シミを消す方法として、簡単で効果的なシミケアやシミ予防が出来る方法があったら知りたいと思いませんか?
顔、腕、手の甲、頬、唇などに出来てしまったシミを取り、消したいと悩んでいる人も多いと思います。
■こんな悩みはありませんか?
- シミをなくす方法を色々試したが効果が実感できない?
- 出来たシミを消したい?
- 肌が汚く見える?
- メイクでも隠せなくなってきた?
- シミで老けて見える?
- シミを消したいので病院に行こうか?
- 美白化粧品の効果が実感できない?
- 飲み薬・サプリが満足できない?
このような悩みがある人は、ここで紹介しているシミ対策の方法が参考になると思います。
ここでは、シミを消す方法としては、顔のシミ、頬のシミなどを中心に、手の甲、腕などに出来る全身のシミを消す方法を紹介します。具体的には、「新しいシミが出来ないように予防する方法」、「できたシミを消す方法」をまとめて紹介しています。
基本的なシミを消す方法、シミ予防対策としては、美白化粧品を使った化粧水、美容液、乳液、クリームを使った基礎化粧品によるスキンケアを紹介しつつ、シミに効果が期待できる食べ物、食材などの食事で摂取できるビタミン類を紹介しています。
自宅で、自分でシミをなくす簡単な方法が知りたい人は参考になると思います。
シミ対策は、消すだけではダメ!
顔の頬や腕、手の甲などに出来やすいシミ、メイクで隠しきれないぐらい濃くなると、出来てしまったシミを早く消したいと思う人のは、誰でも思うことだと思います。
しかし、シミは、既に出来たシミを消すだけではダメです。
- 出来たシミを消す方法
- 新しいシミを作らせない予防する方法
と言ったような2つの方法を併用していく必要があります。
さらに、
出来てしまったシミをメイクで隠す方法
についても紹介します。
出来たシミを消したいならシミの種類に合わせた対策が必要!?
一般的に、多くの人がシミと言っているのは、顔に出来る茶色っぽく見えるモノの事を言っているケースが多いと思います。
しかし、顔や腕、手の甲にできるシミは、詳しく見るといくつかの種類があります。
具体的なシミの種類としては、
- 老人性色素班(ろうじんせいしきそはん)
- 脂漏性角化症(しろせいかくかしょう)
- ソバカス・雀卵斑(じゃくらんはん)
- 炎症性色素班(えんしょうせいしきそはん)
- 肝斑(かんぱん)
- 花弁状色素班(かべんじょうしきそはん)
このように、シミと言っても、細かく見るといくつかの種類に分けることができます。
また、シミの種類によって、「シミが出来る原因」、「シミを消す方法」に違いが出てきます。
この為、あなたに出来たシミを消す方法を実践する場合には、シミの種類に合わせて効果が期待できるシミ対策を実践する必要があります。
美白化粧品を使ってもシミには効果が無いケースもある
シミ対策としては、なんでも美白化粧品でスキンケアしておけば、そのうちシミが消えるのではないか?と思っている人も多いようです。
しかし、シミの種類によっては、美白化粧品が効かないモノもあります。
美白化粧品の効果が期待できるシミとしては、
- 初期の老人性色素班
- 炎症性色素班
- 肝斑
- ソバカス
になります。
他のシミは、美白化粧品を使ったとしても効果が出ない場合があります。
シミの種類の特徴と見極め方
シミと言っても、実際には、出来る原因によって、色々なシミの種類があります。
具体的に、ここでは、シミの種類や特徴、どのシミか見極める方法、どんな方法でシミを消すことが出来るかを紹介します。
シミの種類には、下記のようなモノがあります。
- 老人性色素班(ろうじんせいしきそはん)
- 脂漏性角化症(しろせいかくかしょう)
- ソバカス・雀卵斑(じゃくらんはん)
- 炎症性色素班(えんしょうせいしきそはん)
- 肝斑(かんぱん)
- 花弁状色素班(かべんじょうしきそはん)
それぞれの種類のシミを下記で個別に「シミの特徴」、「美白化粧品が効果があるか」、「美白化粧品以外でシミを消す方法」を紹介します。
老人性色素班(ろうじんせいしきそはん)の特徴
老人性色素班は、シミの中でも一番多いタイプです。老人性色素班は、別名として、日光性黒子(にっこうせいこくし)と言われ、紫外線の影響で出来るシミです。
基本的に、太陽光の紫外線の影響で出来るシミなので、顔の頬骨の部分に出来やすい傾向があります。
老人性色素班の特徴としては、
- 紫外線の影響で出来るシミ
- 顔の頬骨部分にできやすい
- シミの大きさは、数ミリ~数十ミリ程度の丸い色素班
- 出来始めは、薄い茶色で、時間の経過とともに濃くなる
- 長年、シミを放置していると隆起してくることがある
と言ったような特徴があります。
老人性色素班に美白化粧品は効果があるのか?
