しわ対策=顔の乾燥対策」だと思っていませんか?シワを消す為には、肌の乾燥対策だけでは不十分です。

顔に出来るシワにも色々と種類があり

  • ちりめんジワ(小じわ)
  • 目元のシワ
  • 表情しわ
  • ほうれい線
  • 真皮じわ
  • 鼻の横しわ
  • 頬のたるみシワ(ゴルゴ線)
  • 眉間の縦シワ
  • 額の横しわ
  • 口角下のたるみシワ(マリオネットライン)

 
などのように様々です。

これらのシワの種類によって、シワができる原因が違うので、シワを消す為の改善方法も違います。
目次を紹介する女性と↓のイラスト

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シワ対策は、しわの種類によって違う

顔に出来るシワだけでも色々な種類があり、種類によってしわ対策も違ってきます。特に深いしわは、「真皮じわ」と言われ、皮膚の奥まで出来ているシワなので保湿だけでは消すことが出来ません。

顔の乾燥対策で消すことが出来るのは、皮膚の表面だけいに浅く出来ている小じわの場合は、保湿でも改善が期待できます。

深いしわと浅いしわの見分け方

真皮じわと言われる深いシワと浅いシワの見極め方は簡単です。皮膚の表面のみで出来ている小じわは、お風呂に入り、湿気の多いところに行くと自然と無くなります。お風呂上りに消えているのが小じわです。

これに対して、「真皮じわ」と言われる皮膚の奥まで到達している深いしわの場合には、お風呂に入っても消すことが出来ません。その為、風呂上りに残っているのが真皮じわです。

深いしわの場合は、保湿だけでは消すことが出来ないので、深いシワに効く化粧品を選んで改善する必要があります。また、シワで悩む人の多くは、深いしわ対策が必要なケースが多いです。

保湿で消すことが出来る小じわの種類とは?

顔に出来るシワの種類を分類すると

  • 目元のシワ
  • ちりめんジワ(小じわ)
  • 表情ジワ
  • 真皮じわ
  • ほうれい線
  • 鼻の横シワ
  • 口角下のたるみシワ(マリオネットライン)
  • 眉間の縦シワ
  • 頬のたるみシワ(ゴルゴ線)
  • 額の横しわ

 
と言ったように色々なシワがあります。
 
この中で、顔の乾燥対策を行うために保湿でしわ対策が出来るのは、「目元のシワ」、「ちりめんジワ」と言ったようなごく薄いシワのみです。

特に女性が深刻に悩むシワというのは、ちりめんジワや目元のシワよりも皮膚の奥まで関係している深いしわの場合が多いです。

皮膚の奥まで関係している深いしわを消す為には、保湿以外にも深いシワに効く化粧品や食事、運動などを行う必要があります。

保湿だけで深いしわ(真皮ジワ)が改善しない理由とは?

深いしわ(真皮ジワ)が出来る原因とその対処方法を理解する為には、まずは皮膚の構造を理解する必要があります。
 
顔の乾燥対策やしわ対策のために深いしわが出来る説明に使う図 
上記の図を見ると分かりますが、皮膚は、「表皮」、「真皮」、「皮下組織」と層になっています。深いしわの「真皮ジワ」というのは、皮膚の表面の表皮を通り越して、さらに奥の真皮が関係しています。
 
真皮部分の線維芽細胞、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの構造を説明する図
 
真皮には、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、線維芽細胞があります。女性が気にする深いしわは、この真皮の部分のコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少した事によって出来るのが原因です。

だから、顔の乾燥対策として保湿をしても、真皮じわのような深いシワを改善して消すことが期待できません。

深いシワ(真皮ジワ)が出来る原因とは?

真皮の部分には、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸、線維芽細胞があります。コラーゲンは、網目状になっています。この網目状のコラーゲンをつないでいるのがエラスチンです。

コラーゲンとエラスチンは、網カゴのような構造で肌のハリを保っています。そこに、ヒアルロン酸が入ることによって、お肌の潤いを保っています。

線維芽細胞は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生み出す細胞です。この為、加齢によって線維芽細胞の能力が衰えると、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンの量が減ったり、変性することで、肌のハリや潤いが失われます。

このように深いシワ(真皮ジワ)が出来るのは、エラスチン、コラーゲン、ヒアルロン酸が関係しているので、顔の乾燥対策として保湿をしても、しわ対策に改善が見込めません。

真皮ジワの深いしわ対策のオススメな方法

真皮ジワと言われる深いしわ対策を行う場合は、顔の乾燥対策で行う保湿では改善は見込めません。

その為、深いシワに効く化粧品としてオススメなのが皮膚内部のコラーゲン量を増やす化粧品です。

肌内部(真皮)のコラーゲン量を増やす方法にはどうする?

