光老化とは何でしょうか?

女性はもちろん、最近では、男性でも、30代、40代、50代と、年齢の経過とともに、シミ、シワが増えていきます。

特に、30代の後半から40代の前半に、急に肌年齢の老化が進んだという人は多いとも言われています。

私も40代になって、急にシミが増えてきました。

これらの肌の老化は、紫外線による光老化が大きな原因になっている可能性が高いです。

●この記事は、こんなことが気になる人にオススメ

  • 光老化とは何か?
  • 光老化の読み方
  • どのようなメカニズムで光老化が起こるのか?
  • 加齢による老化と光老化による老化の違いとは?
  • どのような危険性があるのか?
  • どんな対策、予防方法があるのか?

 
光老化とは何か?どのようなメカニズムでできるのか?読み方は何かといった基本的なことから、紫外線や活性酸素との関係、光老化の予防方法、改善、治療、スキンケアなど、対策や改善方法として役に立つ情報を紹介します。

 

 
「光老化の基礎から対策まで!?」

光老化は、肌老化の8割の原因になります。

光老化による肌の老化を予防できれば、5年後、10年後、20年後の肌の状態を若く保てる可能性がアップします・・・。

目次を紹介する女性と↓のイラスト
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光老化の読み方とは?

まずは、光老化の読み方を紹介します。

光老化読み方は、コトバンクによると「ひかりろうか」と読むらしいです。

光老化とは?

ハテナを出して考える女性のイラスト

光老化とは、紫外線によるダメージによって、肌が老化することです。

太陽光を浴び、紫外線で肌が老化することを「光老化」といいます

光老化は、肌の老化だけではなく、さらに、ひどくなると皮膚がんになることもあるので注意が必要です。

あなたの肌の老化、遅らせることができるかも?

30代、40代、50代と、肌にシワやくすみ、シミが増えてくると、年齢のせいで仕方ないかと思っていませんか・・・?

もしも、紫外線を浴びることによって、光老化が原因で、肌の老化が進んでいるなら、老化を遅らせることも可能です。

肌の老化は、8割が光老化

実際に、加齢による自然老化(生理老化)と、紫外線による光老化の割合を比べると、圧倒的に光老化の割合が大きいです。

 
  • 自然老化:2割
  • 光老化:8割

 
上記の通り、肌が老化する原因の大きな割合をしめているのが、「光老化」です。

このように、紫外線を浴びることで、光老化が起こると、皮膚の細胞が傷つくので、肌の老化の予防には、紫外線対策が重要になります。

光老化が起こるメカニズムとは?

肌の断面と紫外線(UV-A、UV-B)の関係

光老化は、どのようなメカニズムで起こるのでしょうか?

太陽光に含まれる紫外線を浴びると、皮膚の奥にダメージを与え、肌が老化します。

また、紫外線を浴びることで、肌内部に活性酸素が発生して、さらに肌細胞が老化します。

紫外線や活性酸素は、真皮層の7割を占めるコラーゲン線維にダメージを与えて、肌細胞が老化します。

肌細胞の状態の断面図

コラーゲン線維は、丈夫なタンパク質でできた線維で、網目状になることで、肌の弾力を保っています

コラーゲンは、網カゴのような構造で、網目模様につながっており、コラーゲンとコラーゲンは、エラスチンでつながっています。

このため、コラーゲンのスプリング機能によって、肌のハリを保っています。その隙間に、ヒアルロン酸が入ることによって、お肌の潤いを保っています。

紫外線を浴びることで、コラーゲンやエラスチンが減少、変成することで、肌の弾力が失われることで、皮膚のハリやツヤが奪われて肌細胞が老化して、たるみ、シワが起きる原因になります。

