
●ツボの位置
清明(せいめい)のツボの位置は、目頭(めがしら)の少し上、鼻の根元の上のくぼんだ当たりです。
●ツボの押し方
片手の人差し指と親指で、鼻をはさむように押します。押すときは、鼻筋の方に力を入れるのがコツです。目の方に力を入れて眼球を押さないように注意しましょう。
②攅竹(さんちく)
攅竹(さんちく)は、屈折異常などの近視の人、老眼の改善、遅らせるにも良いツボです。「目の不自由な人をたすける竹枝が集まっている」という意味があるぐらい目に良いツボです。
●ツボの位置
ツボの位置は、眉毛の鼻側のはしにあります。指で触ると、凹んでいる部分があるので、そこが攅竹(さんちく)のツボです。
●ツボの押し方
攅竹(さんちく)のツボを押す時は、親指を使うと押しやすいです。親指のはらで、押し上げる様に押すと良いです。
③陽白(ようはく)
陽白(ようはく)は、神経の疲れに効くツボです。特に、眼精疲労の予防効果が期待できるので、指圧することで、目がスッキリする効果が期待できます。
●ツボの位置
ツボの位置は、まっすぐに前を見たときに、黒目からまっすぐ上、眉毛の上2センチの額にあります。
陽白(ようはく)のツボは、くぼみが小さいので、他のツボよりも分かりにくいです。軽く押して痛みがある部分がツボの位置です。
●ツボの押し方
陽白(ようはく)のツボの押し方は、手の平を顔に向けて、中指で指圧します。薬指と人差し指は、軽く添えて、指がズレないように安定させます。
ツボを押すときは、3秒~5秒、ゆっくりと押します。少し痛いが気持ちイイ程度で押し、強く押さないのがポイントです。
④魚腰(ぎょよう)
魚腰(ぎょよう)は、乱視、老眼、白内障、眼筋まひに効くツボとして知られています。このツボを押すと、目の周囲にある筋肉を刺激することができます。
●ツボの位置
別名「眉中(びちゅう)」というツボで、眉毛の真ん中にあるツボです。
●ツボの押し方
ツボの押し方は、親指を、下から眉毛の骨を押し上げる様に指圧します。眼球を押さないように注意しましょう。
魚腰(ぎょよう)のツボは、神経が近くまで来ているツボなので、チカラを入れすぎないように優しく押すのが大切です。
⑤糸竹空(しちくくう)
※下の横顔の写真にもツボの位置を表示しています。
糸竹空(しちくくう)のツボを押すと、気分がスッキリする効果が期待できます。期待できる効果としては、目の充血、頭痛、眼精疲労の予防などです。
●ツボの位置
このツボは、眉毛の端、まゆ尻の部分にあります。押してみると少しくぼみになっています。
●ツボの押し方
糸竹空(しちくくう)は、両手で顔をはみ、手を安定させて、人差し指のはらで指圧します。
⑥太陽(たいよう)
太陽(たいよう)は、別名「眼医者ごろし」と言われるツボで、といわれるほど、目に良いツボです。特に、老眼、頭痛、偏頭痛などに効果が期待できます。
●ツボの位置
ツボの位置は、眉毛の端(まゆ尻)と目尻の中間地点から、すこし耳の方にあります。
●ツボの押し方
両手の手の平で、顔をはさみ、手の平がズレないように固定して、人差し指でツボを押します。目の知覚なので、眼球を押さないように注意します。
ツボを押すときは、3秒~5秒、ゆっくりと押すのを何度か繰り返します。
⑦客主人(きゃくしゅじん)
※下の横顔の写真にもツボの位置を表示しています。
客主人(きゃくしゅじん)のツボは、目が疲れたときに押している人が多いツボです。
●ツボの位置
目ともみあげの間、こめかみのあたりにあるツボです。
●ツボの押し方
両手の手の平で顔をはさむようにし、手が固定している状態で、人差し指や中指で、円を描くように押します。
⑧瞳子りょう(どうしりょう)
※下の横顔の写真にもツボの位置を表示しています。
瞳子りょう(どうしりょう)は、眼精疲労、目のかすみ、目の充血、眼精疲労からの頭痛などに効果が期待できるツボです。
●ツボの位置
目尻から、親指半分ぐらい耳の方にあります。
●ツボの押し方
手の平で顔をはさみ、手を固定して人差し指や中指で軽く押します。目の近くにあるので、眼球を押さないように注意します。
⑨承泣(しょうきゅう)
承泣(しょうきゅう)は、近視、遠視、乱視などの屈折異常に効果が期待でき、特に近視の視力回復にも良いようです。また、白内障、緑内障などの目の病気にも効果が期待できます。
●ツボの位置
顔を正面に向けて、正面を見て、黒目の下、骨の縁のくぼみにあるツボです。
●ツボの押し方
両手の手の平を顔に向けて、手の平でアゴから頬を固定して、中指で押し下げる様に指圧します。眼球を押さないように注意しましょう。
⑩四白(しはく)
四白(しはく)は、視力回復、頭痛、偏頭痛、目のたるみなどへの効果が期待できます。
●ツボの位置
顔を前に向けて、正面を見た状態で、黒目の下、目から指1本分下の頬にあります。
●ツボの押し方
中指や人差し指で、軽く指圧すると良いです。
横顔にある目の疲れに効くツボ
ここでは、顔の正面から見ると分かりにくいツボを、顔の横から見やすい写真を紹介します。
⑪和りょう(わりょう)
