自分で自宅でセルフピーリングを行う場合は、専門知識がない状態で行うのでピーリングの注意点をあまり意識しないで利用してしまう人も多いのではないかと思います。
実際に、ドラッグストアやアマゾン、楽天市場などでピーリングやゴマージュなどの化粧品を購入するとパッケージだけです。シャンプーやリンス、洗顔などと変わらない感じです。
この為、気軽に自宅でセルフピーリングを行いがちですが、他の化粧品やスキンケア商品と比べると、自宅で自分で行うセルフピーリングは、危険性が高いので注意が必要だと思います。
セルフピーリングを自宅で自分で行うときに、何も知らずに古い角質がボロボロ取れて、むきたまごお肌のように綺麗になったと喜んでいても、後々、肌が荒れて、シミ、シワなどが増える可能性もあります。
ここでは、ピーリングを自宅で行うセルフピーリングを利用する時の注意点をまとめていますので、ピーリングを行いたいと思っている人、または、既にピーリングを行っている人は参考にしてくださいね。
自宅でセルフピーリングを行うときの注意点
自分で自宅でセルフピーリングを行う場合の注意点は、大きく分類すると下記の4つに分類されます。
- 【ピーリングの注意点】
- 紫外線対策
- アフターケア
- 使用頻度
- その他の注意点
ピーリングと紫外線対策
紫外線対策のセルフピーリングの注意点としては、「日焼けを避ける」、「朝行わない」の2つに分けて紹介します。
日焼けを避けるUVケアは重要な注意点
ピーリングを行う前と後は、日焼けをしてはいけません。海水浴や日焼けサロン、1日中外出しているという日の前後にピーリングは行ってはいけません。
ピーリング後の日焼けの注意点
セルフピーリングを自宅で行った後は、肌の表面にある角質が取り除かれている状態です。つまり、いつもより皮膚が薄くなっています。
しかも、肌の表面の強い皮膚はなく、新しく柔らかい皮膚しかありません。その為、ピーリング後は、太陽光の紫外線の影響を今まで以上に受ける状態になっています。
極端な例で言えば、今までは鍛えられた体の体操選手が赤ちゃんに戻っているようなモノです。この為、自宅でのセルフピーリングの後は、日焼け止めを塗ったり、日傘をさしたり、夏でも長袖を着たり、日蔭を選んで歩くなど、出来るだけ紫外線から肌を守りましょう。
自宅でのセルフピーリング後にオススメな日焼け止めのタイプ
自宅でのセルフピーリング後に使用する日焼け止めは、紫外線吸収剤を使っているモノは避けます。できれば、紫外線散乱剤を使っているモノを選ぶのがオススメです。
紫外線吸収剤を使っている日焼け止めは、紫外線を熱に変えて吸収します。この時の熱が肌には悪影響を起こします。その為、紫外線吸収剤は避けたいので、紫外線散乱剤が入っている日焼け止めがオススメです。
さらに、メイクを行うときは、パウダータイプのファンデーションを使うと、紫外線散乱剤の効果が期待できます。日焼け止めと同時にメイク時にパウダータイプのファンデーションを厚めに塗ると良いです。
自宅でのセルフピーリング後に日焼けをしたら、どうなるか?
