12月14日(再放送:12月20日)のガッテン!は、「インフル・肺炎・がんに効く 世界で発見!驚異のネギパワーSP」です。
ネギと言えば、昔から風邪に効くと言われる栄養効果が期待できる食べ物で有名です。今回のガッテンでは、このネギが、風邪だけでなく、肺炎やインフルエンザ、ガンお予防に効果が期待できることが判明!?
これは、新たなネギの健康成分が見つかったことで判明しました。
- 司会:立川志の輔さん
- アナウンサー:小野文恵さん
※今回のゲスト
- 久本雅美さん(順レギュラー)
- 宮本亜門さん
- はるな愛さん
※語り
- 山寺宏一さん
今回のガッテンは、新たに見つかったネギの健康成分による効果効能が紹介されます。さらに、最新のレシピも紹介されるので、ネギを美味しく食べて健康になることができます。
特に、毎年のように冬になると猛威をふるうインフルエンザ予防の効果も期待できるので必見ですね!
「冬に体調を崩しやすい人は、必見!?」
今回のガッテン!では、ネギの栄養効果から、美味しく健康になれるレシピを学ぶことができますよ!
今回のガッテンの見どころは!?
ネギが、「インフルエンザ対策・予防」に、本当に効果があるのか?
ガッテンが、最初に向かったのは中国です。中国では、「新型肺炎SARS」が流行した時期に、感染者を1人も出さなかった村があります。
そのインフルエンザの感染者を1人も出さなかったのが「ネギの里」です。
この村にあるネギの特徴は、超巨大な点です。このネギを使った驚きの食べ方が明らかになります。
京都のネギ農家の免疫アップのレシピ
中国以外にも、日本国内でもネギを食べて健康になるレシピがあります。
それが、京都にあるネギ農家の「免疫力が超アップする新成分レシピ」です。
このように、中国や日本のネギ料理から、世界一、ネギ愛を持つウェールズの激ウマなネギチーズなど、様々なネギのレシピが紹介されます。
効果抜群のネギの保存方法
今回のガッテン!では、効果抜群のネギの保存方法も紹介されます。健康効果が期待できるネギを、さらに、効果抜群になる保存方法を知って、ネギを美味しく食べて、健康になりましょう!
ガッテンでは、今回は、上記のような事が学べます。
今回のガッテンの「ネギ」放送内容を紹介!
今回のガッテンの「ネギ」の特集です。
ガッテンの中では
- 香りパワー
- 免疫超UP!
- 世界極上料理
- ハイパー保存法
- 幻のネギを求めて
それぞれの項目を順番に紹介します。
ネギの「香りパワー」とは!?
ネギの香りに、風邪を寄せ付けないパワーがあります。国立科学博物館にある約300年前の1709年、江戸時代中期に書かれた農学書の「大和本草」には、植物の薬効について書かれています。
この中に、ネギには、「急死した人間に7~8寸のネギを、男は左、女は右の鼻の穴にネギを入れると、鼻血が出てよみがえる」といった秘められたパワーがあることが「大和本草」に記載されています。
ガッテンでのネギの香りの検証
ガッテンでは、ネギの香りの検証として、40年間、ネギ類の研究を行ってきたネギ博士といわれる日本大学名誉教授の有賀豊彦さんに協力してもらいました。
ネギの香りの実験では、刻んだネギを香りを嗅いだところ、サーモグラフィーで3分後の体温が上がっていることが分かりました。
有賀豊彦教授によると、香りは、化学的な刺激で、ネギの香りによって血管が拡張してくるという見解でした。
ネギの香りは何か?
ネギを切ると出てくる香りは、ネギを切った時に、酵素の反応で、「アリシン」という刺激がある香りが生まれます。
このアリシンが空中に飛び出して、鼻に入ると血管を拡張させて、血流が良くして、体の抵抗力を高める効果があると言われています。
「ネギの臭いを嗅いだ時」と「食べた時」の体温の上がり方の違い
ネギの臭いを嗅ぐことで体温が上がることが分かりました。では、食べた場合はどうかも確認しました。
すると、ネギを食べても体温は上がりました。ただし、臭いを嗅いだ方が、食べたときよりも体温の上昇が大きくなりました。
ネギの臭いの原因のアリシンは、空気の6倍も重たいです。この為、ネギを食べても、ネギの香りは口から入って行かないので香りを嗅いだ方が効果があるようです。
ネギを首に巻くと風邪が治る理由とは!?
