L-テアニンには、健康面でも効果が期待できると言われています。L-テアニンの基本的な効果は、リラックス効果です。
L-テアニンを飲むことで、脳内にてα波がでてリラックスすることで、結果的に健康面での改善効果も期待できます。
具体的には、L-テアニンによる健康面への期待できる効果としては、
- 血行がよくなる
- 冷え性の改善
- 免疫力のアップ
- 高血圧の予防(血圧降下作用)
- 月経前症候群(PMS)の症状軽減や予防
- 更年期障害の症状対策や予防
上記のように、L-テアニンをとることで、脳がリラックスすることで、様々な健康への効果が期待できるようです。
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L-テアニンの健康面に関して期待できる効果をまとめて紹介しています。
下記の目次から気になる項目にジャンプしてチェックしてね!
血行がよくなる・血流改善
L-テアニンを摂取することで、脳の興奮がしずめられて、脳内にα波がでることでリラックスすることが証明されています。
リラックスすることで、身体の緊張がほぐれることで血流が改善する効果が期待できます。
L-テアニンは、血流を良くする効果ではなく、リラックス効果で緊張がゆるむことで、血流改善効果が期待できるので、ストレスや緊張することが多く、血流が悪いと感じている人には、リラックスすることで血流を改善する効果が期待できるかもしれません。
冷え性の改善
冷え性になる原因は、末梢血管の血行障害だと言われています。末梢血管は、自律神経の影響を受けています。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経が優位になると末梢血管が収縮して血流が悪くなります。
※交感神経は、
交感神経が優位になると、精神的に興奮したり、緊張、運動する、ストレスを感じるなど、もしかの時に動けるようにする神経です。
もしも、外から猛獣に襲われたら、瞬時に動く必要があります。その為、交感神経が優位になると、筋肉をすぐ動けるように、筋肉が緊張状態にして血流が制限されている状態です。
もしも、ストレスがたまっている場合には、交感神経が優位になり、筋肉が緊張している状態が続くので、末梢血管に血液が十分に送れないので冷え性になる可能性があります。
L-テアニンで体をリラックスさせて冷え性対策
L-テアニンを摂取すると、交感神経が抑制されます。交感神経が抑制されることで、副交感神経が有利になり、血管が拡張することで、末梢血管まで血行がよくなることで、血流が改善するので、冷え性の改善や予防効果が期待できます。
※副交感神経とは?
副交感神経とは、心もリラックスさせることで、昼間の活動によって疲れた身体を回復させる神経です。
体を回復させるので、体の筋肉の緊張がゆるみ血流を良くして、疲労やダメージの修復が行われます。
L-テアニンの交感神経を抑制する効果で、副交感神経が優位になる事で、体がリラックスして、末梢血管への血流が良くなることで、冷え性の改善効果が期待できます。
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免疫力のアップ
L-テアニンは、リラックス効果や睡眠の改善など精神的作用が有名な栄養成分ですが、免疫力のアップ効果が、理論上、臨床的にも明らかになっています。
L-テアニンへの免疫力アップの効果としては、「免疫アップの材料」「免疫細胞の活性化」「免疫が働きやすい環境を整える」といった3つがポイントとなります。
L-テアニンは免疫アップの材料
L-テアニンは、免疫細胞のデルタT細胞を構成しているエチルアミンという物質を作るのに必要な材料です。もしも、L-テアニンが不足すると、免疫細胞が十分い作れずに、免疫力が落ちる可能性があります。
この為、L-テアニンは、免疫細胞の材料の1つになっているので、不足しないことで免疫細胞が順調に作られて、免疫力が機能しやすくなるといえます。
免疫細胞を活性化させるL-テアニン
さらに、L-テアニンは、ガンマ・デルタT細胞という免疫細胞を活性化させる働きがあることが分かっています。
免疫が働きやすい環境を整える
L-テアニンは、自律神経の乱れを調整し、精神的に安定化させて、余計な交感神経の働きを抑制することで、免疫作用を高めることで、病気に対する免疫力のアップ効果が期待できます。