光老化は、シミ、そばかす、も増える

紫外線でシミができる仕組み

皮膚の表面は、「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層になっています。

肌に紫外線が当たると、基底層にあるメラノサイトで、メラニン色素が作られて、シミになり肌が黒くなります

このように、メラニン色素が抜けないことで、シミ、そばかす、ができるのも肌老化のひとつです。
 
このように、美容の大敵、シワ、シミ、たるみ、そばかす、ができるのは、光老化によって、紫外線が原因である可能性があります。

光老化していないか?あなたの肌の確認方法

考える女性のイラスト

手の甲など、太陽光を浴びやすい部分は、シミやシワなど、肌の老化が進みやすいです。

これは、紫外線による光老化の影響が大きいです。

あなた本来の肌質というのは、腕(脇の使く)や太ももの内側などをチェックすると分かります。

普段から紫外線を浴びている顔や手の甲と比べると、紫外線を浴びていない分、色が白く、肌がキレイだと思います。

この紫外線をあまり浴びていない部分の肌が、本来のあはたの肌です。

このように、顔が、あなたの腕の内側、脇、太ももの内側のように綺麗な肌にするのは難しいと思いますが、少しでも、それに近づける努力はできます。

まずは、日々行う、皮膚の老化の8割の原因であるといわれている光老化の対策、予防が大切です。

加齢による老化と光老化の違いとは?

肌の老化は、加齢による老化と光老化で区別することができます。

 
皮膚の老化の割合としては、

  • 自然老化:2割
  • 光老化:8割
といった割合になっているとも言われます。

 
同じ老化と言っても、加齢による老化と光老化によって、老化の度合いは違います。

加齢による自然老化

加齢による自然老化の場合は、

  • 肌の表皮部分の細胞数が減る
  • 皮膚が薄くなる
  • 肌のハリに必要なコラーゲンが硬くなる
  • 肌のハリがなくなる
  • シワが増える
  • 肌の弾力性が低下する
 
といった特徴があります。

光老化

光老化の場合は、紫外線の影響で老化がすすみます。

光老化の特徴としては、

  • 肌の細胞数が増えてゴワつきがでる
  • コラーゲン線維やエラスチンがが減少、変成する
  • メラニンが発生することでシミができる
  • ハリが失われる
  • 深いシワができる
  • 肌がゴワゴワする
  • 肌のキメが悪くする
 
といったような現象が現れることが多いようです。

光老化の危険性が高まっている現状

最近では、オゾン層の破壊が進むことで、UV-Bが地表に到達する量が増えることで、光老化が起こりやすくなっています。

Q:オゾン層は過去30年間にどのように変化してきましたか?
A:
1980年代以降、成層圏のオゾンは減少しています。地球全体の平均で見ると、 2010~2014年のオゾン全量は1980年以前と比べると低緯度域を除いて3~4%低くなっています。 南半球の高緯度域では、春季にあたる毎年10月頃に大規模なオゾン層破壊が起こっています。環境省
オゾン層が1%減ると、地上のUV-B量は約1.5%増えるといわれています。国立環境研究所