昔から、風邪をひいたら、ネギを手ぬぐいでくるんで、首に巻くと風邪が治ると言われています。
これは迷信だと思われがちですが、「ネギの香りが血流をアップさせて風邪を治していた」のではないかと言われています。
ポイントは、ネギを刻むことで、ネギの臭いを沢山だして、シッカリと臭いをかぐことです。
風邪予防のネギ入りの首巻の作り方
まずは、白ネギに切り込みを入れます。ポイントは、細かく、ネギを刻むことです。細かくネギを刻むことで、香り成分のアリシンがたくさん生まれて、効果がアップします。
ネギの汁で、肌が荒れないように、手ぬぐいやタオルでシッカリとくるみます。これを首に巻いて寝れば良いだけです。
もしも、ネギの香りが強い場合は、表面をちょっと加熱すれば香りはやわらぎます。特に、風邪の引き始めに試すと良いです。
中国国内でSARS(サーズ)の影響を受けなかったネギの里
2003年に世界中に広がった新型肺炎ともいわれる「SARS」は、高熱と呼吸困難を起こす恐ろしい感染症です。
中国で発祥し、アジア全域に広がったSARS(サーズ)ですが、中国国内でほとんど被害を受けなかった町がありました。
そのSARS(サーズ)の被害を受けなかったのが、ネギの里と言われている「山東省の章丘」です。
山東省の章丘とは?
中国の山東省の章丘では、いたるところにネギがある中国有数のネギの産地です。特にこの地域のネギは、日本のものと比べると、とても長くて大きいのが特徴です。
郊外には、広いネギ畑があり、東京ドーム1490個分の7000ヘクタールのネギ畑が広がっています。
2000年以上前から、大きなネギを作り続けているようです。
ネギは健康を守っているのか?
ネギは、本当に健康を守っているのか?山東省の章丘の地元の医師に確認すると、SARS(サーズ)が流行したときに、ネギを食べているこの地方は、患者がとても少なく、特に章丘では、患者が一人も出なかったという実績があります。
まわりの地域では数百人の被害が出たSARS(サーズ)ですが、山東省での被害者は1名、そして章丘では0人というのは、スゴイですね。
章丘の地元の医師によると、ネギが体の抵抗力を上げてくれたと考えています。
章丘の人のネギの香りの活用方法とは!?
章丘の知恵袋のおばあちゃんによると、ネギを生で食べていました。ネギを生で食べることで、香り成分の「アリシン」は、全て口の中で生まれるので、香りを逃すことなく取り込むことができます。
アリシンは、加熱すると生まれてこないので、生でネギを食べると血流と抵抗力アップに最高です。
ネギをすり潰して使う
章丘の人は、ネギを食べる以外にも、すり潰したネギを布にくるんで、台所の油汚れなどを落とすお掃除に使っています。
台所の拭き掃除にネギを洗剤として使い、部屋中にネギの臭いが漂うのが、体の免疫力を良くするのによく、この生活がSARS(サーズ)を寄せ付けなかったのではないかと言われています。
ネギで「免疫超UP!」
次は、日本人が発見した、新健康成分についてです。ネギにはすごい成分があり、肺炎やガンなどの予防にもつながる凄い発見です。
このガンの凄い成分は、料理の仕方によって、シッカリと摂れたり、摂れなかったりします。
ネギからある成分を抽出して、人間や動物に与えたところ、免疫をつかさどるIgA抗体がアップし、免疫マクロファージが活性化、ナチュラルキラー細胞が超元気にになることが、化学的に実証されました。
ネギで免疫がアップする仕組みとは?
肺炎やインフルエンザ、肝炎の原因になるのは、細菌やウイルスです。細菌やウイルスが口の中に入ってくると、唾液に含まれている「IgA抗体」がやってきてウイルスや細菌をとりかこんでやっつけます。ネギパワーがあると、この「IgA抗体」がいつもより多く出てきて、ウイルスや細菌に感染しにくくなります。
血液中に細菌やウイルスが入り込んだ時は、「マクロファージ」がやっつけます。この時にネギを摂ることで、マクロファージがパワーアップして細菌やウイルスを食べて撃退します。
体内に出来た癌細胞など、体内で発生した異常な細胞を発見すると、ナチュラルキラー細胞が発見して攻撃してやっつけます。ネギを食べることで、ナチュラルキラー細胞もパワーアップして癌細胞などをよりやっつけやすくなります。
どれくらい免疫アップするのか?