上記の通り、L-テアニンは、免疫細胞の材料、免疫を活性化させる、免疫が働きやすいように体調を整えるといった感じで、直接的、間接的に免疫力を向上させる効果が期待できます。
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高血圧の予防(血圧降下作用)
L-テアニンは、身体をリラックスさせる効果が証明されています。また、緊張すると優位になる交感神経の働きを抑えて、リラックスすると優位になる副交感神経を活発にする効果が期待できます。
副交感神経が優位になって、リラックスすると全身の筋肉がゆるみます。すると、血管もゆるむので、血圧を下げる効果によって、高血圧の予防、改善作用が期待できます。
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月経前症候群(PMS)の症状軽減や予防
L-テアニンを摂取することによって、月経前症候群(PMS)の症状が軽減する効果が期待できます。
実際に、L-テアニンの摂取を実験的に行った女性は、約70%の人が「PMSが軽くなった、改善した」という答えがでているようです。
具体的に月経前症候群(PMS)へのL-テアニンの効果は、
- PMSが消えた:61%
- 軽くなった:5%
- 変化なし:24%
- 悪化した:10%
以上の通り、L-テアニンは、月経前症候群(PMS)の症状で悩む人が摂取してみる価値があると思える結果が出ています。
※PMS(月経前症候群)とは?
月経前症候群(PMS)とは、排卵後のホルモンバランスの変化によって、イライラ、憂鬱、不安感、疲れやすくなる、集中力の低下、肩こり、貧血、目まいなどの不調を起こす症状のことです。
月経が始まると同時にこれらの症状は治まるのが一般的ですが、まだ、はっきりとした原因は分かっていません。
実際に、月経前症候群(PMS)の症状は、200以上あるともいわれ、女性によって様々な不調の症状があらわれるようです。
ある実験では、月経前症候群(PMS)の自覚症状があるある20~40歳代の女性に、排卵日から月経開始日までの約2週間、L-テアニンを1日200mg摂取させたところ、症状が改善したという結果も出ています。
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更年期障害の症状対策や予防
L-テアニンは、更年期障害の症状に効果が期待できると言われています。
ある実験では、更年期障害の症状がある13人の女性に3ヶ月間、L-テアニンを飲んでもらった結果、更年期症状が改善されたと感じている人がいます。
※更年期障害とは?
更年期障害とは、女性の場合は、閉経を迎える前後の期間、卵巣機能が衰えはじめ、女性ホルモンの分泌が減少するタイミングに起こる、顔がほてる、動悸、多汗、むくみ、頭痛、冷えなどの様々な不調をいいます。
実際に、どのような症状が起こるかは人によって違います。
この閉経後の女性ホルモンのバランスの変化による更年期障害に対しては、L-テアニンを摂取することで効果があると言われています。
男性の更年期障害にも効果的!?
更年期といえば女性といったイメージがありますが、最近では50代の男性が「男性更年期障害」を発症する人もでてきています。
男性更年期障害は、ストレス等イライラするなどの症状があらわれますが、これは、男性ホルモンの減少が原因だと言われています。
テアニンを摂取することで、男性更年期障害のイライラを軽減する効果が期待できます。
テアニンは、神経細胞の過剰な興奮を抑える働きがあるので、日常的に、イライラする事で、男性ホルモンの分泌が妨げられるのを防ぎ、男性更年期障害の予防、改善に役立つとみられています。
まとめ
L-テアニンを摂取することで、心身をリラックスさせる効果が期待できます。
このL-テアニンのリラックス効果によって、
- 血流を良くする
- 冷え性の改善
- 免疫力のアップ
- 高血圧の予防(血圧降下作用)
- 月経前症候群(PMS)の症状軽減
- 更年期障害の症状対策
もしも、上記で紹介したような、身体的、健康面で不調を感じている場合には、L-テアニンを生活に取り入れることによって、症状の軽減、予防、改善などの効果が期待できます。