上記の通り、環境庁のホームページでは、オゾン層が3~4%低下しているので、UV-Bは、4.5~6%も増えていると推測することができます。

UV-Bは、皮膚がんに注意

ガン細胞のイメージ図

UV-Bは、皮膚の有棘層や基底層まで到達してDNAの一部に傷をつけることで、基底細胞ガン、有棘細胞ガン、悪性黒色腫といった皮膚がんを引き起こす可能性があります。

紫外線を浴びると、肌細胞がダメージを受けます。何度も、紫外線によるダメージと肌細胞の修復を繰り返すと、時にエラーが起こり、癌細胞ができます

また、紫外線は、眼にも悪く、眼の水晶体が濁り、白内障を引き起こす可能性があります。

このように、紫外線は、光老化による、美容以外にも、皮膚がん白内障などに注意する必要があります。

UV対策・紫外線対策が大切

このように、紫外線には、光老化による美容面での影響だけではなく、ガンの原因になるのでUV対策、紫外線対策、UVケアが必須になります。

ただし、いくら紫外線対策、UVケアをしても完全に太陽光をシャットアウトするのは難しいです。

紫外線の必要性・メリット

紫外線は、シミ、シワなどの美容面での悪影響、また、ガンの原因になり、悪いものといった印象が強いと思います。

では、紫外線は、まったく浴びないほうが良いのか?とも思う人もいると思います。

もしも、まったく、紫外線をまったく浴びないと骨折しやすくなるリスクがあります。

紫外線を浴びることで、殺菌作用血行促進新陳代謝の促進などにも良いといわれています。

紫外線を浴びると体内でビタミンDが作られる

特に、有名なのが、太陽光、紫外線のUV-Bを浴びることで、体内でビタミンDが作られて、カルシウムの利用率を高めて、骨の形成や代謝に影響を与えます。

もしも、ビタミンDが不足すると、骨の病気として、子供は「くる病」、大人は「骨軟化症」になって、「骨粗鬆症」になり、骨が弱くなる可能性があります。

この為、健康のために、紫外線を浴びるといいです。太陽光を短い時間浴びたり、食事でビタミンDを補うなどの工夫が大切です。

紫外線とは?

太陽のイラスト

紫外線は、波長が長い順に、UV-A、UV-B、UV-Cの3種類があります。波長が短いほど、体への影響が強いといわれています。

地上まで届く紫外線は、UV-AとUV-Bの2種類で、光老化を促進します。

地表に到達する紫外線の量は、標高、経緯、天候、大気中のチリやホコリの量によって変わります。

肌の断面と紫外線(UV-A、UV-B)の関係

UV-Aとは?

UV-Aは、皮膚の奥の皮層にまで届き、肌の弾力を保つのに必要なコラーゲンやエラスチンを変成させ、皮膚の弾力を失わせます。その結果「たるみ」「シワ」の原因になり、保湿機能を低下させます。

 
●UV-Aの特長

  • UV-Bと比べて急激な作用はないが、ジワジワと光老化を進める
  • 波長が長いので、雲や窓ガラスをすり抜ける
  • 曇った日でも、地上まで到達する
  • UV-Bの20~30倍の量
  • 地上に届く紫外線の95%がUV-A
  • 肌のハリに必要なコラーゲン、エラスチンの2つの線維を壊す酵素を増やす
  • コラーゲン線維を切断、エラスチンを変成させる
  • 皮膚の弾力を失い、シワ、たるみ、皮膚の弾力を失う原因になる
  • 皮膚の免疫が低下する
  • 真皮まで紫外線が届く
  • 細胞を遺伝子レベルで傷つける
  • 肌が黒くなる日焼けの原因になる

 
UV-Aには、上記の様な特徴があります。

特に、UV-Aは、雲やガラスを通過するので、曇りの日でも注意が必要な紫外線です。

UV-Bとは?

UV-Bが、肌に当たることで、肌の表面で、日焼けによるサンバーン、炎症を起こして、赤くなってヒリヒリして、肌老化の「くすみ」「シミ」を引き起こします

 
●UV-Bの特徴

  • 地上に届く紫外線の5%
  • 肌の表面に影響を与える
  • ヒリヒリした痛み、炎症を引き起こす
  • 皮膚細胞が損傷し、火傷のように赤くなる
  • 日焼けの原因になる
  • 夏に多くなる
  • DNAに傷を付ける
  • メラニン色素が色素沈着してシミ、ソバカスの原因になる

 
肌を守るために、メラニン細胞が活性化して、メラニンを生成し、日焼け(サンバーン)をさせ、表皮細胞の遺伝子に傷をつけて、シミ、皮膚がんの原因になります。

肌の奥の真皮まで到達しないが、コラーゲン線維を壊すコラゲナーゼという酵素の働きを高めることで間接的にシワができる原因になります。

UV-C

UV-Cは、波長が短く、最も悪影響がある紫外線です。UV-Cは、殺菌灯に使われるぐらい強力です。

短時間、浴びただけでも、シミ、シワ、たるみ、の原因になり遺伝子をボロボロにするので、皮膚がんについても注意が必要です。

ただし、波長が短いので、今までは、オゾン層などに吸収され、地上まで到達しないので、問題ないといわれていましたが、近年、オゾン層の破壊が進み、危険性が増しつつあります。

紫外線は徐々に蓄積される

紫外線を浴びると、スグに影響がでる皮膚が赤くなることがありますが、本当の怖さは、徐々に蓄積される光老化です。

新陳代謝が悪くなる30代の後半から40代になって、急に顔のシミが増えるのも、このような紫外線の影響だと考えられます。

紫外線で活性酸素が発生して、肌老化が進む!?