真皮部分のコラーゲンを増やしたい場合には、どのような方法が効果的か考えてみました。
 
具体的には、

  • コラーゲン入りの化粧品の利用
  • コラーゲンドリンクを飲む
  • コラーゲンを増やす成分を化粧品で補う

 
といった3つの方法になります。この3つの方法を紹介します。

コラーゲン入りの化粧品は効果があるのか?

コラーゲンが入っている化粧品は人気がある化粧品の1つです。例えば、コラーゲンをクリームなどで肌に塗ると、皮膚内部のコラーゲン量が増えると思われがちです。

しかし、実際に肌にコラーゲンを塗っても、コラーゲンは分子サイズが大きいので皮膚の奥までは到達できません。

また、化粧品の多くは魚由来のコラーゲンを使っています。その為、肌の奥まで浸透させることが出来ても一時的にコラーゲンが増えても、自分の体のモノではないので定着することはありません。

化粧品に入っているコラーゲンは、皮膚表面の角質層部分の水分保持力をアップする作用があるので、保湿効果としては有効です。この為、皮膚の表面が保湿されるので、潤った感じはしますが、深いしわを消す為には不十分です。

コラーゲンドリンクは効果あるのか?

コラーゲンが足りないのが原因でシワが出来るのなら、コラーゲンドリンクを飲めばいいと思いませんか?実際にコラーゲンドリンクやサプリメントを飲むことで、肌の潤いやハリが出たという人もいるようです。

しかし、コラーゲンドリンクやコラーゲンサプリメント、または、すっぽんや鶏肉などのコラーゲン成分が多い食品を沢山食べたとしても、コラーゲンは、胃や腸で消化されてアミノ酸になってから体内に吸収されます。

その後、アミノ酸は、皮膚、筋肉、脂肪、骨などを作るために使われます。この為、コラーゲンサプリメントやコラーゲンドリンクを飲んでも、全てが肌のシワや潤いのために使われる訳ではないので、しわ対策としては非効率です。

コラーゲンを増やす成分を化粧品で補う

深いしわを改善して消す為には、肌内部にあるコラーゲンやエラスチンを生成する能力をアップするのがオススメです。

肌内部の真皮部分では、線維芽細胞が、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作ります。この線維芽細胞の働きは、加齢とともに衰えます。その為、加齢が原因のシワを改善して消す為には、線維芽細胞の働きを良くするのがオススメです。

線維芽細胞の働きを良くする為に効果が期待できる成分が

  • ビタミンC誘導体
  • レチノール(ビタミンA)
  • ナイアシン(ビタミンB3)

といった成分です。この成分のどれか1つが入っている化粧品が深いシワに効く化粧品と言えます。

ビタミンC誘導体、レチノール(ビタミンA)、ナイアシン(ビタミンB3)のどれかを含む化粧品を利用すると真皮まで到達して、線維芽細胞の働きを活性化させます。

線維芽細胞が活性化することで、肌内部の真皮部分のエラスチン、ヒアルロン酸、コラーゲンを増やすことが出来るので、肌のハリや弾力がでて、深いしわの改善が期待できます。

なお、ビタミンC誘導体やナイアシン、レチノールは、どれか1つを使えば効果が期待できます。それぞれの成分には特性があるので、使いやすいモノを選択すると良いです。

まとめ

浅いしわである「ちりめんジワ」、「目元のシワ」の小じわは、顔の乾燥対策として保湿を行うと改善が期待できます。

真皮じわと言われている「ほうれい線」、「額の横しわ」、「頬のたるみジワ(ゴルゴ線)」、「眉間の縦シワ」、「口角下のたるみジワ(マリオネットライン)」、「鼻の横ジワ」と言ったような深いしわの場合は、肌内部のコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンを増やす為にビタミンC誘導体、ナイアシン、レチノールのどれかが配合されている化粧品が深いシワに効く化粧品としてオススメです。

このように深いしわを改善して消す為には、顔の乾燥対策として保湿を行うよりも、ビタミンC誘導体、レチノール、ナイアシンの成分が配合されている深いシワに効く化粧品をしわ対策として利用するのがお勧めです。