老人性色素班は、シミが出来始めた初期の、ごく薄い状態なら美白化粧品の効果が期待できます。しかし、シミが濃くなってしまうと、皮膚自体がへんかしているので化粧品では消すことが出来なくなります。
老人性色素班の美白化粧品以外の消す方法
シミがハッキリと濃いシミになった場合には、レーザー治療で消すことが出来ます。
脂漏性角化症(しろせいかくかしょう)の特徴
脂漏性角化症の特徴は、シミが盛り上がり、イボのようになっているシミです。ちなみに、イボの表面は、ボツボツとしています。
脂漏性角化症のシミは、手の甲などに茶色いシミとして現れることが多いようです。
脂漏性角化症は、美白化粧品で消せるか?
脂漏性角化症は、皮膚が変化しているので美白化粧品では効果が期待できません。
脂漏性角化症を消すための対策・方法とは?
脂漏性角化症のシミを消したい場合には、レーザー治療や液体窒素の凍結療法を利用すると効果が高いです。
ソバカス・雀卵斑(じゃくらんはん)の特徴
ソバカスは雀卵斑とも言われるシミの一種で、小さな子供に出来ることがあるシミです。ソバカスは、鼻を中心に散らばっているように出来るシミです。そして、ソバカス(雀卵斑)の特徴は、シミの形が三角や四角で、丸では無いと言った点が見分ける方法にもなります。
ソバカスは美白化粧水で消えるのか?
基本的に、子供に出来るソバカスは、遺伝が原因だと言われています。基本的には、美白化粧品の効果は期待できるはずなのですが、現実的には、遺伝的要因が強すぎて美白化粧品でソバカスを消すのは難しいようです。
ソバカス対策は、何が効果的か?
ソバカスは、レーザー治療で消すことが出来るようですが、再発する事もあります。
炎症性色素班(えんしょうせいしきそはん)の特徴
炎症性色素班は、肌に出来た傷などが原因で出来るシミです。
具体的に、炎症性色素班が出来るケースとしては、
- ニキビ跡
- 傷跡
- 虫刺されの跡
- 肌荒れ
などの跡に、茶色いシミが残ったモノが炎症性色素班になります。
炎症性色素班は美白化粧品が効果が期待できるか?
炎症性色素班は、美白化粧品の効果が期待できるシミです。特に炎症性色素班のシミにオススメな美容成分はビタミンC誘導体です。
炎症性色素班のシミを効果的に消す方法
炎症性色素班のシミを効果的に消したいと思った場合には、ビタミンC誘導体などの美白化粧品の利用と共に、ピーリングを行うと、より早くシミを消す効果が期待できます。
また、炎症性色素班は、放置していても勝手に消えることもありますが、日焼けをすると消えにくくなる事もあるのでUV対策は大切です。
肝斑(かんぱん)の特徴
肝斑が出来る理由は、女性ホルモンのバランスが崩れたことが原因になるシミです。
出来る部分は、頬骨の当たりに、茶色や灰色で、モヤモヤとした感じのシミで、左右対称に出来ることが多いようです。ただし、人によっては、額や鼻の下などにも出来る場合もあります。
肝斑は、女性ホルモンのバランスの乱れが原因になっているので、
- 妊娠中
- ピルを飲んでいる人
- 更年期の人
- 生理中
と言った人に出来やすいと言った傾向があるようです。
肝斑のシミを取りたい場合の対策
肝斑は、美白化粧品の効果が期待できるシミです。また、美白化粧品を使いつつも、さらに、ピーリングも併用すると、より早くシミを消す効果が期待できます。
より効果的に肝斑を消すための方法
肝斑は、病院に行って薬を処方してもらうと数ヶ月で薄くなることが多いと言われているシミです。また、漢方薬などを活用するのもいい方法です。
花弁状色素班(かべんじょうしきそはん)の特徴
花弁状色素班は、「花弁状」と言った名前の通り、シミの形が花びらに似ているのが特徴です。
花弁状色素班が出来るタイミングとしては、海水浴に行って急な日焼けをした時に出来やすいです。特に、肩から背中にかけて小さなシミが複数出来る傾向があります。
花弁状色素班は美白化粧品で消せるのか?
