「ピーリングジェルは効果なし」と思う人に参考になる情報を紹介します。ピーリング剤は、今ではドラッグストアなどでも普通に購入できます。ピーリングを行えば、何でもお肌がプルプルに綺麗になると思っている人もいるかもしれませんね。
しかし、ドラッグストアや通信販売で気軽に買えるピーリングというのは、使って効果が実感できる人というのも限られています。
具体的にピーリングの効果が期待できる人や症状については、「ピーリングの効果」のページで紹介しています。
ここでは、どのような人がピーリングを行っても効果が期待できないのか?と言った点を紹介します。
ピーリングで効果が出来ない場合
ピーリングの基本的な効果というのは、肌の表面の古い角質を取り除く効果です。この為、古い角質に付いているシミやくすみはピーリングで薄くなる効果が期待できます。
また、古い角質を取り除いて皮膚が薄くなるので、化粧水や美容液などの浸透もよくなるので、化粧水や美容液の効果でお肌の潤いが増す効果が二次的に期待できます。
この為、このような古い角質が関係していない症状の場合には、ピーリングを使っても「効果なし」と言うことになります。
具体的なピーリングの効果が期待できないケース
- ほうれい線やクッキリとできたシワ
- 血行不良が原因の目の下のクマ、くすみ
- 乾燥肌、乾燥が原因の脂性
- ホルモンバランスによるニキビ
- 妊娠中など女性ホルモンの影響で出来た肝斑(かんぱん)
- 雀斑(そばかす)
ほうれい線やクッキリとできたシワ
ほうれい線やクッキリと深く出来てしまったシワの場合には、肌の奥の真皮という部分も関係しているシワです。この為、ピーリングで皮膚の表面を削っても改善は見込めません。もちろん、多少、シワがましに見えると言った事は期待できるかもしれません。
ほうれい線やクッキリと出来たシワを改善したい場合には、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどのお肌の潤いを与える成分に注目するべきです。
血行不良が原因の目の下のクマ、くすみ
目の下に出来た青いクマ、または、急にできたクスミというのは、血行不良が原因である場合が多いです。
このように血行不良が原因の目の下のクマやくすみは、ピーリングでは改善しません。血行を促進するマッサージなどをすると改善が見込めます。
乾燥肌、乾燥が原因の脂性
お肌が乾燥している人の場合は、ピーリングを行うと、お肌に必要な皮脂を、さらに取り除いてしまうので、さらに乾燥が激しくなる可能性が高いです。ピーリングを行うのではなく、保湿をシッカリと行う事を心がけましょう。
脂性だと思っている人でも、実は、乾燥が激しいために、肌が乾燥から守るために皮脂の分泌を過剰に行っているケースもあります。この為、脂性の人も一度、保湿を試してみるのもオススメです。
ホルモンバランスによるニキビ
生理前のニキビや乾燥が原因のニキビの場合は、ピーリングでは改善しません。
乾燥が原因で出来ているニキビに対して、ピーリングを使うと、乾燥から肌を守ろうとしている皮脂を剥がしてしまうので、肌の乾燥が激しくなり、ニキビが増える原因になります。
生理前の女性に出来たニキビの原因は、女性ホルモンの変動が原因です。この為、ピーリングは関係ありません。
ホルモンバランスを整える為にも睡眠を十分にとったり、半身浴をしたり、脂っこい食事を控えて野菜や魚中心の和食にするなど、生活習慣を整えるのがオススメです。
妊娠中など女性ホルモンの影響で出来た肝斑(かんぱん)
妊娠中の女性ホルモンが原因で出来た肝斑は、ホルモンバランスが原因なので、ピーリングでの改善は期待できません。
妊娠中の場合には、かかりつけの医師に相談するのがオススメです。肝斑は、医師による診断で、内服薬やレーザー治療などの治療方法もあります。
雀斑(そばかす)
雀斑(そばかす)は、遺伝的な要因であるケースが大きいです。この為、基本的にピーリングの効果による改善は見込めません。
ただし、雀斑が紫外線の影響で濃くなっている場合には、ピーリングで多少、色が薄くなることはあります。
まとめ
ピーリングとは、皮膚の表面の古い角質を取り除く事です。この為、上記で紹介したように、ホルモンバランスや乾燥、血行不良など、古い角質が関係ない場合には、ピーリングの効果は期待できません。
逆に、ピーリングを行うことで、お肌の乾燥が激しくなり、症状が悪化する可能性もあるので注意が必要です。以上のように、ピーリングジェルは効果なしと思う人に参考になる情報を紹介しました。