シワとシミが多いお婆ちゃんの写真

紫外線を浴びることで、活性酸素が発生して、肌老化が起こる原因になります。

活性酸素の働きとは?

活性酸素は、有害物質から細胞を守る働きがあります。紫外線は、皮膚がんの原因になります。人体にとっても有害なので、紫外線が原因で、活性酸素が発生します。

体内で発生する活性酸素の量が少ないと問題ありません。しかし、活性酸素の量が増えすぎると正常な細胞まで攻撃することで、肌の老化がすすみます。

活性酸素で、肌は、どう老化するのか?

例えば、紫外線を浴びて、肌が赤くなり、炎症を起こすと、活性酸素が発生します。

活性酸素は、細胞の膜が酸化され、細胞の機能を妨げ、肌の老化の原因になります。
 
この為、光老化を予防、ケアするためには、紫外線対策・予防、ケアするのと同時に、活性酸素を抑える抗酸化ケアも大切になります。

紫外線の予防方法

日焼け対策をする女性のイラスト

紫外線が肌に当たると、皮膚に影響を与えて、シミ、シワ、くすみ、たるみの原因になります。さらに、皮膚が炎症を起こすと、活性酸素が発生して、さらに、光老化が進みます。

ここからは、光老化の予防方法として、紫外線対策、活性酸素ケアなど、肌老化を予防する方法を紹介します。紫外線対策をして、光老化の予防をしましょう。

紫外線が多い時期

紫外線が多いのが、5月~7月です。

特に、この時期は、紫外線対策が最重要な時期です。

紫外線対策は、1年中行う

紫外線量は、5月~7月が多いのです。秋や冬は、紫外線が少ない時期ですが、そうはいっても紫外線は地上まで来ています。

この為、光老化を予防したい場合は、1年中、紫外線対策を行う必要があります。

紫外線が強い時間帯

1日のうち、特に、紫外線が強い時間帯は、10時~14時だといわれています。

曇りの日でもUVカットは必要

紫外線には、UV-A、UV-B、UV-Cの3種類がありますが、そのうち、UV-Aは、雲やガラスを通過してきます。

この為、UV-Aの影響で、シワやタルミなど、光老化が気になる人は、曇りの日でも、UVカットなどの紫外線対策が重要です。

紫外線予防・UVカット対策が大切!

紫外線予防、UVカット対策としては、日焼け止めを塗ったり、日傘、帽子など、紫外線から体を守るのが重要です。

 

紫外線対策の方法

●外出時の注意

  • 外出は、紫外線の強い時間帯は避ける
  • 外出時は、日蔭を選んで歩く
  • 白い壁など、紫外線の反射も注意する
  •  
    ●部屋

  • 窓際に長時間いない
  • 窓ガラスい紫外線カットシールを貼る
  • UVカット機能があるカーテンを使う
  •  
    ●グッズ

  • 帽子で頭や顔を守る
  • 日傘で、紫外線を防御する
  • UVカット機能のある服を着る
  • 長袖など、肌の露出を減らす
  • サングラスをかける
  • UVカット機能の付いたメガネを使う
  • UVカット機能の付いたコンタクトレンズを使う
  • 手袋をする
  • ストールを使う
  •  
    ●日焼け止め

  • 顔や首、腕などに日焼け止めを塗る
  • スプレータイプの日焼け止めを頭、髪に使う
  • 日焼け止めのサプリを飲む
  •  
    ●化粧品

  • UVカット機能がある化粧品を使う
  • パウダーファンデーションで、紫外線を反射する
  •  
    ●スキンケア

  • ビタミンC誘導体が配合された化粧品を使う
  • ビタミンAが配合された化粧品を使う
  •  
    ●食品・栄養

  • 抗酸化物質を含む食べ物、栄養を摂る


 