花弁状色素班は、美白化粧品でシミケアしたとしても消せる効果は、あまり期待できないようです。
どうすれば花弁状色素班は消せるのか?
早く花弁状色素班を消したいと思った場合には、レーザー治療を行うと良いようです。
出来たシミを1日でも早く消す為のスキンケア
既に出来てしまったシミを1日でも早く消したい人に適したスキンケアの方法を紹介します。
お肌のターンオーバーを促進する
お肌の状態が悪いと、お肌のターンーバーが悪くなり、新しくキレイな細胞がスムーズに作られずに、肌をきれいにするのは難しくなります。
特に、年齢的にもお肌のターンオーバーが遅くなって、肌がガサガサしたり、硬くなっている場合は、お肌のターンオーバーを早くして、古い皮膚を垢として排出し、新しくキレイな肌を表面に出すとシミが早く消しやすくなります。
この為、お肌のターンオーバーを促進するためには、
- 適度な洗顔を日々行う
- ピーリングで古い皮膚を取り除く
- 適切な保湿を行う
- 美白化粧水でシミを消す化粧品を使う
と言った点が大切になります。
質の良い睡眠もお肌のターンオーバーには大切
お肌のターンオーバーを促進させたいと思った場合には、いかに質の良い睡眠を確保するのか?と言うのが大切になります。
実際に、肌細胞が一番生まれ変わるタイミングが、睡眠中です。この為、質の良い睡眠をとることが出来れば、寝ている間にスムーズに肌細胞が生まれ変わって、お肌のターンオーバーが促進されます。
シミを消す美白化粧品の正しい選び方とは?
美白化粧品は、シミ対策としては大切なアイテムです。いつものスキンケアに美白化粧品に変えるだけでも、簡単に、少しでも早くシミを消したり、予防する効果が期待できます。
間違った美白化粧品選びをしていませんか?
美白効果が期待できる化粧品と思って購入していたが、よくみると「美白成分が入っていない」化粧品を使っている場合もあるようです。
化粧品は、白いパッケージで、「○○ホワイト」と言った様な商品名で、無意識に、美白化粧品だと勘違いしている人もいます。
しかし、雰囲気だけで化粧品を選んでいると、美白成分が入っていない可能性もあるので注意が必要です。美白化粧品を購入する時には、配合されている成分をシッカリと確認するのがおすすめです。
美白成分は、肌全体を何でも白くするモノではない
美白成分と言えば、たとえば、顔全体に塗っておけば、肌が白く綺麗になると言ったイメージを持っている人もいるようです。
しかし、美白成分としては、メラニンに働きかけるだけの場合には、ニキビ跡の赤みなどを白くすることは出来ないので、美白成分の種類と働きについて知って、選ぶ必要があります。
美白化粧品の成分の種類と特徴
ここでは、美白化粧品の成分の種類と特徴を紹介します。美白化粧品を購入する前に要チェックです。
美白化粧品として、医薬部外品として厚生労働省が認めている美白成分としては、
- ビタミンC誘導体
- アルプチン
- コウジ酸
- エラグ酸
- ルシノール
- リノール酸
- カモミラET
- トラネキサム酸
- 4MSK
- マグノリグナン
- プラセンタエキス
- 油溶性甘草エキス(グラプリジン)
と言ったようなモノがあります。
ビタミンC誘導体の美白効果と特徴:メラニンを還元して色素沈着を防ぐ
ビタミンCは、抗酸化作用があり、昔から肌には良いと言われていました。しかし、従来のビタミンCは、壊れやすく不安定なので、美容効果が実感しにくい物質でした。
この壊れやすいビタミンCを安定化して、お肌への美容効果が期待できるようにしたのが、ビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体の効果は、
- 新陳代謝の促進
- できたメラニンを還元して色素沈着を防ぐ
- 抗酸化作用
- 皮脂のコントロールをする
- ニキビの炎症を抑える