上記の様に、唾液内の「IgA抗体」、血液中の「マクロファージ」、「ナチュラルキラー細胞」が活発に活動すると免疫力がアップします。この免疫力のアップの為には、ネギをある食べ方をするのがポイントです。
具体的に、ネギをある食べ方をすると、
- IgA抗体の働き:1.5倍
- マクロファージの働き:5倍
- ナチュラルキラー細胞の働き:3~4倍
この為、より効果的なネギの食べ方が大切になります。
免疫アップの為のネギの食べ方とは!?
ネギを根元でポッキっと折って、ネギの中から出てくるネギのヌルッとした粘液を摂ることで、免疫系を活性化する作用があることが分かりました。
このネギの粘液は、ネギの青いとこにあるのが分かっています。ネギの青いところと白いところの境いを折って、ネギの中にあるヌルという粘液を飲むと免疫がアプします。
スーパーで売っているネギには、ヌルが無い、と思われがちですが、実は、乾燥しているだけでシッカリとついています。この為、免疫力アップの為には、ネギの青い部分をシッカリと食べるのがポイントです。
ヌルは、加熱しても、冷凍しても失われることが無いので、どんな料理方法でも取れます。
世界極上料理
次は、具体的に、ネギの青い部分を美味しく食べる方法の紹介です。
ネギの青い固い部分を美味しく食べる料理方法とは!?
世界中から探してきた、ネギの固い部分だからこそ美味しく食べれる方法です。そこで今回、取り上げられたのがイギリスのウェールズです。
ウェールズのネギは太くて大きいです。ウェールズでは、ネギは国民的な食べ物です。ウェールズのある農園では、1日に10トンものネギが出荷されています。
ウェールズでは、ネギのマークが硬貨に浸かったり、国旗の色にも使われています。そして、戦争でネギを身につけたことで、勝利したことで、今ではネギが国のシンボルにもなっています。
白ネギの青い部分の調理方法とは!?
ウェールズで見つけた、白ネギの青い部分の美味しい調理方法がガッテンの番組内で紹介されました。
ネギをカボチャやポテトと煮込んだカウル、ネギパイ、ウェルシュレアビットというネギトーストなどがウェールズで食べられているネギ料理です。
その中でも、ネギの硬くて青い部分でも食べやすいウェルシュレアビットというネギトーストの作り方が紹介されました。
この他にも「ネギ巻き」「青ネギ味噌」「青ネギマヨネーズ」などの他のネギの調理方法が紹介されました。
ウェルシュレアビット(ネギトースト)の作り方・レシピ
ウェルシュレアビットというネギトーストの作り方、レシピを紹介します。
まずは、ネギを細かくスライスします。これをシナっとするまで、バターで炒めて、小麦粉を入れてシッカリ炒めます。次に、ダマにならないようにや牛乳を3回に分けて加えます。最後に弱火にしてチーズを投入して混ぜて、最後に調味料を入れると出来上がです。これをパンに塗ってトーストで焼けばウェルシュレアビットの出来上がりです。
■材料
食パン:3枚
ネギ:200g
バター:10g
小麦粉:大さじ1
牛乳:100ml
ピザ用チーズ:100g
こしょう:少々
塩:小さじ1/4
ネギ巻きの調理方法
「ネギ巻き」というのは、中国の山東省の章丘のシェフが教えてくれた白ネギの真ん中をくりぬいて、ひき肉を詰めてあげて作る料理です。
この料理を青ネギの部分で作ったのが、青ネギの肉巻の「ネギ巻き」です。ネギの青い部分の中の空いている部分に肉を詰めてあげれば出来上がりです。
■材料
ネギの青い部分:3本分
粗みじんの白ネギ:50g
豚ひき肉:100g
揚げ油:適量
塩:小さじ:1/2
こしょう:少々
■衣用の粉
小麦粉:大さじ4
片栗粉:大さじ2
水:大さじ10
ネギの青い部分を4センチ程度の長さで切ります。次に白ネギをみじん切りにして、ひき肉など、他の材料も全部袋に入れて混ぜ合わせます。