自宅でのセルフピーリング後に太陽光を長時間浴びて日焼けをすると、「日焼けによる炎症」、「紫外線の影響によるシミ、シワ」が酷くなる可能性があります。
セルフピーリング後は、古い角質が取り除かれているので、皮膚が薄く、弱くなっています。その為、紫外線が肌奥まで到達しやすくなり、メラニンの生成が活発になり、シミが出来やすくなります。
さらに、肌の奥の細胞が紫外線によるダメージを受ける事になります。その為、皮膚内部のコラーゲンなどに悪影響を与えるので、将来、皮膚がたるむ、シワが出来るなどの症状が起こる可能性が高まります。
また、日焼け後にヒリヒリと赤くなるのは、肌が炎症を起こしている為です。セルフピーリング後に若い皮膚が表面に出ている状態です。
日焼けの赤いヒリヒリは炎症
日焼けをすると、いつも以上に肌が炎症を行いヒリヒリ痛みやすくなる可能性があります。
このように、セルフピーリングをしてスグに外出するのはオススメできません。もしも外出する必要がある場合は、UVケアをいつも以上にシッカリと行う必要があります。
日焼け後のピーリングの注意点とタイミング
日焼けを行た後は、セルフピーリングを行うことは出来ません。セルフピーリング以外でも美容皮膚科やクリニックなどで行われているケミカルピーリングは、海水浴の翌日などは断られます。
例えば、海水浴など1日、日差しを浴びて日焼けをした場合には、2時間~6時間後には皮膚が赤くなり、その後6時間~48時間は、ヒリヒリと痛んだり、ほてり、乾燥などの症状が出ます。
このような状態の皮膚は、火傷(やけど)と同じ状態で、肌が傷ついている状態です。そこに、ピーリングを行って刺激を与えると、日焼けが治りにくくなります。さらに、日焼けによる火傷の状態がひどくなる場合もあります。
日焼け後のセルフピーリングは控える
この為、日焼けをした後は、セルフピーリングは控える必要があります。実際に海水浴などかなり日焼けをした場合には、2週間から1ヶ月程度は自宅でのセルフピーリングや美容皮膚科やクリニックで行うケミカルピーリングなどを行わないほうが良いとも言われています。
セルフピーリングを行わない方が良い期間は、日焼けの度合いや肌の体質など、個人差があります。
なかなか個人での判断は難しいですが、まずは、日焼けの症状がシッカリとおさまるまではピーリングはやらないようにしましょう。必要な場合は、医師へ相談してくださいね。
朝行わないで、夜に行うのが正解!?
朝の洗顔は、人によっては、ぬるま湯だけの洗顔で十分という事も言われています。それだけ朝の肌は敏感になっているということで、刺激に弱いです。
その為、朝は、ピーリング石鹸やピーリングジェルは使わないのがオススメです。朝にセルフピーリングをすると肌の表面の角質が取り除かれて、皮膚が弱い状態で1日を過ごすことになります。
また、朝、セルフピーリングをすると、その後の外出での太陽光を浴びることになります。その結果、紫外線のダメージを受けやすくなるので注意が必要です。
お肌は夜作られる!?
お肌のターンオーバーで、新しい皮膚が作られるのは、夜の寝ている間と言われています。この為、夜にセルフピーリングを行い、寝ている間に、新しいお肌が作られます。
だから、夜にセルフピーリングを行い、翌朝、外出するのがお肌には優しいのでオススメだと思います。
ピーリング後に重要なアフターケア
自宅でのセルフピーリングを行った後は、むきたまご肌になってツルツルになっても、その後のアフターケアがいい加減だと、結果的に、お肌のトラブルを引き起こす可能性があります。
その為、セルフピーリングを自宅で行った後は、アフターケアが非常に重要です。アフターケアを怠ると、ピーリングは非常に危険なスキンケア方法になるので注意が必要です。
自宅でのセルフピーリング後のアフターケアが非常に大切
自宅でセルフピーリングを行った後は、お肌が敏感になっているのでいつも以上にスキンケアをシッカリと行う必要があります。
セルフピーリングを自宅で行った後のスキンケアは美肌を手に入れるいいチャンス!
セルフピーリングを自宅で行った後は、肌が薄くなっているので、化粧水や美容液が、いつも以上に浸透しやすくなっています。その為、お肌に必要な栄養はピーリング後に与えるのがポイントです。
例えば、シワが気になる人は、ビタミンC誘導体やナイアシン、レチノールなどの肌内部のコラーゲンを増やす成分の化粧水や美容液を使うのがオススメです。
新しいシミが出来ないようにしたい場合は、美白化粧品を使います。また、肌の乾燥が気になる人の場合は、肌の保水力を高めるセラミド配合の化粧品を使うのがオススメです。
セルフピーリングを自宅で利用した後は、化粧水の浸透が凄い!?