などの効果が期待できます。
アルプチンの美白効果と特徴:メラニンの生成を防ぐ
アルプチンは、美白効果が高いということで、色々な化粧品に使われている成分です。
病院で処方される美白成分にハイドロキノンがあります。このハイドロキノンは美白効果が高い分、肌への刺激も強いのが欠点でした。
アルプチンは、この美白効果が強いハイドロキノンとブドウ糖を結合して作られている美白成分です。
アルプチンの特徴としては、シミやくすみの元になるメラニンが活性化する時に起こる酵素チロシナーゼを抑え、メラニンの生成を防ぎます。
さらに、アルプチンは肌に入ると、一部が分解されることで、ハイドロキノンの作用も期待できます。
コウジ酸の美白効果と特徴:メラニンの生成を抑制する
コウジ酸は、麹を扱う職人の手がなめらかで白いことから研究が進められて出来た美白成分です。
期待できるコウジ酸の効果は、メラニンの生成の抑制です。さらに、活性酸素や炎症の発生をおさせる作用も期待できます。
また、メラニンの抑制によるシミ対策以外にも、コウジ酸は、黄ぐすみの元であるAGEsの生成を抑えることで、糖化による黄ぐすみにも効果が期待できます。
エラグ酸の美白効果と特徴:メラニン色素の生成を抑制
エラグ酸は、ベリーやイチゴに含まれる天然のポリフェノールです。ポリフェノールは、抗酸化作用で活性酸素の働きを抑えて、細胞の衰えを予防できる事でも有名です。
シミ対策としては、エラグ酸は、メラニン色素の生成を抑制する効果が期待できます。
人間は、紫外線やストレスなどで体内で活性酸素が発生して細胞が酸化して、肌荒れや老化の原因になります。このような肌のダメージは、メラニン色素が生成されてシミが出来やすくなります。
メラニン色素を抑制以外にも、エラグ酸は、強い抗酸化力があります。この抗酸化力によって、体内の活性酸素を除去することが出来る美白成分でもあります。
ルシノールの美白効果と特徴:メラニンの生成を抑制
ルシノールは、モミの木の成分をヒントに作られた化合物です。シミの原因になる、メラニンの生成をする酵素の結合を阻害する働きがあります。
効果が期待できるシミとしては、シミや黒ずみの発生を抑える点です。
リノール酸の美白効果と特徴:メラニン生成を促進する成分を抑制する
リノール酸は、サフラワー油などの植物油から抽出して作られている成分です。リノール酸のシミに対するアプローチとしては、シミの原因となるメラニン生成を促進するチロシナーゼを抑制することで、シミが出来にくくする効果が期待できます。
カモミラETの美白効果と特徴:シミを作る情報伝達物質を抑制
カモミラETは、ハーブのカモミールから抽出される成分です。カモミラETは、シミを作るように指令を出すエンドセリンと言う情報伝達物質を抑制する効果があります。
トラネキサム酸の美白効果と特徴:メラニン色素の沈着を抑制する
トラネキサム酸は、元々は、抗炎症剤として使われていた成分を美白成分として開発された人工的なアミノ酸化合物です。
期待できるトラネキサム酸の美白効果としては、メラニン色素の沈着を防ぐ点です。
4MSKの美白効果と特徴
4MSKの美白成分としての効果は、メラニン生成の抑制、シミが出来ている部分の慢性的なターンオーバーの不調に着目して、既に出来たメラニンの排出する効果が期待できます。
マグノリグナンの美白効果と特徴
マグノリグナンの美白成分の効果としては、メラニン生成を抑制する効果があります。
その効果は、シミの原因となるメラニン生成の根本的な原因となっているチロシナーゼ自体の成熟を阻害する作用によってシミが出来るのを防ぎます。
プラセンタエキスの美白効果と特徴
プラセンタは、馬や豚などの胎盤から抽出できるエキスで、美肌サプリとしても使われている成分です。
シミ対策としては、メラニンの生成を抑制する美白効果があります。また、プラセンタエキスは、代謝アップやエイジングケアの効果も期待できます。
