紫外線による肌老化である光老化が原因の肌トラブルの原因には、UVカットや紫外線ケアが重要です。
肌に紫外線が当たり、肌が老化することを光老化や肌トラブルの原因になります。紫外線対策やUVケアを行わない場合に、どのようになるのかを紹介しつつ、UVケアや紫外線対策の重要性を紹介します。
紫外線(光老化)による肌老化の原因
紫外線が原因の肌老化は、光老化とも言われ、肌が老化する原因の65%が紫外線(光老化)だと言われています。
太陽の日差しを浴びると、紫外線の刺激から肌を守るために皮膚内部でメラニン色素が作られて、シミになります。メラニン色素は、お肌のターンオーバーによってメラニン色素は排出されます。
しかし、繰り返し紫外線を浴びている場合には、メラニンを作り出すメラノサイトの数が増えます。また、表皮も厚くなってきてシミが出来ます。
また、紫外線が表皮を通り越して、真皮にまで到達した場合には、肌に影響を受けてしまいます。肌が影響を受けることで、皮膚内のコラーゲンが変性したり、劣化するので、お肌の弾力が損なわれます。その結果、肌にシミやたるみが出来てしまいます。
シミが急に増える原因とは?
30代の後半や40代になったらと言ったように、ある年齢になったら急にシミが増えたという人も多いのではないかと思います。
このようにシミが急にできる原因は、紫外線からのダメージを、毎日、ジワジワと肌に蓄積されていきます。そしてある一定の量の蓄積を溜めた場合には、急に目立つようになります。
太陽光線を大きく分類すると、見るとまぶしい可視光線、暑さや暖かさを感じる赤外線、見たり感じたりできない紫外線に分けることが出来ます。その割合は可視光線が50%で、赤外線が45%、残りの5%が紫外線です。
紫外線の種類
紫外線は、UVとも言われますが、これは、「ultraviolet」の略です。そして、主な種類としては、A波とB波があり、A波のことをUV-A、B波のことをUV-Bと言います。
A波(UV-A)
A波(UV-A)は、エネルギーとしては弱いのですが、曇りの日でも雲を通り抜けて地上にまで下りています。この為、曇りの日でもあまり、照射量は減りません。
また、皮膚にたいしてもジワジワと肌の奥の真皮にまで到達するので注意が必要です。
B波(UV-B)
B波(UV-B)の紫外線を浴びると、皮膚の表面が赤くヒリヒリさせます。B波(UV-B)は、曇りやガラスなどである程度は防ぐことが出来ます。
A波、B波は、どちらもお肌の老化を進めてしまうので、徹底的に防ぐ必要があります。
紫外線で出来る「シミ」、「シワ」の原因とは?
UVケア(紫外線ケア)をしないでいるとシミやシワが増えるので注意が必要です。ここでは、紫外線対策をしない場合に、どのような事が原因でシミやシワが出来るのかを紹介します。
シミが紫外線で出来る原因
紫外線を肌が受けるとメラニンを作るメラノサイトが増えて、皮膚も厚くなるのでシミになります。また、細胞のDNAも傷がつきます。この傷からのダメージが蓄積されて肌の構造が変性して、シミの原因になります。
この為、肌内に出来たメラニンを減らすだけではシミは薄くならない原因です。
紫外線によって変化した肌の構造を完全に元に戻すことが出来ないので、日焼けをしてシミが出来ても、日ごとから紫外線対策をしておかないと、シミは綺麗に取れることもありません。
シワが紫外線で出来る原因
A波(UV-A)は、皮膚の奥の真皮まで到達します。この真皮まで到達した紫外線のA波(UV-A)が、皮膚の中にあるコラーゲンを変性、劣化させることがあります。
皮膚の中にあるコラーゲンは、肌のハリを維持するために大切な成分です。この為、紫外線で肌を傷つけてしまうと、シワげ出来る原因になります。
紫外線をまったく浴びないのも問題
紫外線を浴びないと骨折しやすくなると言われています。この為、少しは日差しを浴びた方が骨は丈夫になります。
日差しを浴びると皮膚の中でビタミンDを作ることが出来ます。このビタミンDがあることで、カルシウムが骨へ沈着するのを促す作用があります。
このカルシウムを骨にする為に必要な紫外線の量は、両手の手の平の面積ぐらいに、1日520分程度日光を浴びれば大丈夫です。
日焼け止めを塗って、紫外線予防をする人も多いと思いますが、UVケアをしても100%の紫外線を防ぐのは無理なので、骨を強くする為には、あまり心配する必要はないです。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と紫外線の関係
更年期や高齢者になると骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になると気にしている人もいると思います。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になる原因は、日光からの紫外線やカルシウムが不足すると言った事もありますが、それ以上に、エストロゲンという女性ホルモンが減少や運動不足が大きく関係しているとも言われています。
この為、美容の視点から考えた場合には、日焼け予防をキチンと行いつつも日光を浴びて、よく運動をするのが健康や美容にもお勧めです。
シミ、シワが気になるなら1年中、毎日の対策が必要
春から夏にかけては、特に日差しが強くなるという事で、毎年、テレビや雑誌などでもUVケアが話題になります。
確かに、日差しが強くなるので、紫外線対策(光老化対策)をシッカリと行う必要のある時期です。しかし、曇りの日、冬の寒い時期でも、紫外線ケアが非常に対策です。
春から夏の日差しの強い時期と比べると紫外線量は、冬や曇りの日でも50%から80%ともいわれています。
この為、UVケアは、春から夏にかけては当然ですが、秋や冬も季節に関係なくUV対策を行うのが大切です。
ファンデーションや化粧下地などの化粧でもUV対策がオススメ
洗濯ものを干す、ゴミ捨てに行く、近所のスーパーやコンビニに買い物に行くなど、少しなので大丈夫だと思うような紫外線の蓄積が将来的にシミを作ることになります。
毎日、買い物に行って2時間外出している場合には、1週間で浴びる紫外線の量は、真夏の海水浴場で1時間浴びる量と同じであるとも言われています。この為、ちょっとした時間の外出でも紫外線対策は毎日行う必要があります。
わざわざ、毎日、日焼け止めを塗るのが難しい場合には、化粧下地やファンデーションなど、いつも使っている化粧品をUVカット機能が付いているものを利用するのもオススメです。
UVカット機能がキツイとお肌に負担がかかる場合には、冬など紫外線量が少なくなる時期は、UVカット機能の効果がゆるいモノにしてお肌への負担を軽減することが大切です。
まとめ
紫外線対策をしないと、光老化によって、シワやシミを作る原因になります。その為、肌の老化や肌トラブルの原因になります。
その為、UVカットを行いつつ、紫外線ケアも、日々の生活の中で継続して行うのが大切になります。
以上が紫外線が原因の肌老化の光老化や肌トラブルの原因について、紫外線ケアやUVカットの重要性について紹介しました。