袋の先を切って、絞って、青ネギの中に引き肉などの具材を入れます。
その後は、衣をつけて、180℃の油で3~5分程度、カラッと揚げるだけです。
青ネギ味噌
次は、青ネギ味噌です。青森県南部町では、白ネギの青い部分のみを使って「青ネギ味噌」を作ります。
まずは、ネギの青い部分を細かく刻みます。それをすり潰して、同量のネギと混ぜて出来上がりです。
白ネギを使った時よりも、ネギの青い部分は、食べたときのシャキシャキ感が強くなります。
鍋料理を食べる時の薬味として使われていました。
■材料
ネギの青い部分
味噌:ネギと同じ量
青ネギマヨネーズ
まずは、ネギの青い部分を細かく刻みます。お酢(大さじ1)と卵黄(1個)を加えて、フードプロセッサにかけます。
さらに、サラダ油を3回に分けて少しずつ加えて、塩(小さじ1)、こしょう(少々)の調味料で味を調えます。
この青ネギマヨネーズは、スルメをつけても美味しいし、スープや鍋に入れて食べても美味しい、万能です。番組内では、牡蠣フライに青ネギマヨネーズをつけて食べると、タルタルソースみたいに美味しいみたいです。
■材料
ネギの青い部分:100g
卵黄:1個
酢:大さじ1
サラダ油:大さじ6
塩:小さじ1
こしょう:少々
ハイパワー保存法
ネギを長く美味しく食べるための、ベストな保存方法を紹介します。50カ所以上のネギに関するプロに相談して、多くのネギ農家が実践している方法が分かりました。
一番いいのは、土がついた状態の掘ったままのネギを、通気性の良い米袋に入れて、涼しいところに置くのが良いようです。これだと、ひと冬は持つようです。
ただし、これは、一般の家庭ではできません。
一般の家庭でできるネギの保存方法とは!?
ガッテンでは色々なネギの保存方法を試しています。
具体的に試した方法は、
- 新聞紙にくるんで部屋の涼しいところに縦に置く
- 新聞紙にくるんで野菜室で横に置く
- 2つに切って新聞紙にくるんでチルド室に置く
ネギは、横に寝かせておくと、起き上がろうと立ち上がろうとして上に向いて上がってくる性質があります。上にあがってくると、エネルギーを使うので、ネギの鮮度が悪くなるようです。
どの保存方法が一番いいのか?
縦置きのネギは、最初は良かったおですが、実査に、ガッテンで調査すると「チルド室」に入れるのが一番、鮮度が保てました。
チルド室にネギを入れると、寒さで、ネギ自身の呼吸を減らし、エネルギーの消費を抑えるので、結果してい水分量の減少を抑えることができます。
チルド室にネギを入れるメリット
チルド室にネギを入れると、嬉しいことがももう一つあります。
新潟県十日町市にある農協では、氷温庫と言われる-0.8度の寒い環境で3日間、置いてから出荷しています。
ネギが死なないが、生きていく為には辛い環境に置くことで、甘み成分が14.2% → 17.2%にアップするからです。
ガッテンが、チルド室にネギを保存すると、7.5% → 8.5%と、1割ほど、甘みが増していました。
なぜ、ネギが甘くなるのか?
寒い環境にネギを置くことで、ネギは、凍りたくないという防御反応を起こします。その為、寒くなるとネギは、体内に糖を増やします。
糖があると、それだけ凍りにくくなります。この為、チルド質にネギを保存することで、甘みが増します。
幻のネギを求めて
ガッテンの最後は、ネギのルーツの探索です。今回、ガッテンがネギ発祥の地として、モンゴルに向かいました。
まずは、モンゴルのネギに詳しい専門家を訪問して情報収集していますが、幻のネギは、遠くからでも臭いで分かり、数千年、姿を変えていないとのことです。
この幻のネギは、首都のウランバートルから南に600キロの山岳地帯にあります。
幻のネギの「アリウムアルタイクム」とは?
