正しいピーリングの方法、やり方で、ホームピーリングを行うと、むき卵肌のような綺麗なモチモチ肌が目指せます。しかし、ピーリング化粧品を危険性が高い使い方をした場合は、肌荒れやヒリヒリ、赤み、ニキビが増えたなどの症状に悩まされるケースもあります。
ここでは、自宅でホームピーリングを行う場合に正しいピーリングのやり方、方法を紹介しています。うっかりやりがちな間違った、危険性が高いピーリングの使い方をしていないかチェックして、正しいピーリングの使い方をマスターして、モチモチむき卵肌を目指しましょう。
色々な種類のピーリング、どれを選ぶべきか?
自宅でピーリングを行う場合には、肌を削ったり、溶かしたりするという意味では、
- ピーリング石鹸
- ピーリングジェル
- スクラブ
- ゴマージュ
- クリームタイプのピーリング
- 拭き取りタイプ
といったように色々な種類があります。
基本的に、ピーリングを自宅で行う場合には、ピーリングジェルやピーリングクリームで洗い流すタイプ、ゴマージュやスクラブのように、粒々で擦り取るようなタイプと色々とあります。
基本的には洗い流すだけのタイプが一番、肌には優しいと言われていますが、実際は、使用されている薬剤と肌との相性なども考えると、どれが一番いいかは難しいところです。
この為、ピーリング剤選びは、基本的には、「お肌に優しく」を意識して作られているかをチェックして選ぶと良いです。ここでは選び方は割愛します。
正しいピーリングのやり方・方法とは?
ピーリングの方法は、正しいやり方を知っている人というのは少ないと思います。実際に、ドラッグストアや通販ショップで売られているピーリング化粧品には、正しい使い方が解説された冊子などは付いていません。
パッケージの裏に書いてある使用頻度や簡単な使い方程度しか掲載されていません。詳しく正しいピーリングの方法、危険性のあるピーリングのやり方などは掲載されていないのが一般的です。そこで、ここでは、正しいピーリングのやり方、方法を紹介するので参考にしてください。
ピーリング正しいやり方の手順・方法
- 皮脂や汗が出多いTゾーンからピーリングを行う
- 肌が弱いUゾーンは優しく
- よく洗います
- ピーリング後の保湿は必須
といった手順になります。
ここでは、ピーリングジェルやピーリングクリームを例に説明します。ピーリング石鹸、スクラブなどを使う人でも参考になると思います。
1.皮脂や汗が出多いTゾーンからピーリングを行う
はじめにピーリング剤をのせるのは、額や鼻などのTゾーンです。Tゾーンは、皮脂や汗などが多く出る部分で、顔の中では比較的に強い部分です。まずは、Tゾーンにピーリング剤を載せて軽くマッサージするようになじませます。
ピーリング剤を使うときは、基本的には乾いている状態の方が効果が強いです。濡れている状態でも使えるピーリング剤はありますが、乾いている方が効果が強く出ます。
2.肌が弱いUゾーンは優しく
Tゾーンの後は、Uゾーンです。頬からアゴにかけてです。Tゾーンと比べると皮膚が弱いので、より優しくピーリングを使うのがポイントです。
目元などは、顔の中でも特に皮膚が薄く弱い部分です。ピーリングジェルによっては使用を控えるように注意書きがあるケースもあります。もしも、どうしても使いたい場合は、中指や人差し指で優しく行いましょう。
3.よく洗います
ピーリングを行った後は、ぬるま湯でよく洗い流します。ピーリング剤によっては、酸性の薬剤が入っている場合があります。酸性の薬剤は、顔の皮膚を溶かすタイプのピーリングです。
洗い残しがあると、肌荒れの原因になる可能性があるので、しっかりと洗うのがポイントです。また、洗った後は、タオルで水分を拭き取りますが、この時もタオルで顔を擦ってはいけません。
ピーリング後は、皮膚の表面が剥がれて、薄くなっているので、タオルで擦るような刺激も要注意です。シミやくすみ、シワなどの原因になる可能性もあります。
4.ピーリング後の保湿は必須
ピーリング後の肌は、通常よりも皮膚が薄くなっているので、乾燥しやすい状態になっています。肌が薄くなり活性化して、数日で、肌はシッカリしてくるケースが多いですが、それまでは、セラミド配合の保湿美容液などをタップリとつけて、意識的に潤いを保つ必要があります。
以上のように、正しいピーリングのやり方、方法というのは、顔の皮膚が強い部分からピーリング剤をのせて、弱い部分を後にします。その後、シッカリと洗った後に、保湿を行う事で、ピーリング後の肌荒れや赤み、ニキビなどを予防しつつ、美肌を目指すことが出来ます。
危険性があるピーリングのやり方・方法
正しいピーリングの方法の手順では、Tゾーンをはじめに行って、Uゾーンに移ります。この順番にも訳けがあります。
いきなりUゾーンにピーリング剤を載せる駄目な理由とは?
