肌の乾燥が気になる人は、特に乾燥が気になる冬は、乳液やクリームで保湿するだけではなく、保湿力の高い化粧水を選ぶのも1つの方法です。
特に、保湿力が高い成分が含まれている化粧水を利用することで、肌の潤いを保つことが出来ます。ここでは、保湿力の高い化粧水を選ぶ場合に、どのような成分が入っている化粧水を選ぶと良いのか?を紹介します。
また、高保湿化粧水を選ぶ場合に、保湿だけではなく、より肌を綺麗にする効果が期待できる成分についても紹介します。保湿をしつつ美肌を目指せる保湿力の高い化粧水を選ぶときに参考になると思います。
保湿力の高い成分とは!?
保湿力の高い化粧水とは、乾燥肌の人でも肌の乾燥を予防すると効果が期待できるものだと思います。
その為、冬の寒く乾燥する時期でも肌が乾燥してカサついたりしないように、シッカリと保湿が出来る成分を紹介します。
高保湿化粧水に配合されている成分は、「セラミド」です。セラミドは、保湿効果が高いので、多少、化粧水でも高めの価格設定になっています。しかし、その分、効果はシッカリと期待できます。
セラミドとは?
セラミドという成分は、皮膚の表面にある角質層の細胞と細胞の隙間を埋めている角質細胞間脂質の一種です。
このセラミドが減ると肌は乾燥します。もしも、肌にあるセラミドを失ってしまったとすると、なんと、角質層の水分量は80%も減るともいえ荒れています。
セラミドの特徴
セラミドの特徴としては、その保湿力の強さです。もしも、湿度がゼロになったとしてもガッチリと水分を抱え込んで蒸発させません。さらに、気温がマイナス20度になってもセラミドは凍りません。
この為、寒い冬で、いくら大気が乾燥したとしてもお肌の水分を逃さずに潤いを保つことができます。この為、セラミドは、最強の保湿成分とも言われています。
その他の定番の保湿成分
化粧水で取りたい保湿成分として定番なのが、「ヒアルロン酸」と「コラーゲン」です。
ヒアルロン酸とは?
ヒアルロン酸は、人間の肌に元々ある成分です。ヒアルロン酸のある位置は、肌の少し奥の真皮にある成分です。ゼリー状になっており、200倍~600倍の水分を溜めることが出来るので、定番の保湿成分です。
コラーゲンとは?
コラーゲンも人間の皮膚の少し奥の真皮部分にあります。肌内部でのコラーゲンの働きは、皮膚の弾力を保つ為の働きをしています。ただし、化粧品でコラーゲンを肌に塗っても肌の奥までは浸透しません。その為、コラーゲンを化粧品で肌につけると保湿成分として働きます。
ヒアルロン酸やコラーゲンは、セラミドと比較すると保湿成分の強さとしては弱いです。
保湿力の高い化粧水を選ぶ場合には!?
保湿力の高い化粧水を選ぶ場合には、上記で紹介したような保湿成分が配合されている化粧水を選択する事になりますが、シッカリと保湿をしたい場合には、「セラミド」配合の化粧水がオススメです。
従来の化粧水、美容液、乳液、クリームでの保湿はどうか!?
保湿をする場合には、化粧水で水分を補い、美容液で栄養を与えて、乳液やクリームでフタをして保湿をするといった方法が一般的だと思います。
私も保湿と言えば、乳液やクリームの脂分でフタをする方法だと思っていました。しかし、現実的に、脂分の入った乳液やクリームを使って蓋としてもどうしても水分は隙間から漏れて蒸発してしまうというのが現状でした。
そこで、セラミドが配合されている化粧品を使うことで、肌自体が、水分を挟み込んで維持するようにするのが、シッカリと肌の乾燥を予防しつつ、保湿できると言う訳です。
化粧水は保湿だけではない!?