 
光老化の原因である紫外線対策を行う為には、上記の様に、色々な方法があるので、取り組みやすいものを選んで、実践するといいです。

日焼け止めの選び方

日焼け止めのイラスト
紫外線対策をして、光老化を軽くするためには、日焼け止めの利用が基本です。

 
日焼け止めを選ぶときには、

  • PA:UV-Aの対策
  • SPF:UV-Bの対策
といった2種類があります。

 
この為、日焼け止めを選ぶためには、「PA」「SPF」の両方をチェックする必要があります。

もしも、アウトドアなど、1日、外にいる場合は、「PA」「SPF」の数値が高いものを選び、あまり外出しない日や1日中、室内にいる日は、「PA」「SPF」の数値が低いものを選びます。

数値が高いもの、ウォータープルーフの場合は、肌への負担が大きくなる可能性があるので、太陽光(紫外線)を浴びる時間によって、使い分けるといいです。

PAとは?(UV-A波をカット)

「PA」は、「Protection Grade of UVA」の略で、UV-Aを防ぐ効果の目安となる値です。

PAは、UV-A波をカットする効果が、どれくらいあるのか?を表示する指標です。

    PA+   :効果がある
    PA++  :かなり効果がある
    PA+++ :非常に効果ある
    PA++++:極めて高い効果がある

上記の通り、「+」の数が多いほど、効果が高いです。

PAの基準で、日焼け止めを選ぶ場合は、普段の生活で、外に出ることが多い場合は、「PA++」を選びます。1日、外出するような、野外活動をする時は、「PA+++」、「PA++++」を選びます。

紫外線のUV-A波は、1年中、曇りの日でも地上まで降り注いでいるので、1年中、利用するのが大切です。

また、UV-A波は、窓を通過してくるので、室内でも窓際にいる場合も、対策が必要です。

SPFとは?(UV-B波をカット)

「SPF」は、「Sun Protection Factor」の略で、UVBを防ぐ効果の目安となる数値です。

SPFは、UV-Bの紫外線を浴びて、肌がヒリヒリと赤くなるまでに、何も塗っていない時と比べて、何倍まで遅らせることができるのかといった目安になります。

 
このため、SPFの基準を一覧にすると「日焼けするまでの時間」が

  • SPF10:10倍
  • SPF15:15倍
  • SPF20:20倍
  • SPF25:25倍
  • SPF30:30倍
  • SPF40:40倍
  • SPF50:50倍
といった基準になります。

 
上記の通り、SPFの数値は、SPF10の場合で、日焼けするまで「10倍」の時間がかかるようにするということになります。

日焼けするまでにかかる時間とは?

人により、日焼けするまでの時間は、色々です。

日焼けするまでの時間は、一般的に、「15分~25分」程度だといわれてます。

SPFは、何時間の日焼けに耐えるのか?

日焼け止めなど、何もつけない状態で、日焼けするまで、20分かかる人が、SPFの基準で、日焼けするまでに、何分かかるかを紹介します。

 
基本的な例としては、

  • SPF1: 20分
  • と言った通り、20分で日焼けする人の場合

  • SPF10: 200分(約3時間)
  • SPF20: 400分(約6時間)
  • SPF30: 600分(約10時間)
  • SPF40: 800分(約13時間)
  • SPF50:1000分(約16時間)
といった様な時間、日焼けを抑える効果が期待できます。

 
1日、野外で活動する人であっても、日差しが出ている時間を考えると、SPF30かSPF40程度を使えば問題ないと思います。

SPFも、10や20、30など、数値が高い方が、紫外線対策に強くなる分、肌への刺激も強くなるので、目的に合わせて使い分けるのがオススメです。

SPF50以上の場合の表記

SPF50以上の日焼け止めは、「SPF50+と表記するケースがあります。

これは、基本的にSPF50以上は、あまり効果が変わらないためであるとも言われています。

日焼け止めは、肌の乾燥に注意

日焼け止めに使われている成分は、肌を乾燥を進ませるので注意が必要です。

紫外線は、光老化をすすめ、肌の老化の原因になるので、日焼け止めで予防するのが大切ですが、日焼け止めによって、肌の乾燥、乾燥肌をすすめる可能性もあるので注意が必要です。