このように、美容成分が浸透しやすいピーリング後は、お肌の悩みに合った化粧水や美容液を使うのに一番適したタイミングです。
なお、ピーリング後は、肌がいつもより敏感になっているので、保湿については、いつも以上にシッカリと行いましょう。
ピーリング後のアフターケアの注意点
ピーリング直後のスキンケアによるアフターケアは、非常に有用ですが、ピーリング後には適さない化粧品があります。
ピーリング後は、肌が敏感になっているので、肌への刺激が強い化粧品の使用は控えましょう。化粧品の刺激によって肌荒れやニキビが出来る可能性もあります。
また、剥がすタイプのパックやスクラブ洗顔などのスキンケアも肌への刺激が強いので使わないほうがいいです。
特に保湿は入念に行う必要がある
ピーリング後の保湿の重要性については、以前にも紹介しています。また、他のページでも何度も紹介しています。
何度、紹介しても良いぐらい重要な事なので、ここでもピーリング後の保湿の重要性について紹介しておきます。
自宅で行うセルフピーリングの場合は、美容皮膚科やエステで使われているモノよりも刺激が弱く安全性が高いのですが、自分で勝手な判断をして利用するケースもあり注意が必要です。
セルフピーリングは焦って使わない!
実際に、「早く綺麗になりたい」、「もっとツルツルなお肌になりたい」と思い、必要以上に古い角質を取り過ぎている可能性もあります。
必要以上に古い角質を取り除いてしまうと、お肌のバリア機能が正しく働かなくなり、乾燥が激しくなります。
実際に、ピーリング中に古い角質を取り過ぎたかは、素人には判断が出来ません。ピーリング後に肌の異変を感じて気付くことが出来るぐらいです。
美肌へは保湿が基本
その為、自宅でのセルフピーリング後は、いつも以上に、化粧水や美容液でお肌への栄養や水分を与えつつ、キチンと保湿を行いましょう。
もちろん、毎日、キチンと保湿が出来ている人なら、特に問題はありません。ただし、美肌を目指す人なら、いつも以上にピーリング後の保湿は大切にする必要があります。重要なポイントなので、再度、説明させてもらいました。
使用頻度による注意点
セルフピーリングは、お肌の表面を削ったり、溶かしたりして剥がしています。その為、他の化粧品よりも慎重に使う必要があります。
自宅で行うセルフピーリングは、購入した商品によって、使用頻度が決められています。まずは、それを守りましょう。
※参考になるページ
⇒ ピーリングの効果的な頻度・周期とは?肌トラブルを防いで美肌になる方法
パッケージに書かれている使用頻度は目安
ただし、商品に記されているピーリングの使用頻度はあくまでも目安です。自分にとって最適な日数は、使ってみて確かめるしかありません。
使ってみて、むき卵肌でプルプルで問題がない場合や肌が乾燥したり、敏感肌になったなどの状況をみて使うしかありません。
ピーリングは、無理して使うようなモノではないので、例えば、寝不足や生理中など、お肌の状態が悪い時は、肌への悪影響になる事もあるので、使用しないようにしましょう。
自分に合ったタイミングで自宅でセルフピーリングは行う
週に1回、セルフピーリングを自宅で行うと決めたからと言って、無理やり行う必要はありません。状態に合わせて使えば良いです。
無理に使うとお肌の状態が悪くなり、肌荒れやニキビなどの肌トラブルの原因になることもあります。その為、ピーリングはお肌の状態が良いときにいましょう。お肌の状態が良いときにピーリングを行った方が、美肌効果も期待できます。
セルフピーリングを自宅で使うのに適したタイミング
セルフピーリングを自宅で行うと良いのは、肌が硬くなっているように感じたり、くろずんでいたり、ゴワゴワになっているような時です。
基本的に、本来、垢として既に剥がれ落ちているべき皮膚が、古い角質として肌に残っているモノを取り除くのがピーリングです。あなたにとって良いタイミングでピーリングを行いましょう。
また、周期といった視点で見た場合には、月経が終了した日から1週間以内にピーリングを行うと効果的だと言っている人もいます。
その他の注意点
ここでは、自宅のセルフピーリングを行うときの注意点として下記の3点を紹介します。
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【その他の注意点】
- 洗顔のし過ぎ、強い洗浄力のクレンジングとの併用は注意