化粧水を使う場合には、保湿だけを目的にしている人は少ないと思います。そこで、保湿以外の効果で、肌を綺麗にする為に、取っておきたい成分があります。
それが、ビタミンC誘導体です。ビタミンCは、昔から定番の美容成分です。ただし、ビタミンCは、肌へ浸透しない事でも有名でした。そこで、肌に浸透することが出来るようビタミンCを誘導体にしたビタミンC誘導体が開発されました。
化粧水で取りたいビタミンC誘導体とは!?
保湿成分も大切ですが、美肌を目指す人なら、化粧水選びは、お肌を綺麗にする成分も必要です。そのような美肌を目指す為にオススメな成分がビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体は、肌内部のコラーゲンの合成に必要な成分で、美白効果や皮脂の分泌を抑制する効果などがあり、ハリのある白い肌を目指す人には人気の成分です。
ビタミンC誘導体は、水溶性なので、クリームや乳液よりも化粧水に配合した方が安定します。この為、ビタミンC誘導体入りの化粧水を選ぶのが良いです。
ただし、ビタミンC誘導体は、肌を乾燥させる作用もあるので、乾燥肌や敏感肌の人は使うのがつらい場合があります。そのような場合は、ビタミンC誘導体の代わりにナイアシンやレチノールが配合されているモノを選ぶと良いです。
ビタミンC誘導体で期待できる効果
ビタミンC誘導体で期待できる効果は、肌のハリ、シミ、小じわ、乾燥、毛穴の開きなどに効果が期待できます。
このようにビタミンC誘導体は、エイジングケア化粧品として、加齢とともに気になる肌トラブルにも効果が期待できます。
さらに浸透性がアップした高機能のビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は、肌への浸透が優れていますが、さらに、シッカリとビタミンC誘導体の効果を得る為には、イオン導入を行う必要があります。
しかし、イオン導入を行うと、専用の機械が必要になり、時間もかかるので面倒です。
そこで、近年、色々な化粧品メーカーが開発しているのが、従来のビタミンC誘導体と比べるとイオン導入しなくても、さらに浸透力が強いビタミンC誘導体です。
色々とあるビタミンC誘導体の中でも「APIS」というビタミンC誘導体の場合には、ビタミンC誘導体の問題点であった、ツッパリ感や刺激が少なく、イオン導入でないと、なかなか届かなかった角質層の肌の深い部分まで浸透させることが出来る化粧水も出ています。
APISを含む化粧水は、セラミドやヒアルロン酸も配合されているので、保湿をシッカリと行いつつ、ビタミンC誘導体で、シミ、小じわ、乾燥、毛穴の開きなどのエイジングケアも行えます。
肌の状態によっては化粧水がムダになっているかも!?
保湿力の高い化粧水を選ぶ場合には、最強の保湿力と言われている「セラミド」が配合されている化粧水が、最も高保湿化粧水と言え、安心して使えます。
ただし、セラミドが配合されており、保湿力が強いだけの化粧水ではもったいないです。最低限、浸透力が強いビタミンC誘導体が入っている化粧水を使いたいものです。
ただし、お肌のターンオーバーが遅くなっている場合には、皮膚の表面が分厚く、硬くなっているので、ビタミンC誘導体などの美容成分が十分に浸透できません。そのような場合には、ピーリングを行い古い角質を取り除いてから、化粧水を付けることで、化粧水の効果が、より発揮できます。
加齢によって、お肌のターンオーバーが遅くなり、肌が硬くなったり、分厚くなっている場合には、ピーリングも検討する必要があります。
まとめ
保湿力の高い化粧水を使う場合には、ビタミンC誘導体など、肌を元気にする成分も同時に配合されているモノが、乾燥を防ぎつつ、美肌を目指せるのでオススメです。
そのうえで、保湿力の高い化粧水の効果を高める為に、肌の状態に合わせてピーリングを利用することで、高保湿化粧水の効果がより実感しやすくなります。