油溶性甘草エキス(グラプリジン)の美白効果と特徴
油溶性甘草エキスは、漢方で知られている甘草の根から抽出された成分です。
美白成分としての効果は、シミの原因になるメラニン生成に関係している酵素のチロシナーゼの働きを阻害することで、メラニンの生成を抑制する作用があります。
シミ対策は長期間の取り組みが大切
美白化粧品は、シミが目立ちだした時に、急いで使いだす人が多いと思います。
しかし、シミが出来る原因は、
- 紫外線による肌へのダメージ
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- キズやニキビ跡
などのように、日々の生活でシミが出来る原因は色々とあります。
日焼けなど、大きな肌トラブルを受けている時に集中ケアとして美白化粧品を使うのも大切ですが、シミは、1日、2日で消えるモノではありません。
基本的にシミ対策は、長期的なスキンケアが重要です。この為、日々のスキンケアで毎日、継続して美白化粧品を使う事が大切です。
美白効果を実感したい場合には、最低でも3ヶ月~半年、長い場合には、1年以上は、美白化粧品でのスキンケアを継続して行いましょう。
お肌のターンオーバーを整えるスキンケアが大切
30代、40代、50代と年齢の経過とともに、肌質が悪くなり、シミが目立ち始めた場合には、お肌のターンオーバーを整えるスキンケアも美白対策と同時に行うのが大切です。
お肌のターンオーバーが促進されると、古い角質と共に、シミが垢として剥がれ落ちて、シミを消すのが早くなります。
このようにお肌のターンオーバーを促進するためには、ピーリングで古い角質を取り除いたり、保湿をシッカリと行うスキンケアが大切になります。
化粧水、美容液、乳液、クリームを目的別に使う
美白化粧品と言っても化粧水、美容液、乳液、クリームなど、色々な化粧品に美白成分が配合されているモノが販売されています。
シミを消したいからと言って、化粧水、美容液、乳液、クリームのすべてに美白成分が入っている必要がありません。
美白成分の入っている化粧品を上手く取り入れつつ、潤いがあり、健康な肌を手に入れると、出来たシミも消えやすくなるので、正しいスキンケアがシミ対策には重要です。
スキンケアの基礎化粧品は正しい順番で目的を知って利用する
スキンケアをする時には、まずは、クレンジング、洗顔で、メイクや肌の汚れを落とします。
その後の正しいスキンケアの順番としては、
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
を順番に使うのが基本になります。
①化粧水
化粧水は、クレンジングや洗顔などで失われた保湿成分を補うのに必要な基礎化粧品です。化粧水で角質層まで水分を補っておくことで、美容液や乳液、クリームに含まれる栄養成分が浸透しやすくなります。
②美容液
シミやシワ、たるみ、乾燥などの肌トラブルが気になる場合には、美容液で一番、肌に与えたい部分をケアします。美容液に含まれている美容成分が一番、濃縮されているので、特に肌に与えたい成分を美容液で摂ると良いです。
③乳液
乳液は、油分と水分をバランスよく配合している化粧品です。保湿を行いつつも油分を補うことができます。
④クリーム
クリームは、乳液と比べると油分が多いのが特徴です。化粧水や美容液などの有用成分を肌に閉じ込めるためにも使います。
スキンケアは正しい順番を守るのが基本
基本的に、スキンケアの順番は、上記の順番を守るのが大切です。
たとえば、洗顔後にクリームを塗った場合には、化粧水で肌に水分が補充されていないので乾燥やニキビなどの肌トラブルを起こす可能性があります。
この為、洗顔、化粧水の順番は、最低限でも守る必要があります。
最低限のスキンケアをするには、何が必要か?