紫外線散乱剤」「紫外線吸収剤」など、UVカット成分は、合成化合物や鉱物由来の成分で、人によっては、刺激になって、肌トラブルを起こす可能性もあるので注意が必要です。

乾燥肌を予防する、日焼け止めの選び方

日焼け止めによる肌の乾燥などを予防するためには、

  • 紫外線吸収剤不使用のノンケミカルタイプ
  • 無添加
  • 石けん、で洗い落とせる
といったモノを選ぶと、肌への刺激を抑えることができます。

特に、乾燥肌など、肌の乾燥が気になる人は、保湿効果があるものを選びます。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤

日焼け止めの成分としては、「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」といった成分が含まれています。これらの紫外線吸収剤と紫外線散乱剤を単独で配合したり、組み合わせて日焼け止めに使われます。

紫外線散乱剤は、酸化チタンや酸化亜鉛が主体で、UV-A、UV-Bを遮断します。紫外線吸収剤は、特に、UV-Bを、よく吸収します。

紫外線吸収剤は、まれに、肌のかぶれ、かゆみ、赤みなどを起こす原因になるので、日焼け止めを塗って、肌に異変があったら、ノンケミカルや吸収剤不使用の日焼け止めを使いましょう。

「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」のUVカットの強さ

ただし、紫外線吸収剤の方が、紫外線散乱剤よりも紫外線の遮断力は強いです。強い日差しの中、どうしても日焼けが嫌な人は、紫外線吸収剤の方が効果的です。

日焼け止めを塗る前の保湿ケアも大切

乾燥肌の人は、まずは、基礎化粧品で、保湿をシッカリとしてから日焼け止めを塗りましょう。

また、基礎化粧品でのスキンケアを行った後、5分以上、ある程度の時間を空けてから日焼け止めを塗って、基礎化粧品と日焼け止めが混ざらないように注意します。

肌にシッカリと基礎化粧品が染み込んでから、日焼け止めを塗ることで、肌の乾燥が気になりにくくなります。

肌への負担を考えた日焼け止め選びが大切

上記の通り、日焼け止めは、肌の乾燥など、皮膚への刺激になります。

この為、紫外線対策をするからと言って、UV対策の強い日焼け止めを選べば良いという訳ではありません

1日、室内にいる日。1日中、野外にいる日など、どれくらいの時間、紫外線に当たるかによって、日焼け止めも使い分ける必要があります。

普段の生活で使う日焼け止めは、どれくらいがいいのか?

通常、部屋の中で過ごすことが多い日で、あまり外出しない場合であったり、外出が多い日によって、選ぶ日焼け止めが変わります。

 
●あまり外出しない、部屋で過ごすことが多い人
  • PA++
  • SPF15~25
  •  
    ●ウォーキングなど外出する時間が多少、長い人

  • PA+++
  • SPF30
  •  
    ●外で過ごす時間が長い人

  • PA+++
  • SPF30
  •  
    ●海水浴やレジャー

  • PA++++
  • SPF50以上

 
以上の通り、日焼け止めを塗る場合は、使い分けた方が、肌への刺激を抑えることができます。

日焼け止めを塗る量は、どれくらいか?

日焼け止めを塗る場合、多くの人は、使用量が少なすぎる可能性があります。

適切な日焼け止めを塗る量としては、500円玉大の量を目安に使う必要があります。

まずは、顔や首に、全体的に塗って、その後、鼻や頬、オデコなど、日焼けしやすい部分に重ね塗りするといいです。

1日に何回塗るといいのか?

日焼け止めは、をかいたり、皮脂服との接触でも落ちます。

この為、2時間~3時間程度で、塗り直す必要があります。

このように、定期的に日焼け止めを塗り直すことで、日焼け止めの効果が維持できます。

日焼け止めの使用期限とは?