ネギのご先祖様とは、「アリウムアルタイクム」という植物です。
見た目は、すでに枯れているような色ですが、根っこを掘ってみると根っこが生きており、アリシンは、ネギの10倍ぐらいあるようです。
ちなみに、今回のガッテンの撮影は、特別な許可を得て撮影しているとのことです。
ネギを使った健康法・レシピの動画の紹介
ここでは、ネギを使った健康法やレシピなどの動画を紹介します。
【健康法】マクロビで風邪対策!のどが痛いときはネギ湿布
喉が痛い時は、ネギ湿布が良いと効きますが、実際に、ネギ湿布は、どのようにすると作ることができるのか?そんな、ネギ湿布の作り方を紹介した動画です。
【健康法】【検証】ネギを首に巻いて寝たら風邪は治るのか?
風邪を引いたら試してみましょう。ネギを首に巻いたら、本当に風は治るのか?実践した人の動画です。
【健康法】風邪の症状改善を助ける 生姜・ニンニク・ネギ・梅干し|陳推拿学園
風邪のひきはじめ、治りかけの時に、症状の改善効果が期待できる食材の紹介です。
【レシピ】セロリとネギのシャキシャキサラダのレシピを公開
簡単に作れる、ネギとセロリのキャキシャキサラダの作り方のレシピです。
【レシピ】旨味たっぷり♪ネギ味噌の作り方
手軽に、美味しくネギを食べるなら、ネギ味噌です。ネギ味噌を作って、冷蔵庫に保存しておけば、ご飯のお供に、いつでも手軽にネギを食べることができます。
【レシピ】神様の料理!小学生でもできるソーセージネギあっさりレシピ!!!
小学生でも簡単に作れるネギ料理のレシピです。
一般的に言われているネギの効果とは?
ここでは、一般的にネットで言われているネギの効果について紹介します。
長ネギの成分の栄養とは?
長ネギの栄養効果としては、どのような成分が効果的なのかを紹介します。
長ネギに含まれている栄養成分としては、
- 硫化アリル
- ネギオール
- ビタミンA(カトリン)
- ビタミンC
- アリシン
以上のような栄養成分が長ネギの健康効果の元になります。
硫化アリルの効果とは?
硫化アリルとは、長ネギの独特のニオイの元になっています。この硫化アリルは、長ネギだけではなく、ニンニクや玉ねぎにも含まれている成分です。
この硫化アリルの効果、効能は、ビタミンB1の吸収率を高める点です。
ネギオールの効果とは?
ネギに含まれるネギオールは、抗菌、抗ウイルス作用があります。
ビタミンA(カロテンン)の効果とは?
ビタミンAは、目の健康維持や皮膚や粘膜の免疫力の向上、抗酸化作用などの効果が期待できます。
ちなみに、ビタミンAは、長ネギの青い部分に多く含まれています。長ネギの白い部分を食べてもビタミンAは摂取できないので注意が必要です。
ビタミンCの効果とは?
ビタミンCは、白血球の働きを強化することで免疫力をアップして、風邪やウイルスなどから体を守る効果が期待できます。
また、ビタミンCは、抗酸化物質としても有名で老化防止やガン予防などのアンチエイジング効果が期待できます。
この他にもコラーゲンの生成を促進することで、歯茎や血管、骨、筋肉などを強くすることで、美容、健康効果も期待できます。
アリシンの効果とは?
ネギのニオイには、アリシンという成分が含まれています。アリシンは、疲労の原因物質である乳酸を分解する作用があります。
アリシンは、乳酸を分解する事で、疲労回復効果、血行を良くして身体を温める働きがあります。
アリシンは、ネギの白い部分に多く含まれています。
長ネギは、風邪に効果があるのか?
