ピーリングの副作用は、使い方を間違える事によって、肌荒れや乾燥肌などのお肌のトラブルが起こる事があります。ここでは、ピーリングを行った場合に、起こる可能性がある副作用の内容と対処方法を紹介します。

基本的に、自宅で行うピーリングを行う場合には、使い方を間違えたり、元々、お肌の状態がよくないところにピーリングを行った場合に副作用が起こる確率が高くなります。

ここでは、ピーリングによる副作用の内容、原因、対処方法などをまとめて紹介しています。

※この記事の補足事項
ここでは、自宅で行うホームピーリングの副作用について紹介します。皮膚科やクリニックで行うピーリングの副作用は別途紹介ページを設けたいと思います。
目次を紹介する女性と↓のイラスト
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副作用の内容・症状

ピーリングを行った事で、起こり得る副作用とは何でしょうか?まずは、基本的なピーリングで起こる副作用の症状が、どのような種類があるのかを紹介します。

    【ピーリングによる副作用の事例】

  • 肌の乾燥
  • 肌荒れ
  • 痛み、痒み
  • 肌が赤くなる
  • ニキビが出来る・悪化する
  • ニキビ跡の赤みが濃くなる
  • ヒリヒリする(化粧水がしみる)
  • 紫外線の刺激を受けやすくなる
  • 紫外線の影響によるシミ・色素沈着・ヤケド

 
具体的に起こり得る副作用の症状や内容というのは上記のようなモノが多いでようです。

副作用が起こる原因と対処方法

ここからは、ピーリングを行った時に、副作用が起こり得る原因について紹介します。また、それぞれのケースでの対処方法も紹介します。

ピーリング後のスキンケア不足

ピーリングを行うと、古い角質を取り除きます。この為、肌のバリア機能が一時的に弱ってしまいます。この為、ピーリング後は、外からの刺激に弱くなります。

その結果、上記の「副作用の内容」で紹介している肌の乾燥、荒れ、赤み、ニキビ、痛みなどが起こりやすくなります。

ピーリングで副作用が出た場合には、まずは、ピーリング後のスキンケアを見直しましょう。基本は、化粧水、美容液、乳液、クリームはいつも以上にシッカリと行うようにしましょう。

敏感肌・乾燥肌の人

乾燥肌や敏感肌の人は、もともと、肌のバリア機能が低下している可能性があります。そこで、ピーリングを利用するとさらに、肌のバリア機能が低下するので、副作用を起こす可能性が高まります。

この為、乾燥肌や敏感肌の人は、あまりピーリングはオススメしません。どうしても利用する場合は、通常の使用量より減らしたり、時間を短くするなど、お肌へのダメージを少なくする工夫が必要です。

肌の状態、肌質に合っていない

肌質というのは、人それぞれ違いがあります。また、ピーリングジェルやピーリング化粧品など販売されている製品によって原材料や成分、濃度なども様々です。この為、元々、肌に合っていないモノを選択している場合にはピーリングで、赤くなったり、ニキビができたりと副作用が起こります。

また、効果があると人気のピーリング剤でも、含まれている成分の酸性度合が、あなたにとってはきつ過ぎる可能性もあります。

この為、はじめて利用するピーリング剤の場合は、まずは、パッチテストをして、肌に合っているか?あっていないかをチェックしてから使うようにしましょう。

使用方法・使用頻度を間違えた場合

市販のピーリング剤の場合は、パッケージのみで販売されているケースが多いです。その場合は、パッケージに書かれている細かい文字の使用説明に従って使うことになります。この為、使用方法や使用頻度の確認が軽視する場合があります。

また、最初にピーリングを行った時に、あまり効果を感じなかった為に、規定の使用量や使用頻度を超える方法でピーリングを行ってしまうケースもあります。その為、時間が経過してから副作用が現れるというケースもあります。
 
これは、はじめてピーリングを行った時は、古い角質が沢山あったが、何度もピーリングを行うことで、古い角質の量が減って、肌が薄くなっているケースです。

そこで、規定の使用方法や使用頻度を超えて、ピーリングを行っていると、思った以上に肌が薄くなり、副作用をしやすくなっている可能性があります。

ピーリングを行うときは、必ず、その商品の使用方法や使用頻度を守るようにしましょう。

※具体的な注意点
自宅で行うホームピーリングは、気軽に行えるが、使い方を間違えるとダメージを与えてします。下記のような間違えを犯していませんか?

  • 本来、1週間~2週間に1回の使用頻度なのに、1週間に何度も行った
  • 肌へ塗る時間や量を間違えた
  • 間違った手順で使った
  • ピーリングで肌を綺麗にしたいと過度の期待を抱いて、ピーリングをやり過ぎる

 

ピーリングを行える肌の状態ではない

以前、ピーリングをしたときには、特に問題なかったが、ある日突然、副作用が出始めたという場合は、お肌の状態が変化している可能性があります。

具体的には、肌を綺麗にしたく思い、洗顔のし過ぎ、間違ったスキンケアで肌がボロボロになっている状態で、ピーリングを利用した場合があります。

調子の悪い日にピーリングを使った

お肌の状態は、日々変わります。例えば、寝不足、日焼け、肌荒れ、吹き出物が出来た、生理中など、お肌が敏感になっている時や肌の状態が悪いときにピーリングを行うと副作用が起きやすくなります。