夏に日焼け止めを購入したら、余ってしまう人も多いと思います。では、日焼け止めは、いつまで使えるのか?
●ミルクタイプ、ジェルタイプ
日焼け止めの使用期限は、商品によっても違うと思いますが、未開封で3年開封後は1年とも言われています。

●スプレータイプ
スプレータイプの日焼け止めの場合は、正しい保管方法であれば、開封後、未開封でも3年は使えるようです。

●無添加の日焼け止め
無添加で、防腐剤や殺菌剤を含まない日焼け止めは、無添加商品なので、試用期間は短くなります。
未開封でも1年以内開封後は半年を目安にしましょう。
 
基本的に、パッケージなどに記載されている使用期限をチェックして、その期日を守りましょう。

もしも使用期限が分からない場合は、販売会社に確認すると安全です。ここで紹介した使用期限は、参考になる期間程度だと考えてください。

日焼け対策のグッズを使う

日焼け対策グッズのイラスト

日焼け止めは、PAやSPFの数値が高いとUVカットの効果が高くなります。しかし、効果が高い分、日焼け止めは、効果が高いほど、肌への負担が多くなります

この為、日焼け止めを使いつつも、帽子長袖日傘サングラスUVカットのメガネ・コンタクトレンズなど、服やグッズを活用するのも大切です。

紫外線が目から入るとシミが増える!?

眼から紫外線が入り、瞳に紫外線を浴びると、脳に「紫外線を浴びた」という信号が送られ、メラニンの生成を促進することで、シミが増えます

紫外線は髪や頭皮も老化させる

顔や腕、肩などの肌にシワやシミの原因になる紫外線ですが、光老化は、髪や頭皮にも影響を与えるので注意が必要です。

頭皮や髪への紫外線予防は、帽子や日傘で、日差しを避けるのが効果的です。

さらに、紫外線を予防するため、私は、スプレータイプの日焼け止めを頭皮や髪に使うようにしています。

食べ物で紫外線対策、予防

食べ物のイラスト

光老化の予防は、食事で食べる物によって、お肌に良い栄養を与えるのも大切です。

紫外線を浴びると、肌内部では、活性酸素が発生することで、肌老化が進みます

 
この為、活性酸素の働きを抑える食べ物・栄養成分としては、

    ●ビタミンC
    ⇒活性酸素を抑える。コラーゲンの合成を促進する。
    ⇒ピーマン、ゆず、レモン、パセリ、芽キャベツ、アセロラジュース
     
    ●ビタミンE
    ⇒活性酸素を分解する。
    ⇒いくら、あゆ、いわし、たらこ、モロヘイヤ、うなぎ、カボチャ
     
    ●βカロチン
    ⇒活性酸素を消す。
    ⇒かぼちゃ、ニンジン、モロヘイヤ、明日葉、春菊、ほうれん草
     
    ●たんぱく質

⇒コラーゲンを作るアミノ酸の原料
⇒肉類、豆類

 
活性酸素を消去する働きのあるものを抗酸化物質といいますが、人の体内で合成される酵素をはじめ、ビタミンCやビタミンEなどのビタミン類や、ポリフェノールカテキンなどにもこういった働きがあると言われています。

食事の見直しが難しい場合はサプリメントを使う

肌に良い栄養成分を含んだ食べ物は、少し意識すれば食事での摂取は可能です。

しかし、一人暮らしで自炊が難しい人など、食事で必要な栄養が摂れない人は、サプリメントを活用すると良いです。

日焼け後のアフターケアも大切

日焼けをしてしまった後は、アフターケアを行うのも大切です。

肌が赤く、痛みを感じる場合は、冷たいタオルで冷やして熱をとります。

そして、赤みがおさまり、シミなくなったら、化粧水やクリームを塗って、シッカリと保湿します

もしも、水ぶくれができるぐらい、日焼けがひどい場合は、皮膚科に行って、医師の診察を受け薬をもらいましょう。

光老化に適したスキンケアを行う

スキンケアをしている女性のイラスト

光老化など、紫外線の刺激に対して効果的な栄養成分が含まれている基礎化粧品を使ってスキンケアを行います。

ビタミンC誘導体が基本

ビタミンC誘導体は、美白成分としても知られています。

 

ビタミンC誘導体とは?