スキンケアを行う場合には、上記で説明した、クレンジング、洗顔、化粧水、美容液、乳液、クリームをすべて使う必要はありません。
最低限のスキンケアを行う場合には、
- クレンジングで化粧を落とす
- 洗顔で、汗やチリ、ホコリの汚れを落とす
- 化粧水で水分を補充する
- 乳液かクリームで保湿する
と言った程度でも大丈夫です。
必要なスインケア
必ず必要になるスキンケアは、「洗顔」、「化粧水」、「保湿(乳液かクリーム)」です。
洗顔で汚れを落とし、無防備になった肌に化粧水で水分や栄養を補い、乳液やクリームで保湿をすれば、最低限のスキンケアは足ります。
使わなくても良いスキンケア
化粧をしない日、または、化粧が薄い人で、洗顔で十分にメイクが落ちる場合には、クレンジングも必要ないかもしれません。
美容液は特になくても大丈夫です。また、乳液とクリームは、どちらか1つでも大丈夫です。
美白成分は、化粧水、美容液、乳液、クリームのどれが良いのか?
美白化粧品と言っても、実際に選ぶときには、基礎化粧品の種類だけでも化粧水、美容液、乳液、クリームがあります。
全てに美白成分が含まれていると、より効果が実感しやすくなる可能性もありますが、お肌に必要な栄養成分は、美白成分だけではないはずです。また、欲張った美容成分が入っている化粧品は高額になるので、お財布にも負担になります。
この為、必要な栄養成分は、何で、どの化粧品で補うのか?と言うのが大切になります。
化粧水、美容液、乳液、クリームごとに目的を持って選ぶ
スキンケアで使われる基礎化粧品には、化粧水、美容液、乳液、クリームがありますが、
美白でシミを消したいと思った場合には、
- 美白成分
- 潤い成分
- 保湿成分
と言ったように、
美白成分でシミを消しつつ、シミを早く消せる健康なお肌を手に入れるために、「お肌の潤い」、「保湿で乾燥予防」という事は基本的に行うのが大切です。
この為、例えば、
- 化粧水:潤い成分
- 美容液:美白成分
- クリーム;保湿成分
を含む基礎化粧品を選ぶと良いです。
余裕があれば、化粧水に潤い成分にプラスしてビタミンC誘導体などの美白成分が入っているモノを選択すると良いです。
化粧水、美容液、乳液、クリームのどれで美白成分を取ると良いのか?
何としてもシミを消して、美白を1日でも早く行いたい場合には、化粧水、美容液、乳液、クリームの中でも特に、『美容液』に美白成分が入っている化粧品を選択するのがオススメです。
化粧水、美容液、乳液、クリームの役割や特性を考えると、基本的に、美容液は含まれている成分が濃縮して配合されている事が多いからです。
この為、美白を一番に考えている人の場合には、美容成分が一番、濃縮されている美容液を選択するのが大切です。
無理に、高価な化粧品は使わない
例えば、顔のシミを消す方法として、美白化粧品を選択した場合には、シミが消えるまで使いたいという人が多いと思います。
しかし、基本的に美白化粧品は、1年を通じて、ずっと使い続けるのが基本です。この為、継続して使い続けるのが難しい高価な化粧品を購入するのはあまりお勧めできません。
シミをが出来る原因とは?