お肌の調子が悪いときは、ピーリングを行わないようにしましょう。

副作用が心配な人の予防ポイント

ピーリングを行った事による副作用を防ぐ為には、それなりの対処を行うと予防することが出来ます。

    【副作用の予防ポイント】

  • 肌に優しいピーリングを選ぶ
  • アフターケアのスキンケアをシッカリ行う
  • 手作りのピーリングは使わない

 

肌に優しいピーリングを選ぶ

ピーリングはもちろん、ゴマージュなど、同じような方法まで範囲を広げると、使われている成分は色々な種類があります。

その中で特にお肌に優しいと言われているのは、「AHA」と言われているモノです。「AHA」は低刺激な成分と言われていますが、その原料は、りんご酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸などのフルーツ酸でピーリングを行うので、お肌に優しいとされています。

さらに、肌に優しいピーリング剤の場合は、バラペン、タール系色素、鉱物油、合成香料などの肌への刺激になる成分が入っていないモノを使うのが良いです。

アフターケアのスキンケアをシッカリ行う

ピーリング後は、肌表面の古い角質を取り除いているので肌が薄くなっています。そして、肌表面に出ている素肌は若い未熟な状態です。

この為、ピーリング後は、ホコリやチリ、乾燥や紫外線などの外からの刺激に敏感です。だから、化粧水や美容液を塗った後の乳液、クリームによる保湿ケアをシッカリと行うのはもちろんですが、外出時には、日焼け止め対策はいつも以上にしっかりと行う必要があります。

また、乾燥しやすい人はセラミド配合の化粧品を使い、ハリや潤いを求めるならビタミンC誘導体を肌にシッカリと浸透させるようにしましょう。

手作りのピーリングは使わない

手作りのピーリングは、クエン酸と精製水があれば簡単に作ることが出来ます。自宅で自分で作ると安く作れて効果があるので魅力的です。

しかし、市販のピーリング剤とは違い、クエン酸の効果のみで、古い角質を取り除くことは出来ても保湿効果がありません。

この為、ピーリングの効果が強すぎるので、敏感肌や乾燥肌になる可能性が大きくなる事があります。また、自己流でピーリングを行うことで、肌を傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。

ピリピリ、肌のツッパリは、副作用でない場合もある!?

ピーリングを行っている時に、肌がピリピリしたり、ツッパリを感じる場合があります。これは、ピーリングをおkなっている時なら、特に問題はありません。

ピーリング中や洗い流している時に、ピリピリしたり、肌がツッパル場合は、グリコール酸などのピーリング成分が肌に刺激を与えて活性化しているためです。その為、ピーリング中や洗い流している時のピリピリやツッパリは、効果が出ている証拠です。
 
ただし、ピーリング後、洗い流した後でも、ピリピリ、肌のツッパリが続いている場合は注意が必要です。ピーリングのやり過ぎ等によって、お肌が敏感肌、乾燥肌になっている可能性があります。

また、ピーリング以外でも、洗顔やスキンケアのやり過ぎでによっても、敏感肌や乾燥肌になっている可能性があります。

副作用が起こった場合

ピーリングによる副作用の多くは、ピーリングにより肌の古い角質を取り除きすぎた場合や、元々、肌の状況が悪くなっている為、肌のバリア機能が落ちている可能性があります。

この為、副作用が現れた場合には、まずは、ピーリングの利用を中止して様子を見ます。

そのうえで、保湿力の高いクリームや乳液を使い、肌を乾燥から守ります。洗顔も場合によっては洗顔料や石鹸はつくぁずに、ぬるま湯だけで行うのが良い場合もあります。

副作用がひどい場合には、皮膚科などで相談する事も大切です。

ピーリングを使うべきタイミング

ピーリングを行うべきタイミングとは、基本的に、お肌のターンオーバーが遅れているような、古い角質がたまっている場合です。

古い角質がたまっている場合に現れる症状としては、下記のような事があります。

  • 肌がザラザラ、ゴワゴワしている
  • 肌が暗い感じになった、くすんでいる
  • ハリ、ツヤが無い
  • 毛穴の黒ずみが出来ている
  • 皮脂の分泌量が多い

 
上記のような症状が現れた場合には、ピーリングを使ってみるタイミングともいえます。

美肌になりたいと良いうことで、無理して使うものではありません。

どのピーリング商品を選ぶのか?選び方も大切

ドラッグストアや通販サイトで購入できるピーリングジェルやピーリング石鹸は、手軽に購入することが出来るので、使い方を間違える可能性もあります。

特に、ドラックストアで販売されているようなモノは、詳しい取扱説明書がありません。パッケージの裏に小さく、簡単に表記されているだけです。

その為、間違った使い方をして、肌に必要以上にダメージを与えてしまっている可能性があります。
 
本来、家庭用のピーリング剤は、美容皮膚科やクリニックで使われているモノと比べると安全性を考えて作られています。

正しい使い方をするのは当然ですが、初めてピーリングを行う場合には、より肌に優しく、肌に悪いモノが使われていないモノを選ぶと安心です。

まとめ

ピーリングは、正しく使えば副作用が起こるリスクは非常に小さくなります。ピーリングは、古い角質を取り除いているので、正しく使うと肌を綺麗にしてくれる効果が期待できます。

しかし、古い角質を取り除く時に、皮膚を剥がしている状態なので、間違った使い方をすると、肌荒れを起こすなどの副作用が現れます。

自己流に使わずに、「正しい使い方」、「お肌に優し成分のピーリング剤」の2点を意識してピーリング商品を選ぶのがピーリングの副作用を防ぐために大切なポイントです。