ビタミンC誘導体とは、ビタミンCが肌に浸透しやすい状態にしたものです。

ビタミンC誘導体に期待できる効果

ビタミンC誘導体に期待できる効果としては、

  • できてしまったメラニンを還元する
  • 新陳代謝を促進する
  • 皮脂の分泌をコントロールする
  • コラーゲンの生成を促進する
といった効果が期待できます。
 
美肌を作るために、有効な効果が期待できるので、光老化に限らず、ビタミンC誘導体は、スキンケアに取り入れたい成分です。

ビタミンC誘導体は、化粧水でとるのが良い!?

ビタミンCは、水溶性です。この為、水分が多い、化粧水でとるのが良いといわれています。

抗酸化物質の活性酸素に対する有効性

紫外線を浴びると肌を守ろうとして活性酸素が発生します。活性酸素が発生すると、細胞が酸化して、肌の老化の原因になります。

ビタミンCなどの抗酸化物質は、活性酸素によって、身体が酸化する時に、優先して活性酸素と結びついて酸化され、体の酸化を防ぐ効果が期待できます。

この為、ビタミンC誘導体を含む化粧水を使うことで、肌の酸化である老化を予防する効果が期待できます。

ビタミンCは、肌に塗ったり、口から摂取する方法がありますが、肌から塗る方が、より効果が期待できるようです。

ビタミンC誘導体の化粧水を使うときの注意点

ビタミンC誘導体は、肌ケアなど、美容のために人気の成分です。

このビタミンC誘導体をスキンケアで肌に使うと、肌が乾燥しやすくなります

もしも、乾燥肌の人は、注意する必要があります。

ビタミンC誘導体を使って、肌の乾燥が気になる人は、高保湿のクリームなどで保湿と組み合わせて使うといいです。

ビタミンC誘導体を含む化粧品

ビタミンC誘導体を含む化粧品を調べたので、いくつかピックアップしておきます。

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上記は、現在、特に検証はしていないのですが、このようなビタミンC誘導体を含むスキンケア化粧品があるこというのを参考になればと思います。

ビタミンAを含む化粧品を使う

ビタミンAは、紫外線のダメージを受けた肌を守るのに必要な成分だといわれています。

  • 老けて見える
  • 目元の年齢サインが気になる
  • 肌荒れなどの不調が気になる
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紫外線ダメージをケアするビタミンAは、整肌成分として毎日、スキンケアで補うことで、肌に受けるダメージから守ることができます。

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保湿をシッカリと行い、肌の乾燥を予防する

光老化によって、肌のバリア機能が低下し、保湿機能が弱くなると、乾燥して肌トラブルを起こしやすくなります。

保湿をシッカリと行うことで、肌のバリア機能を維持する

パウダーファンデーションを活用する

日焼け止めを使ったり、ファンデーションやクリームなど、UVカット機能が付いている化粧品を使うのも、光老化対策には良いです。

しかし、UVカット機能がなくてもパウダーファンデーションを使うことで、紫外線対策が行えます。

パウダー状のファンデーションは、紫外線散乱剤のように、紫外線を拡散する効果が期待できます。

光老化は、30代、40代からシワとして現れる

35歳ぐらいから40代前半ぐらいにかけて、急に顔にシミが出てくるケースがあります。

このシミが急に増え始めるのは、光老化の症状が表れ始めたとも考えられます。

紫外線のダメージを受けると、皮膚の細胞のDNAが傷つき、必要以上にメラニンを作り続けて、シミができます。

まだ、10代、20代の人は、光老化が出る前から、シッカリと紫外線対策、肌の老化対策をしておくと、30代、40代になっても、肌は比較的キレイに保ちやすくなります

また、30代、40代の人で、既に光老化によるシミやシワが気になりだした人も、今以上に、肌の老化が加速しないように、シッカリと紫外線対策をして、光老化対策をすることで、肌を健康で若く保てるように日焼け止め、UV対策、スキンケアなどで、対策を行いましょう。

まとめ

光老化とは、紫外線を浴びることでの、肌の老化です。

紫外線による肌の老化を防ぐためには、日焼け止めUVカットを行うのが大切です。

この為、基本的に、日焼け止めを塗ったり、日傘、サングラスなどのUVカットグッズ、食事でビタミンCなどの栄養を摂る、スキンケアで肌を回復するなどを行うのが大切になります。