皮膚のバリア機能とは、どのようなモノであり、どういった役割を果たしているのかを紹介します。

美肌を手に入れる為や、お肌のトラブルを少しでも改善したい場合には、皮膚のバリア機能についての理解が重要です。皮膚のバリア機能について理解を深ることで、今まで行っていたスキンケアが正しいのか?正しくないのか?と言った点も分かるようになります。

また、色々な人がお勧めしているスキンケア方法についても、自分なりに、肌に良いのか?悪いのか?を判断する時の参考にもなると思います。

このように、皮膚のバリア機能が低下する原因や改善に役立つ方法の理解を深めると、美肌を目指す人に役に立つと思います。
目次を紹介する女性と↓のイラスト

皮膚のバリア機能を知るための肌の構造を紹介!

皮膚のバリア機能を理解する為には、まずは、皮膚の全体的な構造を知る必要があります。
 
皮膚の表面の構造を表した図
こちらの図は、皮膚の構造を断面から紹介している図です。

皮膚は、肌の表面から

  • 表皮
  • 真皮
  • 皮下組織

 
と言った3つの層になっています。

皮膚のバリア機能で特に重要になるのは、肌の表面の「表皮」の部分になります。特に、表皮の部分で、一番、肌の表面にある「角質層」が特に重要になります。

皮膚の表面の「表皮」にある「角質層」がバリア機能では重要!

角質層が元気な皮膚の図
上記の図は、皮膚の表面の「表皮」の部分を大きくした図です。表皮の部分のさらに表面には、「角質層」という層があります。この皮膚の表面の角質層の薄さは0.02mmで、サランラップと同じぐらいに薄いです。

しかし、角質層の表面がシッカリとしていれば、外からの刺激を跳ね返して、肌荒れや肌の乾燥などを防ぐことが出来ます。
 
角質層の角質細胞と角質間脂質を表した図
「角質層」は、角質細胞と角質間脂質で出来ています。角質細胞は死んだ細胞です。死んでいる事で、外からの刺激にも耐えられるようになっています。角質間脂質には、セラミドなどの保湿成分があり、角質細胞と角質細胞をシッカリと繋ぎ止めています。

この為、角質細胞と角質間脂質の働きによって、外からの刺激があっても跳ね返して、皮膚の奥には入れないようになっています。また、同時に、肌内部の水分が蒸発しないように、保湿をし、肌の乾燥を防いでいます。

このように、角質層では、角質細胞と角質間脂質によって、水や異物が肌の内部に入らないように防いでいるのが「皮膚のバリア機能」です。

皮膚のバリア機能が弱まるとどうなるのか?

皮膚のバリア機能が弱まると、肌の表面が荒れて、外からの異物が皮膚内部に入りやすくなります。

さらに、角質層にあるセラミドなどの保湿成分が少なくなることから、肌内部にある水分が蒸発して肌が乾燥するようになります。
 
肌のバリア機能が低下している時の図
上記の図は、皮膚のバリア機能が弱まっている場合には、外からの刺激に弱くなり、さらに、肌の保湿成分も少なくなっている状態です。

セワミドは、肌の水分を保持する保湿成分ですが、その他の役割としては、角質層の角質細胞をキチッと止めて、グラつかないようにする働きがあります。

しかし、加齢や肌荒れ、肌トラブルなどが原因で、セラミドなどの保湿成分が減少すると、角質細胞の固定が出来ずに、角質細胞が剥がれ落ちやすくなります。

角質細胞が剥がれ落ちると隙間が出来て、外からの刺激が、肌内部に入りやすくなり、さらに、角質細胞が剥がれる悪循環を起こす可能性があります。

その為、肌荒れや乾燥肌、敏感肌の肌トラブルになると、何も処置をしないと回復が遅くなります。だから、皮膚のバリア機能を低下させた原因を知り、原因を取り除き対策をとる必要があります。

皮膚のバリア機能が低下する原因とは?