和りょう(わりょう)は、疲れ目、目の病気、頭痛などに効果が期待できるツボです。
●ツボの位置
耳たぶの上の方で、少し目の方のこめかみの付近にあるツボです。
●ツボの押し方
指のはらで軽く、数回押すと良いです。
首の後ろ・肩・背中にある目の疲れに効くツボ
ここでは、目の疲れに効果が期待できる、首の後ろ、肩、背中にあるツボを紹介します。
⑫天柱(てんちゅう)
天柱(てんちゅう)は、目の疲れ、目の充血、視力低下の緩和、肩こりの解消、ストレスなどの疲労回復に対して効果が期待できるツボです。
●ツボの位置
髪の生え際を基準に、首の中心にして、すぐ横にあります。
●ツボの押し方
耳の上、少し後ろあたりを手の平を当てて、親指を頭の後ろから押し上げるように指圧します。
⑫風池(ふうち)
風池(ふうち)は、体の様々な疲労感を解消する効果が期待できます。具体的には、頭痛や肩こり、視力回復などに効果が期待できます。
●ツボの位置
後頭部の首の付け根で、後頭骨の下にあるくぼみから2センチ~3センチほど横にあります。髪の生え際より少し上にあります。
●ツボの押し方
3秒押して、3秒離すを続けます。数回繰り返すと効果が得られます。
⑭身柱(しんちゅう)
身柱(しんちゅう)は、ストレスがある時に、リラックスさせる効果が期待できるツボです。目の疲れは、目の周辺の筋肉の緊張が関係するので、体をリラックスさせると良いです。
●ツボの位置
首の付け根にある出っ張った骨を中心に、背骨のくぼみ3個目のところにあります。
●ツボの押し方
背中にあるツボなの家族や友達に押してもらうといいです。
⑮肩井(けんせい)
肩井(けんせい)は、肩こりに効くツボです。肩がこると、肩より上の血行が悪くなるので、頭部や眼の血流を良くするために指圧すると良いです。
●ツボの位置
首と肩の先の間、肩の真ん中あたりにあるツボです。ツボのある逆側の手を肩に置いて、中指があたる位置に肩井(けんせい)があります。
●ツボの押し方
ツボのある位置とは反対側の手を肩に持って行き、人差し指や中指で、体の中心に向かって押します。このツボは、多少、長く強めに押しても大丈夫です。
手の甲・手首にある目の疲れに効くツボ
手の甲や手首にある、目の疲れの解消が期待できるツボを紹介します。
⑯合谷(ごうこく)
合谷(ごうこく)は、万病のツボと言われ、目に関しては、近視などの「屈折異常」を中心に、目の病気に効果が期待できます。
●ツボの位置
親指と人差し指の骨が合流するところ、やや人差し指よりの骨のくぼみにあります。
●ツボの押し方
合谷(ごうこく)のツボは、骨の奥深くにあり、強めに押さないと効果がありません。その為、反対側の手の親指を骨の下にもぐりこませるようにして指圧します。
⑰養老(ようろう)
養老(ようろう)は、血行を良くすることで、若返り、老化防止の効果が期待できるツボです。目に関しては、疲れ目、老眼、目の充血などへの効果が期待できます。
●ツボの位置
手首の小指側にある、飛び出ている骨の右下にあるくぼみがツボです。
●ツボの押し方
手首を逆の手でつかみ、親指で2分から3分程度、いた気持ちイイ程度に押します。
ヒジにある目の疲れに効くツボ
腕のヒジの部分にある、目に効くツボを紹介します。
⑱曲池(きょくち)
曲池(きょくち)は、眼精疲労、頭痛、目の炎症、便秘、嘔吐、神経痛などに効果が期待できます。
●ツボの位置
ヒジの内側にできる横シワの親指側の端、骨のくぼみにあるツボです。
●ツボの押し方
ツボのあるヒジとは逆の手の親指で押します。1度に5秒~10秒押すのを、5セット程度行います。
足にある目の疲れに効くツボ
足にある目の疲れ解消効果が期待できるツボを紹介します。
⑲眼晴(がんせい)
眼晴(がんせい)は、涙の分泌量が減ることで起こる、ドライアイに効果が期待できるツボです。
●ツボの位置
足の甲、中指と人差し指の間にあります。
●ツボの押し方
反対側の足のカカトで踏んで、全体的に眼晴(がんせい)を指圧すると良いです。さらに強く押したい場合には、手の親指の先を、眼晴(がんせい)のツボに当てて、30回程度、指圧すると良いです。
ヒザ付近にある目の疲れに効くツボ
ヒザ付近にある目の疲れの解消に役立つツボを紹介します。
⑳足三里(あしさんり)
足三里(あしさんり)は、血流を良くして、全身の疲れを取る効果が期待できます。
●ツボの位置
ヒザの外側に手の平を当て、ヒザのお皿の下、指4本分の位置にある凹んだ部分がツボです。すねのふちにあります。
●ツボの押し方
親指や中指で、すねのふちに指を当て、凹んでいる部分を指圧します。
まとめ
目の疲れに効果が期待できるツボを紹介しました。目に効くツボなので、顔にあるツボが中心になりました。
眼精疲労で、辛い思いをしている人は、複数のツボを軽く指圧するだけでも、目がスッキリとする効果が期待できます。
目の疲労を少しでも解消したい場合に、ここで紹介したツボの指圧を試してみると良いです。
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