新しくシミが出来ないようにする為には、まずは、シミが出来る原因を把握する必要があります。
シミが出来る原因としては、
- 紫外線による刺激
- ホルモンバランスの乱れ
- 精神的なストレス
- キズや炎症などの跡
と言ったモノが、シミが出来る原因になります。
紫外線による刺激
シミが出来る理由としては、紫外線の刺激が原因になる事が多いです。
そもそも、シミが出来る原因としては、紫外線により細胞が傷つくのを防ぐ、皮膚が持っている紫外線防御機能として、色素細胞のメラノサイトが作られます。何度も日焼けなど、紫外線の刺激を受けるとメラニンが作られてシミが出来ます。
この為、シミ対策は、まずは、紫外線対策として日焼け止めを心がけるのが大切です。
ホルモンバランスの乱れ
特に女性の場合には、生理不順やピルの飲用、妊娠、出産、更年期などによって、ホルモンバランスが崩れるケースがあります。ホルモンバランスが崩れることによって、メラニンを生成したり、色素沈着が進み、シミが出来やすくなる場合があります。
妊娠が原因のホルモンバランスの乱れが原因でシミが出来ている場合には、出産後、二ヶ月~三ヶ月で、シミは薄くなってきますが、何度も、出産する事でシミが消えにくくなる事もあるようです。
精神的なストレス
強い精神的ストレスを感じると脳下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモンが分泌されます。副腎皮質刺激ホルモンは、ストレスから防御する大切な働きをしています。しかし、この防御反応によって、色素細胞であるメラノサイトを刺激する事で、メラニンの生成が促進されて、シミが出来てしまいます。
この為、ストレスが原因でシミが出来るのは、強いストレスを感じてから二ヶ月~三ヶ月後に出来ることがあるようです。
キズや炎症などの跡
怪我をした跡、蚊に刺された後、ニキビ跡が、茶色いシミになる事もあります。
顔の頬や腕、手の甲などにシミが出来る原因は、上記のような事が原因になっているケースがあります。
シミを予防・新しく作らない対策・方法
出来たシミを消したいと思った場合には、まずは、新しいシミを作らせない予防方法、対策なども大切になります。
基本的にシミを新しく作らせずに、予防するためには、
- 紫外線対策・UVケアなど日焼け止め
- 健康な肌を作るスキンケアを行う
と言った点がポイントになります。
紫外線対策・UVケアなど日焼け止め
シミが出来る原因には、シミの種類によって色々とあります。その中でも特に注意が必要なのは、太陽光からの紫外線対策、日焼け止め対策を行うのが大切です。
紫外線によって皮膚がキズつくと、シミが出来る原因になります。この為、日焼け止めを塗ったり、UVカット機能がある化粧品を使って、UV対策を日々、行うようにしましょう。
基本的に日焼け対策は、肌に日焼け止めを塗るケースが一般的です。クリームタイプやスプレータイプなど、種類も色々とあるので、自分に合ったモノを選択して使ってみると良いです。
飲む日焼け止めが注目
最近では、日焼け止めの為のサプリメントというのも販売されています。日焼け止めを塗るのが面倒、肌に合わないと言った場合には、飲む日焼け止めを活用すると良いでしょう。
健康な肌を作るスキンケアを行う
「健康な肌を作るスキンケアを行う」としては、既に紹介しているシミに効果が期待できる美白化粧品やスキンケアの方法を参考にしてもらえればと思います。
シミをメイクで隠す方法
ここでは、効果的に顔に出来たシミをメイクで隠す方法を紹介します。
顔に出来たシミを消す方法としては、
- 化粧水や美容液などのスキンケアで、根本的にシミ消す方法
- コンシーラーやファンデーションで、シミを隠す方法
と言った2種類があります。
出来たシミは、スキンケアで美白化粧品を使ったとしても1日、2日で消えるモノではありません。
この為、シミが根本的に消えるまでは、コンシーラーやファンデーションでシミを隠すと良いです。
ファンデーションでシミを隠す
ファンデーションでも良いモノを選ぶと、シミを隠すことが出来ます。
ただし、あまりにもシミが濃くなっていると、ファンデーションで隠そうとすると、不自然に厚塗りになってしまう事があるので、注意が必要です。
コンシーラーでシミを隠す方法
ファンデーションで、シミを隠そうと思ったら不自然になっている場合には、コンシーラーを使うと良いです。
コンシーラーで、シミを綺麗に消したいと思った時のポイントは、コンシーラーを肌よりもワントーン暗いモノを使うとシミが隠しやすくなります。