皮膚のバリア機能が低下する原因としては、

  • 洗顔・クレンジングのしすぎ
  • ゴシゴシと顔を擦っている
  • 化粧水のつけすぎ
  • アレルギーを起こしている
  • 日々のストレス
  • 食生活の乱れ
  • 季節の変わり目
  • 生理前

 
などのような事がバリア機能の低下の原因だと言われています。

スキンケアのしすぎがバリア機能の低下の原因になる場合がある!?

注意したいのが、洗顔やクレンジングのしすぎ、ゴシゴシ顔を擦ると言った、顔を洗うときです。顔の皮膚の表面の角質層にある古い皮膚というのは、自然に垢として剥がれ落ちます。しかし、顔を毎日、ゴシゴシと洗っていると必要以上に皮膚の表面が削られることで、肌のバリア機能を低下させている可能性があります。

また、化粧水のつけすぎも、皮膚をふやかせる原因となり、肌の表面の角質層に隙間をつくり、セラミドなどの保湿成分が流れ出る原因になる事があります。

このように、美肌を目指して、肌をきれいにしようと思っていて、スキンケアをやり過ぎると、逆に肌のバリア機能を低下させる可能性があるので注意が必要です。

普段の生活習慣がバリア機能の低下を招く事もある

皮膚のバリア機能を低下させる原因としては、スキンケアのし過ぎ以外にも、日々のストレスや生活習慣、食習慣の乱れであったり、季節の変わり目、生理前など、様々な要素が原因となります。

この為、皮膚のバリア機能が低下していると感じた場合には、まずは、生活習慣とスキンケアを見直すのが重要です。

正常な皮膚のバリア機能を維持する方法とは?

正常な皮膚のバリア機能を維持し、改善する為には、まずは、洗顔、クレンジング、化粧水などのスキンケアを見直しましょう。

洗顔とクレンジングは、毎日、ゴシゴシと洗っているのをやめて、肌の表面の角質層が自然に回復するまでは、1日、1回、夜に優しく泡で汚れを取り除く程度にして、朝は、ぬるま湯のみで洗顔をするのがお勧めです。

その上で、ストレスの解消や食生活を改善、十分な睡眠と言った規則正しい生活を目指します。肌のバリア機能を改善する為には、病気になった時と同じように、栄養を摂って、十分な睡眠をとり、カラダの自然な回復能力を上げることが重要になります。

その為、肌のバリア機能が低下しているだけと考えるのではなく、十分に体を休める事がバリア機能を復活させるためには重要です。軽い肌荒れと思っていても症状がひどくなると乾燥肌、敏感肌、アトピー肌など、治すのが難しく時間がかかる可能性も出てくるので注意しましょう。

皮膚のバリア機能の復活は、保湿がポイント

皮膚のバリア機能が低下するのは、皮膚の表面の角質層にあるセラミドなどの保湿成分が不足しているのが原因になる事があります。

その為、バリア機能を改善させるためには、いつも以上に保湿をシッカリと行うのが重要です。肌のバリア機能(保湿機能)が低下している場合は、化粧水で水分を与えて、クリームや乳液などで蓋をするのが、多くの人が行っている保湿方法だと思います。

化粧水や乳液、クリームで保湿する場合に、さらに効果を高める為にオススメなのが、セラミドが配合されている化粧品を使うことです。セラミドは、水分を包み込んで、肌に維持する効果があります。肌に元々ある成分のセラミドが不足している場合には、化粧品で補うと、肌本来の維持できる水分量を維持することが出来るので皮膚のバリア機能アップに効果が期待できます。

まとめ

肌のバリア機能が低下すると、外からの刺激に弱くなります。さらに、皮膚内部の水分の保持が難しくなるので、肌の乾燥が進みます。その結果、乾燥肌、敏感肌、肌荒れなどの原因となります。

その為、皮膚のバリア機能を改善させる為に、肌の表面にある保湿成分であるセラミドが配合されている化粧品で補い、保湿するのが効果的でオススメな方法です。