- 妊娠中や授乳中は行わない
- ピーリングの種類による注意点
洗顔のし過ぎ、強い洗浄力のクレンジングとの併用は注意
洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使っている人で、特に、ゴシゴシと洗っている人の場合には、普段のクレンジングや洗顔で、既に古い角質が十分に取り除かれている場合があります。
既に古い角質がない人の場合は、セルフピーリングを自宅で行う必要はありません。もしも、自宅でセルフピーリングを行ったりすると、逆に乾燥肌や敏感肌などの肌トラブルを引き起こす可能性が高まるので注意が必要です。
妊娠中や授乳中は行わない
妊娠中や授乳中というのは、体内のホルモンバランスが崩れやすい時期です。その為、お肌も非常にデリケートな状態になっています。この為、不必要な刺激は避けた方が良いので、ピーリングは行わないのがお勧めです。
美容外科やクリニックなど、専門で行っているところでは、妊娠中や授乳中でもピーリングを行ってくれるところもありますが、無理はしないのがオススメです。
どうしても妊娠中や授乳中にピーリングを行いたい場合は、専門医に相談すると良いでしょう。
ピーリングの種類による注意点
自宅で出来るセルフピーリングにもいくつか種類があります。具体的には、「ザラザラした細かい粒子を使うスクラブ系」、「拭き取りタイプ」、「AHAなどのフルーツ酸系」などです。
ザラザラした細かい粒子を使うスクラブ系ピーリングの注意点
スクラブというのは、ザラザラとして細かい粒子によって皮膚の表面を削って古い角質を取り除くピーリングです。ある意味、やすりで削っているようなモノです。
このように、細かい粒子を使って、肌の表面を削る場合には、肌への刺激が強いため、肌に色素沈着などのトラブルを招く可能性があります。
特に顔に使う場合は注意が必要です。スクラブ系は、私は顔には使わないようにしたいと思っているピーリングの方法です。使うとしたら足のカカトですね。
拭き取りタイプのピーリング
コットンで拭き取るタイプのピーリングは、コットンで顔を擦る時に肌に刺激を与えてしまいます。
この為、スクラブ系のピーリングと同じように色素沈着などのトラブルが起こる可能性があるので注意が必要です。
AHAなどのフルーツ酸系のピーリングの注意点
AHAなどのフルーツ酸系のピーリングは、リンゴやサトウキビ、パイナップルなどの天然成分から出来ている酸性の溶液を使って肌を溶かす方法です。
スクラブ系や拭き取りタイプのように、肌への物理的な刺激がない分、お肌に優しいです。また、フルーツ酸の効果で、肌がふっくらとさせてくれる効果も期待できます。
この為、AHAなどのフルーツ酸系のピーリングは、肌につけてから、しばらくは放置して、自然に角質が溶けるのを待つ必要があります。
キチンと洗い流す事が大切
AHAなどのフルーツ酸系のピーリングの注意点は、使用した後にキチンと洗い流すことです。肌を溶かす成分が入っているので、洗い残しは無いようにしましょう。
自宅でのセルフピーリング後は、ビタミンC誘導体やセラミドなどの美容成分が浸透しやすくなります。その為、ピーリングだけを考えずに、セルフピーリング後のスキンケアも含めて考えて美肌を目指すと良いです。
現在、人気があり主流になっているのは、AHAのフルーツ酸を使ったピーリングです。保湿成分や美容成分など、色々とお肌にも良い成分も配合されているモノが沢山販売されています。
まとめ
自宅でセルフピーリングを行うことで、お肌を綺麗にして、美肌を目指すことが出来ます。しかし、古い角質を取り除き、肌を薄くしているだけに危険性もあります。
ここで紹介した注意点は、ピーリングを使っての美肌を手に入れる為に非常に大切なポイントです。綺麗な、むき卵肌になったと思ったら、翌日にはニキビや肌荒れなどが起こらないためにも参考にしてもらえればと思います。
本来は、ピーリング商品に、このような事を詳しく記載しておく必要があると思います。しかし、ドラッグストアなどで販売されている、パッケージの裏のみに説明が書いているモノは、ここまでの内容を記載するのは不可能です。
その為、ピーリングで肌のトラブルを起こして悩む人が出ないことを祈って、私が自分のために調べた時に得た知識をこのページにまとめさせてもらいました。あなたが自分で自宅でセルフピーリングを行うときに参考にしてもらえればと思います。