ちなみにコンシーラーを塗ってシミを隠すときには、シミだけを隠そうと思い塗ると不自然になる事があるんどえ、基本的に、コンシーラーを塗って肌になじませて目立たないようにすると良いです。
食事での食べ物で、シミを早く消す方法
顔の頬や腕、手の甲に出来たシミを消す為には、スキンケアで化粧品で肌から直接栄養を与えるのも大切ですが、食事から取った栄養で内側からシミを消すのも大切です。
食事で取る食べ物に含まれる栄養によって
- シミ、色素沈着を予防する栄養成分
- 出来たシミ、色素沈着を消す栄養成分
- 肌の状態を良くする栄養成分
と言ったような種類の栄養が必要になります。
基本的には、バランスの良い食事を摂るのが大切です。特に和食はオススメです。ただし、バランスの良い食事を摂っているつもりでも、よりシミを早く消したり、予防したい場合には、ここで紹介している栄養成分を含む食べ物、食材を積極的に摂ると良いです。
シミ、色素沈着を予防する栄養成分:ビタミンA
色素沈着を予防する栄養成分としては、『ビタミンA』が、メラニンの沈着を妨げる働きがあります。
ビタミンAが多く含まれている食材
鶏肝臓、豚肝臓、牛肝臓、アンコウの肝、うなぎ、ほたるいか、アナゴ、牛乳、卵黄、ニラ、カボチャ、ニンジン、パプリカなど色の濃い野菜全般
出来たシミ、色素沈着を消す栄養成分:ビタミンC
出来たシミ、色素沈着を消す為に必要な栄養成分としては、『ビタミンC』が大切です。シミや色素沈着を薄くしたい場合には、ビタミンCは1日に2000mgは摂取したいところです。
ただし、ビタミンCは、水溶性のビタミンなので、食事で取っても数時間で排出されます。この為、基本的にビタミンCは、朝食、昼食、晩御飯の食事のたびにとりたい栄養成分です。
ビタミンCが多く含まれている食材
イチゴ、キャベツ、ミカンなどの柑橘類、レモン、サツマイモ、赤ピーマン、黄色ピーマン、ケール、アセロラ、ゆず、柿、キウイフルーツなど
肌の状態を良くする栄養成分:ビタミンB
お肌の状態が悪い、乾燥肌やアトピー肌の人は、お肌の状態が悪いので、お肌のターンオーバーもスムーズに行えていないので、出来てしまったシミを綺麗に取り除くのも難しくなります。
この為、美白対策をしてシミを消したい場合には、ビタミンBで、お肌の状態を整えておくのも大切な方法です。
ビタミンBが多く含まれている食材
大豆、納豆、ミルク、マグロなどの魚類、卵黄、豚肉の赤身、バナナ、イチジク、プルーン、カボチャ、ニンジン、小松菜、ナッツ類など
食事でシミを消すのが難しいならサプリメントを活用!?
シミを消したい、白い美肌を取り戻したいと思っている場合には、スキンケアで美白化粧品を使いつつ、食事で美白に必要な成分も取りたいところです。
しかし、食事は、毎日、食材を購入して料理するというのは、仕事や家事が忙しくて難しいという人も多いのではないかと思います。
そこで、シミを消す為に、また、シミを予防するために必要な栄養を摂りたいと思った場合には、サプリメントや医薬部外品などを活用すると、簡単に必要な栄養が摂れて便利です。
マルチビタミンのサプリメントを飲めば大丈夫!?
食事で、シミ対策をする場合には、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCなどのビタミン類が大切になります。
この為、マルチビタミンのようなビタミン系サプリメント、ビタミン剤を飲めば、シミ対策、シミ予防が出来ると思いがちです。
しかし、マルチビタミンのサプリメントやビタミン剤を飲んだとしても、尿などに混ざって体外に排出される事が多く、あまり体内に吸収されないので効果が実感しにくいです。
シミに適した栄養成分が配合されたサプリを選ぶと良い
基本的にシミに必要なビタミンというのは、水溶性ビタミンが多いので、多く摂取しても体外に排出されやすいです。
キチンと体内に吸収されつつ、特に、シミ対策として必要な栄養成分がシッカリと配合されているサプリメントを選ぶというのが、より効果を実感したい人には大切です。
まとめ
以上の通り、「出来たシミを消す方法」、「新しいシミが出来ないように予防する方法」を総合的にまとめて紹介しました。
基本的に効率的にシミを消したいと思った場合には、美白化粧品を使ったスキンケア、食事やサプリメントなどからのシミ対策に役立つ栄養成分を摂る方法を併用するのが大切です。
特に、ここでは、自宅で簡単に出来たシミを消す方法、さらに、新しくシミを作らないようにしたい人には、参考になると思います。