顔は、額、鼻、頬、アゴなど、場所によって皮膚の薄さが違います。例えば、Uゾーンというのは、皮膚が薄い部分です。特に目元というのは皮膚が薄いので敏感な部分です。この為、出来るだけピーリング剤をのせておく時間を短くします。
この為、正しいピーリングのやり方を行う場合は、目元やUゾーンというのは後回しにして、肌の強いTゾーンからピーリングを行います。
もしも、ピーリング剤を肌の弱いUゾーンから載せてTゾーンに行くと、肌の薄い部分にピーリングの効果が長く続くことになるので、肌荒れやニキビ、赤みの原因になる可能性が高くなる危険性が増します。
ピーリング中の注意点
ピーリングの危険性は、肌の表面を削り過ぎる、溶かし過ぎる点です。その為、ピーリングを行う場合は、
- 時間をかけすぎない
- チカラを入れすぎない
というのが大切になります。
時間をかけすぎたり、チカラを入れすぎると、肌荒れや乾燥肌、ヒリヒリとした赤み、ニキビなどが出来る原因になるので注意が必要です。
時間をかけすぎない
ピーリングを丁寧にやりたいと思い、時間をかけ過ぎると、肌にピーリング剤が長く乗ることになるので、皮膚への刺激が長時間続くことになります。また、場合によっては、皮膚が薄くなりすぎて乾燥しやすくなります。
このように、必要以上にピーリングに時間をかけすぎると、肌への刺激が強くなりすぎて、ヒリヒリと赤みがでたり、肌荒れ、ニキビ、乾燥肌になりやすくなるので注意が必要です。
チカラを入れすぎない
また、シッカリと古い角質を取り除きたいからと言って、チカラを入れてピーリング剤を使うのも注意が必要です。
特に、擦るタイプのピーリング剤の場合には、必要以上に肌が削られて、薄くなるので、肌荒れやニキビ、赤み、ヒリヒリなど肌トラブルを起こす原因になります。
肌の状態が悪い時は正しいピーリングの方法、やり方で注意しても危険!
寝不足や生理前、病気がち、肌が乾燥する、肌荒れを起こしているなど、何かしら肌の状態が悪い時は、ピーリングを行ってはいけません。肌のコンディションが悪い時にピーリングをすると、肌が敏感になり、乾燥肌やニキビ、肌荒れ、赤みなどが起き、肌の状態が悪化する危険性もあります。
お肌の状態が悪い時は、ピーリングによって、肌トラブルが起こしやすい状態なのでピーリングは厳禁です。
薬剤が強すぎると感じる場合!敏感肌の人の応用編
敏感肌の人というのは、あまりピーリングを行うのはオススメできません。また、ピーリング剤の薬剤が強すぎると感じる場合も使わないのがオススメです。もっと、あなたに合うピーリング化粧品を探すのがオススメです。
しかし、購入したピーリング化粧品をどうしても使いたい場合には、ピーリングによる刺激を弱める方法もあります。
ピーリングの刺激を弱める方法としては、
- 肌が濡れている状態で使う
- 水などで薄めてから使う
- 肌にのせる時間を短くする
といった方法が利用できます。
ピーリング剤は、肌が乾いている状態の方が効果がシッカリと出ます。濡れていると、ピーリング剤と肌の間に水がある分、刺激が弱くなります。
また、使用するピーリング剤を少なくして、水などで薄めることで、ピーリングの刺激を緩やかにすることもできます。この他に、単純にピーリング剤を肌にのせる時間を短くすれば、肌への刺激も少なくて済みます。
どうしてもピーリングを行いたいが、刺激が強すぎる場合には、このような方法を使えば刺激を弱めることが出来ます。危険性はない訳ではないので、ご自分で判断して注意して実践してください。
正しいピーリングのやり方・方法でもヒリヒリする事がある
ピーリング剤の種類にもよりますが、ピーリング剤が肌にのっている時にヒリヒリするのは普通にあります。これは、皮膚が解けているので、効果が出ている証拠です。
ただし、あまりにもヒリヒリする度合いが強い場合や赤みが出てきた場合などは使用をやめましょう。
軽くヒリヒリするのは普通の事なので、それが肌に異常をきたしている訳ではない点は知っておく必要があると思います。
まとめ
自宅でホームピーリングを行う場合は、赤みや強いヒリヒリ感、肌荒れが起こったら使用を中止しましょう。また、ピーリング後の保湿をシッカリと行うことで、ピーリング後の肌荒れやニキビが増えるのを予防することもできます。
そして、ピーリングを行った後は、皮膚が薄くなっているので、紫外線の影響を受けやすくなっています。出来れば夜に行い、翌日もシッカリと紫外線対策を行いましょう。
このように正しいピーリングのやり方を参考に、安全性の高いピーリングの方法を実践すれば、ヒリヒリとして赤みや肌荒れ、ニキビが出来る危険性を低くしつつ、モチモチのむき卵肌を目指すことが出来ます。