ネギといえば、風邪に効果があると言われています。
なぜ、風邪に効果があるのか?と言うと、ネギには、身体を温める効果があるからです。
この為、風邪を引いたときは、
- ネギの白い部分を細く切る
- 味噌を少々、入れる
- しょうがをすりおろす
すると、身体を内側から暖めて「発汗効果」で「熱を下げる」といった効果が期待できます。
ネギで、のどの痛み対策
喉が痛い時は、長ネギを縦割りにします。そして、火でネギをあぶって柔らかくします。
この柔らかくなったネギを喉に当てて、湿布にすると、軽い喉の痛みやセキを止める効果が期待できます。
ネギの鼻づまり対策
ネギは、風邪による鼻づまり対策にも使うことができます。
鼻が詰まり、息苦しくなると、夜、なかなか眠れなくなったり、仕事や勉強の能率が下がってしまいます。そんな時に、ネギを活用すると良いです。
ネギのしぼい部分を縦割りにしてフライパンであぶり柔らかくします。柔らかくなったネギを小鼻や鼻の付け根に当てておくと、鼻の通りが良くなります。
長ネギの肩こり改善効果
長ネギには、肩こりの改善効果があると言われています。これは、毎日のように長ネギを食べることで「こり」を改善する効果が期待できます。
長ネギに含まれる硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を良くする働きがあります。ビタミンB1の球種がよくなることで、エネルギーの代謝が良くなることで、筋肉のこりをほぐす効果が期待できます。
長ネギの老化防止・美容効果
長ネギに含まれるセレンという成分は、体内の過酸化脂肪を抑える作用があります。この長ネギに含まれるセレンの効果で、老化の防止やシミ対策などのお肌の美容効果も期待できます。
ただし、長ネギに含まれるセレンは、微量なので、毎日、継続して食べ続けるなど工夫が必要だと思います。
体温を温める効果
ネギは、身体を温めることで、風邪の改善効果があると言われています。このように体温を上げる効果は、全身の血流を良くする効果が期待できます。
この為、ネギを毎日のように食べて、体温を上げておくことで、体質改善の効果も期待できます。
胃腸の働きを活発にする
ネギは、胃腸の働きを活発にする作用があると言われています。また、ネギを食べることで胃腸が弱い人でも食欲増進の効果も期待できます。
ネギの安眠効果
ネギは、玉ねぎと同様に、神経を鎮める作用があります。この為、寝付けない人は、ネギを刻んで枕元に置いておくだけで安眠効果が期待できます。
「しもやけ」の治りを早める
長ネギの煎じ汁は、しもやけの幹部に塗りこむといった使い方もあります。
お風呂に入れて薬湯にする
ネギの煎じ汁と塩を、お風呂の湯に入れることで、いつもよりも身体が温まり、湯冷めしにくくなります。
ネギを食事でとる時のポイント
ネギを料理で使うときに、より栄養が摂れるようにポイントを紹介します。
調理前に調理するようにする
ネギは、スーパーなどでも切った状態で売られていることがあります。しかし、ネギは切ってしまうと栄養価が下がってしまいます。
この為、ネギは、調理前に切って使う方が、栄養価が高くなるとれる可能性がアップします。
出来るだけ加熱しない
ネギに含まれるビタミンCなどの成分は、火に弱く、加熱することで失われるので、出来るだけ火を通さないようにすると良いです。
もしも、火を通して加熱する場合は、油を使うことで、カロテンなどの栄養成分の吸収を良くする頃が出来ます。
長時間、水にさらさない
ビタミンCのような水溶性の栄養成分やアリシンは、水に溶けます。特に、アリシンは、水に長時間つけておくと減ってしまう性質があります。
この為、出来るだけ水にさらさないようにする方が栄養が摂りやすくなります。
ネギで効果的に身体を温める方法とは!?
風邪対策など、身体を温める効果があるネギですが、食事にネギを使う場合には、ネギだけに頼らずに、ネギと相性の良い食材をうまく組み合わせるのがポイントです。
具体的には、ネギと相性が良いのは、ショウガです。ショウガも体を温める作用があるので、相性が良いです。
例えば、ネギを入れた味噌汁に、ショウガを少しすりおろすだけでも、より身体を温める効果が期待できます。
体を温める食べ物としては、ゴボウ、ニンジン、レンコン、玉ねぎ、山芋、味噌、醤油などがあります。これらをネギと一緒に入れた味噌汁が、体を温めるのに効果的です。
まとめ
ネギは、身体を温める効果によって、風邪への効果が期待できる点は有名です。体を温める以外にもネギには、色々な健康効果が期待できます。
さらに、今回、ガッテン!によって、よりインフルエンザやガン、肺炎などへの効果も期待できることが分かりました。
寒い、冬には、ネギを活用した料理を日々食べることで、病気知らずで、元気で健康に過ごしましょう。